JR東日本、大規模サイネージを上野・秋葉原・新宿駅に！　さまざまなコンテンツを体験可能

ASCII.jp / 2023年6月7日 19時15分

　JR東日本グループでは6月7日、「Beyond Stations構想」による新たな駅空間を上野駅、秋葉原駅、新宿駅に誕生させると発表した。

　大規模なサイネージと一体となった駅型ショールーミングスペースが2023年冬から順次誕生し、駅は「イマーシブなメディア空間」に生まれ変わる。

　具体的には、大規模なサイネージを設置し、サイネージの提供する魅力ある映像と連動したさまざまなコンテンツが体験可能な、駅ならではの「没入」できる空間を創出。

　リアルな空間において、デジタルと融合した、新たな発見・体験・交流の場を創出し、ヒトとヒトをつなぎ、多様なコミュニケーションを促進することで、駅の価値を増幅させていくとする。

　なお、整備するメディアは、東京都によるキャップ＆トレード制度などを活用し、CO2排出量を実質ゼロにした「ゼロカーボンメディア」として運用していくという。

　各駅の詳細については以下の通り。

上野駅

・上野駅広小路口駅前広場（2023年冬開業予定）　

　1932年に落成した2代目上野駅舎のファサードをそのままに、立体感のある映像放映も可能な大型曲面サイネージ（およそ50平方メートル）とイベントスペースを整備。さまざまな映像技術などを活用し、体験型メディアを楽しむ一体的な駅前広場に生まれ変わる。

・上野駅13番線「PLATFORM 13」（2024年春開業予定）

　列車が始発着する上野駅特有のホーム形状をそのままに、高架下の重厚で細長い空間を活かしプロジェクターなどによる映像が表現できるおよそ100mの壁面を整備し、駅をご利用のユーザーに特別な体験を提供。

・秋葉原駅中央改札外（2024年春開業予定）

　大型サイネージと商業空間が一体となった駅型ショールーミングスペースが誕生。改札正面上部の大型サイネージと連動した商品の購入・新しいサービスの体験が可能なスペースを整備し、ユーザーと企業をつなぎ、駅での新たな発見や体験価値を提供。

・新宿駅南コンコース（2024年春改装予定）

　3つの特徴的なサイネージ整備と駅空間の改装により、イマーシブなメディア空間へと再構築。地域・沿線の旬な魅力発信にも取り組み、駅での新たな体験価値の創出とともに観光などの移動需要を喚起する。