2億画素カメラ搭載で旅行カバンのような「realme 11 Pro+」はスペックとデザインのバランスがイイ!
ASCII.jp / 2023年10月3日 12時0分
◆レザー仕上げボディーが美しいミドルハイモデル
OPPOやOnePlusと同じグループ企業であるrealmeは、低価格な製品を中心にインドや新興国で人気を高めている。しかし、最近では高性能な製品も次々と送り出しているのだ。同社のミドルハイモデルのメインとなる「realme 11」シリーズ3モデルは5月に中国で発売になり、その後、東南アジア各国でリリースされている。
今回レビューするのは最上位モデルのrealme 11 Pro+だ。主な特徴はチップセットにMediaTekのDimensity 7050を採用していること。以前はDimensity 1080として展開されていたチップで、6nmプロセスで製造されたミドルハイ向けとなる。
5GはSub 6のみ対応だが、カメラは最大2億画素に対応、realme 11 Pro+もメインカメラは性能上限の2億画素を搭載する。ディスプレーは6.7型(2412×1080ドット)のAMOLEDでリフレッシュレートは120Hz、サイドは角を落としたエッジデザインだ。
![realme](https://ascii.jp/img/2023/10/02/3614281/x/dd64af4a9e503be7.jpg)
背面デザインも特徴的で、ビーガンレザー仕上げのサンライズ・ベージュとオアシス・グリーンの2色は、背面中央にラインを入れたデザインとしている。どことなく高級な革製品、旅行用カバンのような外観に見えないだろうか。
その上のカメラ部分の台座は、円形を中央に配置。最近の中国メーカーの高画質カメラフォンでよく見かけるデザインを採用している。カメラはメインが2億画素、800万画素の超広角と200万画素のマクロも搭載。なお、フロントカメラは3200万画素だ。参考までに価格はマレーシアで1999リンギット、日本円で約6万3000円だ。
![realme](https://ascii.jp/img/2023/10/02/3614282/x/70dd77f551a416c5.jpg)
本体サイズは約73.9×161.6×8.2mmを基本とし、今回テストしたビーガンレザーモデルの厚さは8.7mm。重量も通常モデルは183g、レザーモデルは189gと少し重い。本体側面は背面側もディスプレーに合わせた曲面仕上げとなっており、また背面のレザーが手になじむため持った時のホールド感はとてもいい。200gを切っていることもあり、かなり持ちやすいと感じた。
![realme](https://ascii.jp/img/2023/10/02/3614283/x/0f3dedc77e1e1851.jpg)
OSはAndroid 13ベースのrealme UI 4.0を搭載している。realme UIは4.0でOPPOのColorOS 13とかなり似通ったデザインになったようだ。OPPOユーザーなら違和感なく操作できるかもしれない。設定画面を見るとメモリー容量が12GB+4GBとなっており、ストレージの一部を仮想的にメモリーとして使うことができる。バッテリーは5000mAhで100Wの急速充電に対応、満充電に要する時間は26分とのこと。
![realme](https://ascii.jp/img/2023/10/02/3614284/x/4c311d70f82a2576.jpg)
◆ミドルハイクラスで2億画素カメラを使える
他社ではフラッグシップモデルが採用している2億画素カメラをrealmeはミドルハイモデルに搭載している。realme 11 Pro+は実質的にrealmeの中でも中心になる製品だからだろう。なお、2億画素での撮影は手動での切り替えとなり、標準撮影ではピクセルビニングにより画素を集約して撮影することから1200万画素相当となる。しかしその分、暗所での撮影に強く、コントラストの強いシーンも苦手としない。
![realme](https://ascii.jp/img/2023/10/02/3614285/x/b3ac2f2977b6719d.jpg)
カメラのモードはNight、Street、Video、Photo、Portrait、Hi-Res、Moreの7つ。Hi-Resはピクセルビニング1200万画素と2億画素の手動切り替えだ。またMoreの中にはProやマクロ、フル画面を使ったMovieなど様々なモードを搭載する。
モードの中で見慣れないのがStreetだろう。これは海外で有名な旅行ガイド「Lonely Planet」と提携したモードだ。旅の風景を撮影する際、深みのある色合いのフィルターをかけるだけではなく、カメラの切り替えも倍率ではなく16-23-64-72mmという焦点距離で、カメラを使っているような感覚で撮影できる。
レザー仕上げのモデルの背面処理が革カバン風に見えるのも、実はLonely Planetと提携したモデルだからかもしれない。
![realme](https://ascii.jp/img/2023/10/02/3614286/x/d21bdf80443775cf.jpg)
以下は実際の作例だ。
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![realme](https://ascii.jp/img/2023/10/02/3614288/x/508731f24edfe4e2.jpg)
◆realmeファンを増やす戦略的モデル
realme 11 Pro+のカメラは、10万円以上のハイエンドクラスのスマートフォンと比べても十分な性能を持っていると感じられた。望遠がない点がマイナスポイントだろうが、日常生活のVlog撮影や週末旅行で旅の記録を手軽に残すのであれば、このカメラ性能でもカバーできそうだ。
そして高級感ある本体の質感や軽量で持ちやすい本体など、7万円を切る価格のモデルとしてはかなり上質な仕上げ。旅をイメージさせる背面仕上げのスマートフォンが日本でもぜひ出てきてほしい。
![realme](https://ascii.jp/img/2023/10/02/3614287/x/bcfce50bb4022fe0.jpg)
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