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超ハイコスパで話題のPC-98生誕40周年限定生産モデル「LAVIE NEXTREME Infinity」実機レビュー

ASCII.jp / 2023年8月12日 10時0分

 最後にパフォーマンスをチェックしよう。まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は15769pts、「CINEBENCH R20」のCPU(Multi Core)は6315pts、となった。

 「Core i7-12700H」を搭載する「LIFEBOOK WN1/H1」がR23は12780ptsだったので、Infinityはその123%相当のスコアを記録したことになる。

“超ハイコスパの「LAVIE
「HWiNFO64 Pro」で取得したシステムの概要
“超ハイコスパの「LAVIE
「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は15769pts、CPU(Single Core)は1874pts、「CINEBENCH R20」は6315ptsと720pts

 3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyで6752、Fire Strikeで15293、Wild Lifeで14003となった。

 「LIFEBOOK WN1/H1」はディスクリートGPUを搭載していないので、Time Spyは1887、Fire Strikeは5194、Wild Lifeは13033に留まっている。つまりInfinityはディスクリートGPU非搭載機に対して、Time Spyは約358%相当、約294%、Wild Lifeで約108%のスコアを記録したことになる。

 なお、InfinityはWild Lifeのみスコアが明らかに低い。Wild LifeはグラフィクスAPIに「Vulkan」が使われている。「インテルArc A570Mグラフィックス」は「Vulkan」と相性が悪い、もしくは最適化がされていない可能性がある。

 一方、高負荷な「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)では、6936(快適)というスコアを叩き出している。ディスプレーのリフレッシュレートが60Hzというのが残念ではあるが、処理能力的には3Dゲームを快適にプレイできるパフォーマンスを備えているわけだ。

 初めて「インテルArc A570Mグラフィックス」搭載機をテストしたが、「NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPU」以上のパフォーマンスを確認できた。

“超ハイコスパの「LAVIE
「3DMark」のTime Spyは6752、Fire Strikeは15293、Wild Lifeは14003、Port Royalは3406
“超ハイコスパの「LAVIE
「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは6936(快適)

 ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「SAMSUNG MZVL21T0HCLR-00BL7」が搭載されており、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6677MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4944MB/sとなった。

 SSDの仕様のシーケンシャルリード7000MB/s、シーケンシャルライト5100MB/sにはわずかに届かなかったものの、クリエイティブ系アプリで大きな恩恵を受けられるはず速度だ。

“超ハイコスパの「LAVIE
今回の試用機にはPCIe Gen4 x4接続SSD「SAMSUNG MZVL21T0HCLR-00BL7」が搭載されていた。「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリードは6677MB/s、ライトは4944MB/s

 バッテリーベンチマークは、ディスプレー輝度40%、ボリューム40%でバッテリー残量5%までという条件でYouTube動画を連続再生したところ、5時間30分36秒動作した。ディスクリートGPU搭載機で5時間越えを達成しており、モバイル用途にも活用できるバッテリー駆動時間を備えている。

クリエイティブワークをこなせる ハイパフォーマンスノートPCとしてコスパ抜群

 「LAVIE NEXTREME Infinity」は、LAVIEノート史上最速のパフォーマンス、最上のディスプレー、最高の操作性を追求したと謳われているだけに、高い完成度を実現している。特にステップスカルプチャーのキーボードとバイレットライトは独自の機能である。

 ディスプレーのリフレッシュレートが60HzなのでゲーミングノートPCとしてはやや力不足だが、クリエイティブワークを快適にこなせるハイパフォーマンスノートPCを探している方にとっては、非常にコストパフォーマンスのいいマシンだ。

 

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