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990gで15型OLEDを搭載した超軽量モバイルノート「LG gram SuperSlim」実機レビュー

ASCII.jp / 2023年7月6日 10時0分

 最後にベンチマークを実施する。今回はあえて同じCPUである「Core i7-1360P」を搭載する「レッツノート FV4 CF-FV4KSCCP」(以下、レッツノート)とスコアを比較する。

“990gで15型OLEDを搭載した超軽量モバイルノート「LG
「HWiNFO64 Pro」で取得した試用機のシステム概要
“990gで15型OLEDを搭載した超軽量モバイルノート「LG
ベンチマークは「LG Smart Assistant」の冷却モードを「高」に設定して実施している

 まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は9001pts、「CINEBENCH R20」のCPU(Multi Core)は3413ptsとなった。

 レッツノートはR23が9939pts、R20が3943ptsだったので、Super SlimはR23で約91%、R20で約87%のスコアに留まった。

 実は筆者はこれまでLG gramのいくつかの機種でベンチマークしてきたが、いつもスコアは低めに出ていた。LGエレクトロニクスは、ピークパワーよりも長時間駆動や低発熱を重視したチューニングを施している可能性が高い。

“990gで15型OLEDを搭載した超軽量モバイルノート「LG
「CINEBENCH R23」は9001pts、R20は3413pts。

 3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyは1673、Fire Strikeは4709、Wild Lifeは12709、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは7324(やや快適)となった。

 レッツノートはTime Spyが1886、Fire Strikeが5143、Wild Lifeが14226、FF XIVが8169だったので、SuperSlimはTime Spyで約89%、Fire Strikeで約92%、Wild Lifeで約89%、FF XIVで約90%相当のスコアに留まったことになる。

 3Dグラフィックス性能もCPU性能と同様にスコアが低め。しかし、このぐらいの差であれば実際にゲームをプレイしたり、クリエイティブアプリを利用していて、体感できるほどの違いではないはずだ。

“990gで15型OLEDを搭載した超軽量モバイルノート「LG
「3DMark」のTime Spyは1673、Fire Strikeは4709、Wild Lifeは12709
“990gで15型OLEDを搭載した超軽量モバイルノート「LG
「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは7324(やや快適)、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは1999(動作困難)

 一方、SuperSlimはストレージを重視しているのか、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は7108MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は5019MB/sと非常に優秀だった。

 レッツノートはシーケンシャルリードが6793MB/s、シーケンシャルライトが4907MB/sだったので、SuperSlimのほうが好成績を叩き出したことになる。

“990gで15型OLEDを搭載した超軽量モバイルノート「LG
試用機にはPCIe Gen4「HFS512GEJ9X101N」を搭載、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は7108MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は5019MB/s

 バッテリー駆動時間については、冷却モードを正常、ディスプレー輝度を40%で「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、14時間19分動作した。

 15.6インチOLEDを搭載していても、ほかのLG gramシリーズと同様に大台を軽々超えるバッテリー駆動時間を備えている。

“990gで15型OLEDを搭載した超軽量モバイルノート「LG
冷却モードを正常、ディスプレー輝度を40%で「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、14時間19分動作した

とびぬけた携帯性に最高クラスのOLED搭載で 安心のバッテリー持ち時間

 15インチ以上の有機ELディスプレーを搭載したノートPCのなかで、SuperSlimの10.99mmの薄さ、約990gの軽さは突出している。重量がそのつぎに軽いのは「LG gram Style」で約1250g。そのほかは1.5kg超えだ。そのぐらい15.6インチ有機ELディスプレー搭載機で1kgを切ったSuper Slimは希有な存在なのである。

 ベンチマークの章でお伝えしたとおり、本製品の処理性能は同じCPUを搭載したノートPCと比べて抑えめだ。

 しかし、薄さ、軽さ、大画面、高画質、ストレージ速度、バッテリー駆動時間などの要素を重視してモバイルノートPCを探しているのなら、現時点でSuperSlimにライバルは存在しない。

 

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