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「Threads」始動!メタのTwitter対抗サービスは開始4時間で500万ユーザー達成

ASCII.jp / 2023年7月6日 15時55分

Threads

 メタは、7月6日午前8時(日本時間)、Twitter対抗となる新アプリ「Threads(スレッズ)」の提供を開始した。事前の予告より15時間も前倒しされた公開となったが、開始からわずか2時間で登録者数200万、4時間で500万ユーザーを達成、期待の高さをうかがわせるスタートとなった。

さっそくインストール

Threads
起動画面

 アプリをダウンロードして起動するとログイン画面が表示される。現在のところ「Instagramでログイン」だけが表示される。Instagramのアカウントをもっていない場合はあらかじめ作っておく必要がある。

Threads
Instagramにログイン

 Instagramに登録したメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」をタップする。

Threads
保存確認ダイアログ

 Instagramアカウントでログインできた。「保存」をタップしてログイン情報を保存しておこう。

Threads
プロフィール設定画面

 プロフィール設定画面が表示される。「Instagramからインポート」をタップすればInstagramのプロフィールをそのまま使うことができる。

Threads
インポートされたプロフィール

 プロフィールがインポートされたのを確認して「次へ」をタップ。

Threads
プライバシー設定画面

 プライバシー設定の画面が表示される。デフォルトではすべての人に投稿やプロフィールが表示される「公開プロフィール」が選ばれている。「非公開プロフィール」を選べばフォロワーにしか表示されなくなる。いわゆる「鍵アカウント」だ。

Instagramからフォロワーをインポート

 Instagramでフォローしているアカウントが表示されるので、Threadsでも引き続きフォローしたい人を選んで「フォロー」をタップしよう。「すべてフォロー」でInstagramでフォローしている全員を一括フォローすることもできる。

Twitterとは似ているようで微妙に違う

Threads
iOS
Android

 それではさっそく使ってみよう。ホーム画面のレイアウトはiOSもAndoroidもほぼ同様、アイコンの配置もTwtterに似ているのでほとんど戸惑うことはないだろう。

ブラウザで表示

 なお現在(7月6日15時時点)のところPCでは利用できないようだ。

検索

 検索画面では、現在のところアカウント名しかヒットしない。キーワード検索はまだ未実装のようだ。

アクティビティ

 アクティビティはTwitterの「通知」にあたる画面。返信、メンション、フォローの通知などがまとめて表示されるが、画面上部で絞り込みができる。

Threads
プロフィール

 プロフィール画面。「プロフィールを編集」でプロフィールの編集、「プロフィールをシェア」でThreadsのプロフィールをInstagramやFacebookにシェアできる。Twitterへのシェアボタンはなかったが「コピー」をタップすることでTwitterにもリンクをシェアできる。

 プロフィール画面の右上、アイコン写真の上にある「=」のようなアイコンをタップすると設定画面が開く。

設定

 設定画面には、「友だちをフォロー・招待する」「プライバシー設定」「アカウント」「ヘルプ」「基本データ」の各項目が用意されており、タップすることでそれぞれの項目が表示される。

お知らせ

 「お知らせ」では、通知のオンオフを細かく指定できる。

フォロー中とフォロワー
スレッドと返信

 「フォロー中とフォロワー」では「新規フォロワー」「フォローリクエストの承認」「アカウントのおすすめ」などそれぞれの場合の通知のオンオフを。「スレッドと返信」では「いいね!」や「返信」の通知を誰から受け取った場合に通知するかを細かく設定できる。

Threads
プライバシー設定

 「プライバシー設定」では、メンションを許可する人やミュートする人、非表示ワードなどを細かく設定できる。

注目はフェディバース

Thread
ThreadのTL

 最後に数時間使ってみた段階でわかったことをまとめておこう。

 投稿できる文字数は最大500文字、Twitterの280文字よりもかなり多い。写真とビデオは最大で合計10枚添付できるようだ。ビデオの長さも最大5分とTwitterよりも長くなっている。ハッシュタグが使えない、キーワード検索ができない、ブックマーク機能がないといった差異はあるが、このあたりは随時追加されていくと思われる。

 基本的にはとてもよくできたTwitterクローンと言ってもいいだろう。ほぼ新しい操作を覚える必要がない上に動作も快適で、Twitterの避難場所としては本命と言ってもいいだろう。

 特に、プライバシーや安全性に関しては力を入れており、16歳未満(一部の国では18歳未満)のユーザーは参加するとデフォルトで非公開プロフィールになるなど、Instagramのコミュニティガイドラインに準じた厳しいものになっている。

フェディバース

 また、「フェディバース(Fediverse)」対応を予定しているのも注目だ。フェディバースとは、複数のSNSサービスを提供する独立したサーバーが、任意のプロトコルを通して繋がり合う概念を表した言葉だ。

 具体的には「World Wide Web Consortium(W3C)」によって確立された「ActivityPub」というプロトコルを採用し、ThreadからMastodonなど他のSNSと相互接続できるようになるという。

 それ以外にも、フィードに表示するおすすめコンテンツの改善や、トピックやトレンドをリアルタイムでフォローできるような検索機能なども追加される予定だ。

 Twitterを巡る一連の騒動を機に急ピッチで開発が進められたと思われるが、予想以上によくできているうえに接続状態もよく、「この機会にTwitterのユーザーを根こそぎ奪う」という強い意志を感じた。

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