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【格安スマホまとめ】ドコモ「irumo」はUQ/ワイモバ対抗の料金プラン OCN モバイル ONEは新規終了

ASCII.jp / 2023年6月25日 15時0分

 主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。ドコモのライトユーザー向けプラン「irumo」が発表。内容的にはUQ/ワイモバの対抗。一方で、OCN モバイル ONEは新規受付を終了する。

3GBで月880円を売りにしている「irumo」だが、これはあくまで固定回線のセットとdカードでの支払いによる割引適用時の料金だ

ドコモ「irumo」はUQ/ワイモバの対抗と考えると納得!? OCN モバイル ONE相当の料金は消滅 他MVNOの乗り換えも視野に

 先週の話題はなんと言っても、7月から開始されるドコモの新料金プラン、「irumo」(イルモ)と「eximo」(エクシモ)の発表。後者は「5Gギガライト」「5Gギガホ プレミア」の後継なので、本記事で取り上げるのはirumoとなる。

7月以降のドコモは3つのプランに集約される

 現在、NTTレゾナント(7月1日にNTTドコモに吸収合併予定)が提供する「OCN モバイル ONE」の新規受付は6月26日に終了するとあって(既存ユーザーはそのまま利用可能)、「irumo」はそのOCN モバイル ONEを引き継ぐ存在と見られることもあるが、実際のプラン内容を見るとそうではなく、UQ mobile/Y!mobileに対抗するための「ドコモの新料金」と見た方がいいだろう。

 irumoの詳しい内容は別記事も合わせて参照いただきたいが(「新プラン「irumo」のモヤモヤ スマホ担当の岡本さんに聞いた」)、割引無しで3GBで月2167円、6GBで月2827円、9GBで月3377円。ここに「dカードお支払い割」(月187円)、「ドコモ光セット割」「home 5Gセット割」(月1100円)の割引が加わることで、3GBが880円、6GBが1540円と前述のUQやワイモバと近い価格帯になる。

割引が無い状態では3GBが月2167円とMVNOの格安SIMとは大きな差がある。OCN モバイル ONEとは別物と考えるべきだろう

 ただし、UQが「auでんき」、UQとワイモバが家族割引も可能なのに対し、irumoは固定回線のセットのみ。また、通信量を使い切った後の速度は最大300kbpsと、それらの点はやや微妙か。また、「ネットワーク混雑時・大量通信時などに他の料金プランよりも先に通信速度の制限を実施する場合があります」という注意書きがあるのもやや気になる。

 月550円の0.5GBプランは、OCN モバイル ONEと近い内容だが、通信は4Gのみで速度は最大3Mbps。基本的に通話用のSIMと見れば、それも大きな問題では無いが、OCN モバイル ONEと異なり、無料通話分は無し(OCNでは最大10分相当分が含まれる)で、通話料は30秒あたり22円(同11円)、かけ放題オプションも1980円(同1430円)といずれも割高になっている。

通話料や通話定額オプションもOCN モバイル ONEとは差がある。880円のオプションはMVNOやサブブランドで一般的な1回10分までではなく、1回5分までだ

 そもそもirumoは、「カスタマーサポートなどドコモの高品質なサービスを低廉な料金で利用したいお客さま向けの料金プランです」と説明されていることからもわかるように、ドコモショップなどでの充実したサポートを求めるライトユーザーにとってのオトクなプランであり、そうしたサービスは不要と考えるタイプのユーザーには、(固定回線セット割が適用されない場合は)割高に感じても仕方ない部分がある。

irumoはあくまでドコモのサポートを必要とするユーザー向けの低価格プラン。そのサポートに魅力を感じないユーザーはOCN モバイル ONEを使い続けるか、別の選択肢を検討した方がよさそうだ

 前述のように、OCN モバイル ONEの既存ユーザーは引き続き利用できるが、今後のサービスのアップデートなどは期待薄だろう。シンプルでわかりやすく、しかも安価なモバイルサービスを求める場合は、ahamoに代表されるオンライン専用プラン、もしくは他社MVNOの格安SIMへの乗り換えも選択肢に入れることになりそうだ。

モトローラからメモリーが8GBに増量した 「moto g52j 5G Ⅱ」が登場 7月7日発売

 モトローラ・モビリティ・ジャパンは、SIMフリーのAndroidスマートフォンの新機種「moto g52j 5G Ⅱ」を発表。7月7日発売で、価格は4万800円。

moto g52j 5Gのメモリー増強版が登場。写真はパールホワイト

 moto g52j 5G Ⅱは、昨年6月にリリースされたミドルクラスの人気モデル「moto g52j 5G」のメモリーを8GBに増強したバージョンで(moto g52j 5Gは6GB)、それ以外のスペック、カラバリ(インクブラック、パールホワイトの2色)に変更点は無い。

 具体的には、120Hzリフレッシュレート対応の6.8型液晶(1080×2460)、Snapdragon 695 5G、128GBストレージ、5000万画素+800万画素(超広角)+200万画素(マクロ)カメラ(イン1300万画素)、5000mAhバッテリー、側面指紋センサー(+顔認証)、IP68の防水防塵、Android 11など。

 今年の新モデル「moto g53j 5G」は価格がお手頃になった代わりに、SoCや画面解像度、カメラ、防水などでスペックが抑えめになっているので(FeliCaは搭載)、価格と性能のバランスでどちらを選ぶか考えるといいだろう。

人気の音声通話付きSIMの料金表(税込)

※1:au網を用いたMVNOのサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある ※2:加入から7ヵ月無料のキャンペーンで通信量が増量される(以降、月550円) ※3:加入から1年無料のキャンペーンで通信量が増量される(2年目以降、月550円)

 

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