アマゾン最新スマートスピーカー「Echo Dot with clock」を衝動買いしたら思わぬ発見!
ASCII.jp / 2023年7月28日 11時30分
アマゾンの最新スマートスピーカーを半額以下で購入!
AmazonプライムデーでEcho Dot with clock(エコードットウィズクロック)の第5世代をなんと半額以下の3960円で販売するというので、事前にカートに入れて待ち構え、プライムデーの初日に計画衝動買いした。ご存じのように、Echo Dot with clockはピクセル時計機能付きのアマゾンの最新スマートスピーカーだ。
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最初、カートにはチャコール(黒に近いグレー色)を入れていたが、急に気が変わって決済前にグレーシャーホワイト(白に近いグレー)モデルを購入した。Echo DotにはEcho Dot with clock(8480円)のほかに、時計機能なしで1000円安い、7480円のモデルも並行して販売している。将来、2台のEcho dotを組み合わせてステレオ再生を企てる時には、両者の組み合わせをやろうと思っている。
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パッケージはEcho Dot with clock本体とACアダプター、取説という極めてシンプルな構成だ。まずは付属のACアダプターをコンセントに挿してEcho Dot with clockの裏側の給電ポートに挿し、電源オンして起動する。本体の操作ボタンは4個だけ。設定作業はほぼ全て、スマホにインストールするAlexaアプリで実施する。Echo Dot with clockの利用が初めてのユーザーは、Google PlayかApp Storeから「Amazon Alexa」アプリをダウンロードする。
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Echo Dot with clockを設定するには、Amazon Alexaアプリを起動し画面右上に表示されている「+」マークをタップしてデバイスの追加を選択するだけだ。あとはほとんど自動的に、Echo Dot with clockがスマートスピーカーの仲間として登録され、管理できるようになる。筆者は今回のEcho Dot with clockに加えて、現在5台のアマゾンスマートスピーカーを4つの部屋で使用している。各スマートスピーカーの機能追加や設定、呼びかけなどは各デバイスをタップしてできる。
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Echo Dot with clockは、底面に近い付近にライトリングと呼ばれるLED照明があり、青・橙・黄・赤・紫・緑の発光カラーの違いにより現状のステータスやモード、通知や着信状況をきめ細かに表現してくれる。Echo Dot with clockは基本的に、「Alexa!」という呼びかけワードで声掛けをして任意の音楽再生をリクエストしたり、通知を聞いたり、連携する周囲のデバイスの操作をするスマートスピーカーだ。
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筆者は音楽再生にはEcho Dot with clockの単体再生ではなく、スマホ上のAmazon Musicアプリから現在スマホ上で聴いている楽曲を任意のスマートスピーカー5台のうちのどれかに、あるいは全部にキャスティングして聴くことが多い。方法は極めて簡単だ。Amazon Musicのプレイバック画面の右上のキャスティングアイコンをタップし、表示されたスマートスピーカーの一覧から選ぶだけだ。
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Echo Dot with clockのLEDピクセル表示装置は現在時刻の表示になっているのがデフォルト設定だが、Amazon Musicなどで音楽再生をすると現在再生中の楽曲名がスクロール表示される。登録データが英語であれば英語で、カタカナであればカタカナで表示されるのでなかなか便利だ。
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キャスティング機能を活用すれば 移動先の部屋で曲の続きが流れる
キャスティング機能を上手に使えば、部屋から部屋に移動しても楽曲の続きをそのまま移動先の部屋で聴くことも簡単だ。リビングダイニングのテーブル上で聴いているEcho Dot with clockから壁面に取り付けているEcho Show 15に切り替えるには、接続中のEcho Dot with clockを接続解除し、Echo Show 15を再生端末に選択すればよい。
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「全部の部屋」を再生端末に指定することで、家中にあるEchoデバイスで同時再生も可能だ。BGM的な楽曲を小ボリュームで全ての部屋で再生するのも、なかなか楽しい。またAmazon Musicの画面から歌詞をタップすることで、スクリーンを搭載したEchoデバイスではカラオケ風に歌詞の進行に合わせたスクロール表示も可能だ。
残念ながら筆者のスマホであるGalaxy Z Fold4とmoto g53jの2台では、再生Echoデバイスの切替はスムーズにいかないことが多く、確実に切り替えるにはいったんAmazon Musicアプリの再起動するのが確実だ。今後のバージョンアップで解決することを祈りたい。
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Echo Dot with clockは小さな筐体にも関わらず、低域の充実したシングルスピーカーデバイスだ。前方の斜め上を向く位置で配置されている密閉型のスピーカーだが、テーブルや床面に直接設置すると低域の豊かさは問題ないが、楽曲によっては多少低域の明瞭さに欠ける印象を受ける。
筆者はテーブル置きの場合、テーブル面から10〜15cm持ち上げるためにダイソーで買ったアクリルスタンドやマンフロットの三脚にスマホホルダーを取り付けて、その上にEcho Dot with clockを設置している。筆者の好きな70年代〜80年代のロック系音楽のバスドラムやエレキベースの音の締まりが増し、輪郭が明瞭になってくる。アクリルスタンドは設置する向きでもそのサウンドは多少変化するが、そこは好みの問題だろう。
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温度センサーと人検知センサーを搭載していたなんて……! Echoデバイスが音声通知する「定型アクション」を作った
実はSNS上で知人が教えてくれるまで全く知らなかったが、Echo Dot with clockには「温度センサー」と超音波の「人検知センサー」の両方が備わっており、温度の変化や人検知でWi-Fiネットワーク上のほかのデバイスと連携して様々な次の動作をすることができるらしい。
現在、筆者宅には遠隔操作可能なエアコンが2台と、遠隔操作や音声操作可能な照明器具やコンセントの類が十数台ある。過去、IoT系デバイスの動作検証のために全ての機器はテストしているが、今のところアマゾンのAlexaで音声操作しているのは、寝室の天井灯だけ。屋外の監視カメラのEchoへの投影も玄関ドアの施錠も解錠も音声でできるが、「できると便利は違う」という筆者の四半世紀前からの信条で、わざわざ音声ではやっていない。
今回、Echo Dot with clockでも温度と人検知で、一通り「定型アクション」のテストだけはやって見た。ひとつは、Echo Dot with clockの温度センサーが29.5度以上を検知した時はリビング壁面に設置したEcho Show 15が「暑いでエアコンつけようよ」と発話する。そしてもうひとつはEcho Dot with clockの人検知センサーが誰かが近くに来れば、「誰かいます」と音声で通知するだけの簡単なものだ。
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しかし人検知センサーの存在を筆者に教えてくれた友人の話では、Echo Dot with clock内蔵の超音波式人検知センサーの動作が常に不安定で3台もEcho Dot with clockを交換したが、未だに解決できていないという。個体差や環境差があるのかもしれない。
幸いにも筆者宅では今のところいずれの定型アクションも完璧に動作しているので、次はAlexaに対応しているありきたりではない楽しそうな新しいデバイスを衝動買いして、組み合わせて遊んでみようと考えている。
筆者宅の洗面所の天井灯は電球本体に人感センサーが入った製品で、考え方によればなかなかの優れモノだ。別の外部センサーによる人検知後、家庭内Wi-Fiネットワークを経由して点灯指示するのではなく、電球が閉じた世界で単体で判断するシンプルなワンストップ仕様だ。目的がハッキリと決まっているなら、便利なデバイスだ。
一方、筆者の寝室の天井蛍光灯は、声掛けかスマホ上のAlexaアプリでタップ操作するタイプ。またQrioの玄関鍵は、誰がどう考えても音声やアプリで解錠・施錠するより、手で速攻やった方がスッキリと早くて安心確実だ。唯一助かるのは、家を出た後の自動ロックと運が良ければスマホの位置情報からたまに動作する帰宅時の自動解錠だ。
四半世紀前からいつも時代の最先端だったホームオートメーションは、今もまだまだ時代の最先端で悪戦苦闘しながらゆっくりと進化中だ。筆者は今も25年前と同じ「できると便利は違う」を信条に、毎日のように新しい時代の先端を探し求めて楽しんでいる。
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Echo Dot with clockに真剣に立ち向かって時々ムカつくか、筆者程度に緩く付き合ってそこそこ楽しむか、その選択も各自ができるのでなかなか楽しいデバイスだ。次回のAmazonプライムデーにはもう一台の時計なしのEcho Dot を手に入れて、レガシーなステレオ再生を実現して楽しみたいと考えている。
![T教授 T教授](https://ascii.jp/img/2011/06/22/1511551/x/f5fe44986d09d330.jpg)
今回の衝動買い
・アイテム:アマゾン「Echo Dot with clock」 ・購入:Amazon.co.jp ・価格:3960円(Amazonプライムデー特別価格)
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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