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フルサイズ6030万画素の最高級コンパクトカメラ「ライカQ3」実機レビュー

ASCII.jp / 2023年6月26日 10時0分

感度別に撮影した写真の一部を拡大して比較。左上からISO3200・ISO6400・ISO12500・ISO25000・ISO50000・ISO100000。
ISO12500で撮影。少しノイズが目立ち始めるが、気になるほどではない。絞りF2.8・シャッタースピード1/160秒・ホワイトバランスオート・ノイズ処理低。
ISO25000で撮影。まだ解像感は保持されているので安心して常用できる。絞りF5.6・シャッタースピード1/80秒・ホワイトバランスオート・ノイズ処理低。
ISO50000で撮影。解像感の低下が目立つが拡大してみなければ許容はできる。絞りF5.6・シャッタースピード1/100秒・ホワイトバランスオート・ノイズ処理低。
ISO100000で撮影。RAWでみると輝度ムラがあるが、JPEGだと処理されている。絞りF2.8・シャッタースピード1/640秒・ホワイトバランスオート・ノイズ処理低。

像面位相差AFを新搭載 レンズシャッターの感触が快感

 AFは像面位相差AFに進化。レンズが広角単焦点なこともあり従来モデルでもAF速度に不満はなかったので違いを実感するほどではないが、街中でスナップでも迷いなくテキパキとピントを合わせてくれた。

 電源オンからの起動は1秒弱。高画素なので書き込みランプを見るとそれなりに時間はかかっているが単写で撮影している分にはレスポンスに不満を感じることはない。

 撮っていて気持ちいいのがメカシャッターの感触。レンズシャッターなので静かで上品な耳心地。メカシャッターの最高速は1/2000秒で、それ以上は電子シャッターになり最高1/1万6000秒になる。明るい屋外で絞り開放で撮影しようと思うと電子シャッターになりがちだが、メカシャッターを楽しみたいため、あえて絞って撮影することもあった。

 なおストロボのシンクロはスペックでは1/2000秒となっているが、これは純正ストロボ使用時で、スタジオ用のストロボなどでは1/200秒を超えると光量低下する場合がある。

 最近のカメラの派手なテクノロジーの進化(AI-AFとか連写とか)からするとノスタルジックに感じる部分もあるが、そのぶんシンプルに写真を撮ることを楽しめる。

 90万円超えという価格は決して安くはないが、レンズ込みと考えると純粋なライカ機としては実はお買い得だ。「いつかはライカ」と憧れている人は、モノとしての存在感、手触りから写りまで、絶好のカメラである。「ライカQ2」も併売されるようなので、合わせて注目なのだ。

 

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