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愛犬家がドッグカメラ「ファーボ」をオススメするワケ

ASCII.jp / 2023年6月30日 19時0分

ドッグカメラFurbo360

 飼い主とワンちゃんがより快適に暮らせるように、便利ガジェットを中心に紹介していく本連載。1回目はペット用ドライヤー「Drybo Plus」を紹介しましたが、今回はドッグカメラの定番Furboの新モデル「Furbo ドッグカメラ 360°ビュー」をピックアップします!

飼い主さんの強い味方、ドッグカメラ「Furbo」

 愛犬が留守番中に何をしているのか? 気になる飼い主さんは多いですよね。そんな飼い主さんの強い味方が、留守中に外出先からでも室内の様子を確認できるネットワークカメラです。「Furbo」はワンちゃん用に開発された、愛犬家定番のドッグカメラ。最新のモデル「Furbo ドッグカメラ 360°ビュー」は2代目で、全方位を確認できるフルHD(1080p)の360度ビューカメラを搭載しているほか、自動追尾、暗視モードなどの新機能が備わりました。

 本体にワンちゃん用のおやつを入れておくため、本体サイズは高さが22.3cm、重さは760gと、ネットワークカメラとしては大きめのサイズですが、給水塔のようなかわいらしいデザインで、部屋のどこに置いてもさまになります。そして後述しますが、とにかくワンちゃん用に特化しているところが愛犬家に好まれる理由なんです。

ドッグカメラFurbo360
我が家ではFurboを、部屋が見渡せるリビングのテレビ下に設置した
上部の黒い部分がカメラで、本体中央にある丸い穴がおやつが出てくる発射口だ
ドッグカメラFurbo360
上部のフタを開けておやつを入れる

設定はスマートフォンで簡単にできる

 初期設定は簡単。スマホにFurboアプリをダウンロードし、使用するアカウントを作成したら、画面の手順に従って進めていくだけです。Bluetoothでスマホと接続したら、Wi-Fiなどの設定をしましょう。ご家族など複数人で使用する際は同じアカウントを共有する必要があり、同時にライブ映像が見られるのは2台までという制限などはあります。

 なお、映像の解像度やおやつの大きさの指定といった各種設定は「メニュー」項目にある「カメラ設定」から切り替えられます。ワンちゃんが吠えた際などに通知してくれる「ワンワン通知」機能の感度なども調整可能です。

ドッグカメラFurbo360
初期設定はFurboの電源を入れ、ランプが点滅したのを確認したら、スマホからBluetooth経由でFurboに接続。あとは画面の手順に従って通信環境を整えよう

ワンちゃんは飛び出すおやつで大喜び

 スマホに映し出されるモニター画面は見やすく、操作もシンプルでわかりやすいのが魅了です。左右の三角矢印を長押しすることでカメラを動かせるし、右上の「自動追尾」機能をオンにすれば、歩き回る愛犬を自動で追従もしてくれます。左下のカメラアイコンをタップすれば動画・写真の撮影ができ、右下のアイコンではマイクを使って愛犬に話しかけられます。そして、特徴的なのが中央下にある黄色い丸で動作する「飛び出すおやつ」機能。マイクで名前を呼ぶなどしたあと、おやつアイコンを上に向かってスワイプさせると、Furboに入れておいた犬のおやつが、実際にワンちゃんの前にポーンと飛び出す仕組みです。

ドッグカメラFurbo360
Furboアプリ経由で部屋見た場合。カメラが高画質になったおかげで、リビングの結構細かい部分まで見渡せるようになった

 この効果がかなり絶大で、留守中もおやつを投げれば愛犬はFurboのほうに飛んできてくれます。例えば、噛んではダメなものを夢中でかじっていたら、気をそらすためにおやつでコントロールする──といった使い方も可能です。

 ただ、Furboからおやつが出てくることを学んでしまうと、Furboにちょっかいを出し始める子もいるので注意です。我が家のるねちゃんはおやつの発射口を手で探ろうとして、何度もちょっかいを出していました。Furboには底面用3Mテープがあって揺れには耐えられる仕様ですが、ワンちゃんが諦めない場合に備えて、最初からちょっと手が届きにくい場所に設置してあげるとより安心ですね。

ドッグカメラFurbo360
「ここからおやつがでてくる!」とわかってしまい、Furbo本体からおやつを取り出そうとしている、るねちゃん
ドッグカメラFurbo360
Furboは常にるねちゃんのほうを向いて見守ってくれている

(次ページ:旧モデルとの画質の違いは?)

鮮明な映像で愛犬の様子がバッチリ!

 我が家では初代のモデルを使っていたのですが、新モデルを使ってみてとにかく驚いたのが画質の違いです。「留守中の様子を見るだけだし、初代のままでも充分使えるのでは?」と思っていたけれど、遠隔で様子を見たいからこそ高画質が安心ですね。

 暗がりでもよく見える暗視モニター(カメラ)もすばらしいです。留守中は電気をつけていくことがほとんどなので必要ないのですが、夜寝ているときに、るねちゃんがリビングに行って何かを動かしていることがあります。何かいたずらしてるのかな、と思ったときには、寝室からリビングの様子をサッと確認できるんです。しかも、思った以上によく見える! 愛犬の自動追尾機能も優秀で、「Furbo ドッグカメラ 360°ビュー」の性能のアップは、かなりのおすすめポイントです。

ドッグカメラFurbo360
初代と新型のFurbo画質比較(上が初代/下が新型)
ドッグカメラFurbo360
暗視モニターで真っ暗な状態の部屋を確認。かなりよく見える

外出先で安心できるのが最大の魅力

 留守中の姿が確認できるのは、とても安心ですよね。外出中に吠えれば、スマホの画面に通知が来て、タップすれば部屋の様子が映し出されるという、この「安心感」を得られるという点が本製品の最大の魅力でしょう。

 本体だけでも十分利用できますが「Furboドッグシッター(月額798円)」を追加すると、より細かい通知を受け取ることもできます。例えば、遠吠え通知、15秒のハイライト映像レコーディング機能、緊急ホーム通知、ガラス割れ通知、トイレ通知、電源ON/OFFスケジュール設定など。いつでも解約できる無料トライアルがあるので、より細かく記録したい人は試してみるといいでしょう。

ドッグカメラFurbo360
外出先で愛犬が吠えると「ワンワン通知」がスマホに届く。タップしてすぐにFurboの映像に切り替えよう
留守番中のるねちゃん。だいたいリビングのトビラの前で寝ている。姿が遠いときは4倍ズームで確認しよう

 ちなみに、るねちゃんは、留守番中、だいたいリビングのトビラの前で寝て家族の帰りを待っているのですが、そんな寂しそうな姿を見るたびに「早く帰ってあげなくちゃ!」と思うんですよね。もちろん、なるべく愛犬と一緒に過ごしてひとりにしない、というのは大事なのですが、ひとりにしてしまったときでも見守れる、声がかけられる、というのも犬との暮らしでは大事なことだと思います。

この記事を書いた人──荒井敏郎(toshiro arai)※写真後方

ASCII.jpで「TOKYO AUDIO STYLE」「ふぉんじょ」などの連載企画を担当。アイドル、Apple製品、VRなどにも精通している記者、編集者。株式会社ブリンドール 代表。YouTubeチャンネル「るねちゃんねる」運営中。

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