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7型120Hz対応&AMD「Ryzen 7 7840U」搭載ゲーム機型PCなどをOne-Netbook社が発表!TGSへの出展も

ASCII.jp / 2023年6月30日 10時0分

レザー素材を使った新しいウルトラモバイルPC(UMPC)「ONEMIX 5」(左)、新たなゲーム機型PCの「ONEXFLY」(右)

2023年の東京ゲームショウへ出展することも明らかに

 6月29日、テックワンは都内某所にてOne-Netbook社の新製品発表会を実施した。本発表会では、まずテックワンの代表取締役 山田拓郎氏が登壇し、その後One-Netbook社の社長 Jack Wang氏が登壇して、挨拶を行った。

新製品の概要説明を行なったテックワンの代表取締役 山田拓郎氏
新型コロナ感染症の影響で、近年は日本に来れていなかったが、ようやく日本に来れたとコメントしたJack Wang氏

 Jack Wang氏の挨拶後、山田氏から改めてONEXPLAYERのブランド説明と、新製品の概要説明が行われた。ONEXPLAYERは2021年からテンセントと共同開発してスタートしたOne-Netbook社のゲーミングブランドになる。今日に至るまでシリーズ累計約20万台を出荷している。

2021年に初代「ONEXPLAYER」を発売してから、CPUを変更したり、形状を変えたりと進化を続けている
2023年は東京ゲームショウに出展することも明らかにした

ONEXPLAYER 2のジョイスティックコネクターが7月に発売予定

 最初に紹介されたのは、既に発売されいているコントローラーを取り外しできる「ONEXPLAYER 2」用のジョイスティックコネクター。

「ONEXPLAYER 2」の国内正規版は、今年の4月15日に発売。8.4型のディスプレーを持つタブレットの左右にコントローラーを取り付けて、ゲーム機型のPCになる製品で、別売りのカバーキーボードを接続するとノートPCのようにも使用できる。また、別売りのスタイラスペンによる文字入力にも対応する
本体から取り外したコントローラーをジョイスティックコネクターに取り付けると、無線で接続できるXbox 360準拠のゲームパッドになる
カラーは本体色に合わせてブラックとホワイトの2種類あるようだ。国内販売は2023年7月予定
ジョイスティックコネクターは本体に接続したUSBドングル経由で、2.4GHz帯での無線接続ができる。最大受信距離は10m、内蔵バッテリー容量は1600mAhで最大16時間駆動

 また、本体からコントローラーを外すと、コントローラーを接続する溝が本体の左右にあるため、それが気になるというユーザーの声に応え、その溝を保護するコネクターサイドカバーも発表。本カバーは、キャンペーンサイトを作り、既に製品を購入しているユーザーには、そこにレビューを書いて貰えたら無償で提供する予定とのこと。

 さらに、これから「ONEXPLAYER 2」を購入するユーザーには、付属するとしている。

コントローラーを外した本体の側面に取り付けるカバーは、レビュー投稿で必ず貰える

 加えて、現在ボーナスセールを実施していて、One-Netbook社の製品がお得に買えることをアピールした。詳しくは公式サイトのキャンペーンページ を確認して欲しい。

7型で120Hz対応のゲーム機型PCが登場

 次に7型でリフレッシュレート120Hzのディスプレーを採用した「ONEXFLY」を発表。CPUはAMD「Ryzen 7 7840U」(8コア/16スレッド、最大5.1GHz)、内蔵GPUはRDNA 3アーキテクチャーのAMD Radeon 780Mになっている。

「ONEXFLY」
カラーはブラックだけでなく、ホワイトも用意されている

 ゲーム機型のPCは、昨年の東京ゲームショウにてSteam Deckが出展され、先日ASUSが「ROG Ally」を発売したことで、ライトユーザーの注目度も高まっている。「ROG Ally」はAMD初のハンドヘルド向けCPU「Ryzen Z1 Extreme」を採用。「ONEXFLY」が採用したAMD「Ryzen 7 7840U」は、その「Ryzen Z1 Extreme」とコア/スレッド数や動作クロックは同じだが、cTDPの最小値が15Wと高い。

 8月に発売される予定の「AOKZOE A1 Pro」も同じCPUを備えるが、こちらはディスプレーのリフレッシュレートが60Hzなので、「ONEXFLY」はリフレッシュレートで勝っている。

AMD「Ryzen 7 7840U」はAMDのノートPC向けの最新CPU。公式サイトの情報では、cTDPこそ異なるが、処理速度の目安は8.6TFLOPSとRyzen Z1 Extremeと同じ
CPU内蔵GPUはRadeon 780Mで、GeForce GTX 1650 Tiに迫る性能
「ROG Ally」よりもやや高さが低く、約580gと軽量ながらバッテリー容量も勝っている
メモリーは後発のためLPDDR5-7500と、LPDDR5-6400の「ROG Ally」よりも高クロック
ファンはROG Allyがデュアルファンのところ、シングルではあるが、デスクトップクラスの大型のものを採用しているという
LRボタンの横にプログラミング可能なカスタムボタンも備える
塗装は自動車や家電、ゲーム機など、プラスティック塗料で幅広い実績のある武蔵塗料を採用している

 スティック周りのRGB LEDはカスタマイズでき、サウンドは「ONEXPLAYER 2」と同じくHARMAN AudioEFXを採用している。また、CPUのTDPやファンの速度を変更したり、インストールしたゲームを一覧表示できるゲームライブラリ機能を有する独自のゲームランチャー「GAME CENTER」も利用できる。

GAME CENTERにも対応
インターフェースはUSB Type-A、USB4×2(1つは底面)、microSDカードスロット、イヤホンジャックを備える

 さらに、別売りでAMD Radeon RX 7600MT(8GB GDDR6)を搭載したスマートフォンよりやや大きいくらいでUSB4接続のeGPU MINI BOX「ONEXGPU」も販売予定とのこと。「ONEXGPU」には、USB 3.2やHDMI 2.1ポートも搭載され、ハブとして機能するので、「ONEXFLY」のGPU性能をより高め、マウスやキーボードも接続してゲーミングデスクトップPCのような使い方ができるようになる。

「ONEXGPU」はスマホ並みに小型なeGPUボックスとのこと

 「ONEXFLY」はブラックとホワイトの2色で、クラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」にて今夏先行予約が開始されるとのこと。

レザー素材を採用した3つの形態で使えるUMPC

畳まれていると一見レザー素材のケースに覆われたタブレットのように見える「ONEMIX 5」

 最後に発表された「ONEMIX 5」は、天面と底面にレザー素材を採用したUMPC。CPUはインテル第12世代「Core i7-12500U」(10コア/12スレッド、最大4.7GHz)で、メモリーがLPDDR5-5200の32GB。ディスプレーサイズは10.1型でsRGB比100%と高色域で、映画鑑賞などで活躍するとしている。

 ディスプレーの背面が中央で折り曲がって畳む形状になっていて、クラムシェル型のノートPCとして使う「ノートPCモード」、「タブレットモード」、「ステージモード」の3つのモードで利用できる。

「ONEMIX 5」は3つのモードで使える
開けば、通常のノートPCとして使える
背面部分を折り曲げ、ディスプレーをタッチパッドの傍まで前面に出して固定する「ステージモード」は、狭いスペースでタッチ操作で動画を視聴するようなシーンで活躍する

 「ONEMIX 5」はデュアルファンを採用、レザーで覆われているので、熱も伝わり辛いとのこと。本機は発売日と価格が未定だが、日本語キーボード搭載モデルを発売予定とのこと。

 「ONEXFLY」はCPU性能こそ「ROG Ally」とほぼ同じだが、後発な分メモリーのクロックで勝り、本体のインターフェースはUSB Type-Cが1つの「ROG Ally」よりも多い。ディスプレーもゲーム機型のPCとしては、「ROG Ally」に次いで120Hz対応という点も見逃せない。

 一方、「ONEMIX 5」は持ち運びに適したサイズで、さっと取り出してペン入力でメモが取れるノート代わりとなるレザー素材の1台として気になる存在だ。Windows用の電子書籍アプリを入れて本を読むのにも良いサイズで、Windows PCの汎用性も兼ねそろえている点も魅力的。こちらも価格や発売日が気になるが、実機が借りられることがあれば、詳しく紹介したいと思う。

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