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「スペースインベーダー貯金箱」を組み立て! 貯金して!! 遊んでみた!!!

ASCII.jp / 2023年10月6日 18時0分

タカラトミーアーツ「遊べる貯金箱 スペースインベーダー テーブル筐体型」(予約販売価格1万2500円)

 こんにちは、初代「スペースインベーダー」リアルタイム世代のジャイアン鈴木です……って見たことある書き出しですね。しょうがないじゃないですか、連載で2回連続「スペースインベーダー」に絡めるとは思っていませんでした。まあ、それだけ記憶に残るキング・オブ・レトロなコンテンツということなのです!

 さて今回レビューするのは、タカラトミーアーツから2024年1月中旬発売予定の「遊べる貯金箱 スペースインベーダー テーブル筐体型」。懐かしのテーブル型ゲーム機を、約1/6サイズでできるだけ忠実に再現された貯金箱型ゲーム機で、予定販売価格は1万2500円。現在、直販サイト「e組(いーぐみ)」などで絶賛予約受け付け中ですが、今回特別にお借りして試してみました。

「名古屋撃ち」や「レインボー」なども再現 最大貯金額は8000円

 「遊べる貯金箱 スペースインベーダー テーブル筐体型」は、スペースインベーダーを遊べるテーブル筐体型の貯金箱です。とんでもなくストレートな製品名が心地よいですね。

パッケージは段ボールの地肌が見えるシンプルなデザインです

 本体サイズは153×103×96mm、重量は単3型アルカリ乾電池3本込みで実測314gです。見た目よりかなり軽く感じます。

重量は電池込みで実測314g。重量感を求める方はお金を入れればいいのです

 貯金箱としてのスペックを先にお伝えすると、対応する硬貨は「100円硬貨」のみ。本体下面に「キャッシュボックス」が用意されており、100円硬貨を最大80枚まで収納可能。つまり、最大で8000円まで貯金できるわけですね。

本体下部にキャッシュボックスを用意。わりとカンタンにキャッシュボックスを開けられます。本気で貯金したい方には困った仕様です

 本体上部には実測2.7インチのカラー液晶ディスプレー(240×320ドット)が搭載されており、「スペースインベーダー」を実際にプレイできます。本製品はタイトーが監修しており、「名古屋撃ち」や「レインボー」などの「裏ワザ」も遊ぶことができます。

 模型としての再現度も高く、側面は木目調のテクスチャーが再現されており、ディスプレー面や側面にはステッカーもちゃんと貼られています。特に、タイトーのロゴが「スペースインベーダー」当時のものであるところが胸アツ! もちろん書かれている仕様は「D.C.4.5v」や「1w」などと本製品のものですが、非常に満足感の高い仕上がりです。

パッケージには本体、脚パーツ、説明書が同梱。単3型アルカリ乾電池3本は別売りです
天面には2.7インチのカラー液晶ディスプレー(240×320ドット)を搭載。インストカードも再現されています
インストカードの再現度は高い

 再現度の高いインストカードですが、さすがに印刷解像度が足りておらず実際に読むのは困難。製品公式サイトにはちゃんと画像が掲載されて読めるようになっているので、読みたい場合は公式サイトでドーゾ!

本体手前にはコントロールレバー、発射ボタン、(硬貨)投入口を用意
本体奥には電源スイッチを配置
本体底面。脚にはスポンジ製の足が貼られており、テーブル面などに安定して設置できます
左側面の銘板を模したステッカーには「スペースインベーダー」当時のタイトーのロゴが印刷されています。懐かしすぎ!
手持ちの人形を座らせてみましたが、人形がちょっと小さすぎましたね。1/6サイズのフィギュアで再チャレンジしたいところです

組み立ててみた! 貯金してみた!! 遊んでみた!!!

 本製品は一応組み立てが必要ですが、特に難しいことはありません。電池蓋をはずすのにプラスドライバーが必要ですが、さすがに皆さん持っていますよね? なければ100円ショップでも売っております。

 ひとつだけ注意点を挙げるとすれば、液晶画面の保護フィルムの剥がし方。説明書には「つまようじを傷つかないように差し込みゆっくりと剥がします」と書かれていますが、4隅のどこかにテープを貼れば、傷つける心配なくカンタンに剥がせます。個人的には、つまようじよりテープのほうが断然オススメですよ。

液晶画面の保護フィルムを剥がしてから、キャッシュボックスと電池フタをはずして、単3型アルカリ乾電池3本を装着
電池フタとキャッシュボックスを戻してから、脚パーツを組み立てて、本体に差し込んだら完成です

 組み立て終わったところで早速、貯金&遊んでみましょう。プレイまでの流れは、電源スイッチをオン→100円投入(貯金)→発射ボタンを押す……で「スペースインベーダー」がスタートします。貯金箱らしいシンプルさですね。

 「スペースインベーダー」のプレイ感については、実測2.7インチと画面が小さいので、老眼の身としてはちょびっとツライです。まあこれは1/6サイズのテーブル筐体ということで仕方ないですね。昭和世代は各々「ハズキルーペ」を装着してください。

 しかーし、操作感はかなりイイ感じ。コントロールレバー、発射ボタンとも適度な反発力が備わっており、小さいながらもコントローラブル。「名古屋撃ち」や「レインボー」をマスターしている方であれば、無理なく繰り出せるのではないかと思います。

 今回試用していて気になったのは、電池寿命が約6時間と短く、スリープから復帰するのに電源スイッチのオフ→オン操作が必要なこと。また長時間使用しないときには電源スイッチをオフにする必要があります。

 単に貯金箱として使うのなら電源をオンにする必要はそもそもないのですが、毎回貯金するたびに「スペースインベーダー」をぞんぶんに遊びたい! ……という方はわりとひんぱんに電池を交換する必要がありそうです。

 そして電池を交換する際には、キャッシュボックスを取り外す必要があります。そのたびに、貯金したお金を「セルフ着服」する誘惑に抗えるかどうかが試されるわけです。ちなみに私は自信ないですねっ!

「スペースインベーダー」をプレイするには、まず電源スイッチをオンにします
投入口に100円硬貨を入れます
100円硬貨を入れると「CREDIT」が増えます
発射ボタンを押すと……
ゲームがスタートします。遊ぶほどにお金が貯まっていくのが素晴らしい!
しかし、電池交換のたびに訪れる、使い込みの誘惑に自身で耐える必要があります

これに満点を付けなくてどうする!?

 さて、恒例の主観的評価については、エモ度は100点満点中100点、レトロ度も100点満点中100点です。コレに満点を付けなくてどうするんだっていうぐらい、非常に気に入りました。下の写真のようにテーブル台に100円硬貨を積み上げると、ゲームセンターに入り浸っていた中学生、高校生時代を思い出します。涙がちょちょ切れるざるを得ません。

テーブル台に積んだ100円硬貨を見ると、ゲームセンターでの思い出が蘇ってきます

 さて、「遊べる貯金箱 スペースインベーダー テーブル筐体型」を手に入れるのに1万2500円を投じる人は、本当に貯金をする気があるのか? ……という根本的な疑問からここまで目をそらし続けてきました。ぶっちゃけタカラトミーアーツさんも購入者が貯金するとは思っていないですよね!(←暴言)

 という筆者の勝手な感想はさておき、本製品はあくまでも「遊べる貯金箱」。本気で貯金するもよし、気分だけ味わうもよしです。貯金箱としてはちょっと高価ですが、実際にゲームをプレイできる再現性の高い模型と考えれば、激安かと。プレスリリースには「準備数がなくなり次第販売終了」と書かれているので、ちょっとでもほしいのなら即予約がオススメです!

 個人的には元旦から遊べる貯金箱で100円玉貯金をしたいところでありますが、本製品が1月中旬に家に届くまでの間は、ほかの「おもしろ貯金箱」を買って待つことにしましょう!(←お金が貯まらない人の思考パターン)

この記事を書いた人──ジャイアン鈴木

 EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始した。

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