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台湾行ったら5000元(約2万3000円)が当たっちゃった!?

ASCII.jp / 2023年10月11日 7時30分

 旅好きということで、オススメの海外旅行先を訊かれることも多くありますが、その場合は「台湾」と応えています。最近は航空券も高めでなかなか海外旅行をしにくいですが、台湾は日本から近く、LCCも含めて多くの航空会社が日本各地に就航していることで、まだ手軽にフライトチケットが入手でき、スケジュールも組みやすいからです。

 加えて日本人の味覚に合う食べ物も多く、台湾内の交通インフラや観光スポットや整備されているのでストレスなく旅ができ、何度訪れても「また来たい!」と思わせる、筆者も大好きな渡航先のひとつです。

当たったらラッキー! 台湾旅行者がチャレンジできる 「Taiwan the Lucky Land」やってみた

 さらに現在台湾では、台湾に旅行する人に対して「5000NTD(約2万3000円)」が当たる「Taiwan the Lucky Land」というキャンペーンをやっているというのもオススメの理由のひとつ。実は筆者もこのキャンペーンに当選して、5000NTDぶんの非接触型ICカードをもらっちゃいました!

日本円で2万円以上のお小遣いがもらえた! やったー!

 「Taiwan the Lucky Land」にチャレンジできるのは、台湾を訪れる外国人旅行者(台湾以外のパスポート保持者)で、台湾での滞在が3日以上90日以内であればオーケー。日帰りや1泊といった弾丸渡航や長期の赴任や留学は対象外。ちなみに団体ツアーは対象外なので注意です。

 また台湾到着の7日前から24時間前までに、公式サイト(https://5000.taiwan.net.tw/index_jp.html)から、氏名やパスポート番号、到着便などを登録しておく必要があります。これさえクリアしていれば、あとは台湾の各4つの空港(松山、桃園、台中、高雄)到着ロビーに設置されているマシンで抽選にチャレンジできます。

Taiwan the Lucky Landの詳しい情報は公式サイトをチェック
筆者が訪れた台湾桃園空港の抽選会場

 当選すると、台湾で使われている非接触型ICカードかホテルバウチャーとして手渡されます(現金ではありません)。ホテルバウチャーは使用できるホテルが決まっているので、もし予約していた宿が現地精算で、対象のホテルかつ、宿泊代が5000NTD以上だった場合は、ホテルバウチャーにするのがオススメです。

しばらく抽選会場をみていましたが、6~7人にひとりくらいのペースで当選していました

 というのも非接触型ICカードの場合、利用できるシーンが限られてくるので数日の滞在では「使い切れない!」というケースがでてくるから。筆者もそのひとりで、同じく当選した知人も使い切れなかったそうです。

非接触型ICカードは「悠遊(EASY)カード」と「iPASS」 「icash2.0」の3種類から選べる

 ちなみに非接触型ICカードの場合、悠遊卡股份有限公司が発行し台北エリアで普及している「悠遊(EASY)カード」と、一卡通公司発行し台湾南部の高雄エリアで普及している「iPASS」、台湾セブン-イレブン系発行の「icash2.0」と3種類が用意されており選べるようになっています。

当選者がもらえる非接触型ICカードのリーフレット
中には5000NTDがチャージされたオリジナルデザインの悠遊カードが入っていた

 選び方は、台湾北部滞在なら悠遊カード、南部の高雄ならiPASSと、それぞれの滞在エリアにあわせて選べばオーケー。地下鉄やバスといった公共交通機関は、基本的には3つとも対応しており、違いがあるのはショップや飲食店。台湾内でもっとも普及しているのは悠遊カードなので、迷ったら悠遊カードを選んでおきましょう。

 ただしタイミングによっては悠遊カードが品切れというケースもあるので、その場合はiPASSかicash2.0になってしまいます。また、カードの有効期限は90日(初期に配布した第1弾の限定カードは2023年12月31日まで)で、使い切れなかった場合の払い戻しなどはできません。

 (次ページ:メジャーな「悠遊カード」で散策開始 どこで使える? 使えない?)

メジャーな「悠遊カード」で散策開始 どこで使える? 使えない?

 筆者の場合、台北滞在がメインだったので、悠遊カードをゲットしました。前述のように台北近郊の地下鉄やバスといった公共交通機関で利用でき、日本の交通系ICカードと同じように改札にタッチで乗車可能です。タクシーは対応と非対応が混在しているので、必ずしも使えるわけではないようです。

地下鉄の改札も、カードをかざせば通過できる

 利用できるショップや飲食店も、数としては多いのですが、コンビニやファストフードなど大手のチェーン店がほとんど。台湾旅行で人気の小規模な飲食店や屋台、個人商店では非対応のところも多く、使いどころに困るシーンもありました。

台湾のマクドナルドに来てみました
マクドナルドは3つの非接触型ICカードに対応
モスバーガーは、台湾でも人気です。こちらは悠遊カードとiPASSに対応
空港の自動販売機では使えるでしょうか……?
自動販売機は悠遊カードで支払い可能です
安くて美味しい、こういった街中の屋台では、使えないケースがほとんど

 (次ページ:「鼎泰豐(ディンタイフォン)」では使える?)

台湾と言えばおなじみ、小籠包で有名な 「鼎泰豐(ディンタイフォン)」では使える?

 台湾といえば、小籠包で有名な「鼎泰豐」ではどうでしょうか? いくつか支店で訊いてみたところ、悠遊カードでの支払いはオーケーでしたが、悠遊カードは1回の利用限度額は1500NTD(約7000円)なので、複数名で行ってしまうと、その金額はオーバーします。料金を分けて払えるのかまで確認していませんが、実際にやってみると外国語でのやりとりが発生することもあり、めんどうなので、結局は自身のクレジットカードで支払ってしまいました。

小籠包で有名な鼎泰豊の101店
悠遊カードでの支払いは上限があるものの可能

 というわけで、悠遊(EASY)カードの使い道は案外少なく、地下鉄やバスなどの公共交通機関での支払いがメインとなってくるのですが、台北地下鉄の初乗り料金は20NTD(約90円)なので、乗っても乗っても残高がなかなか減っていきません。コンビニやスーパーでの買い物も、2023年10月10日現在のレートで換算しても、物価的には日本と変わらないか、日本より安く、例えばコンビニでビールを買っても35NTDくらい(約160円)です。かなり意識して積極的に悠遊カードで支払っていかないと、数日の滞在期間では使っても使ってもまだ残っている、といった具合です。

サン◯オショップではなく、ここはセブン‐イレブンです。台北市内にはキャラクターや企業とコラボした店舗が多くあり、オリジナルグッズも売っているので、お土産を買うというのはいいかも

地下鉄やバスの乗り降りで積極的に使っても 使い切れないほどある

 冒頭でも話したとおり、筆者も結局、滞在中に使い切れませんでした。逆に言うと、使い切れないほどの金額でお小遣いがもらえるということ。少なくとも滞在期間中の交通費は、ほぼ悠遊(EASY)カードでまかなうことができました!

夜市の屋台にも行ってみたが、利用できる店舗は見当たらなかった
マンゴーかき氷(180NTD/約830円)の人気店「冰讃」も支払いは現金のみ

 というわけで、お小遣いがもらえるチャンスがあるという点でも、旅先としてオススメしたい台湾。「Taiwan the Lucky Land」は2025年6月30日まで実施される予定なので、台湾に行かれる際は是非チャレンジしてみてください。トータルで50万人ぶんの当選となっていますが、2023年は25万人ぶん、2024年は15万人ぶん、2025年は10万人ぶんと年々当選確率が下がっていくので、行くなら早いほうがいいですよ。

 ちなみに筆者は第1弾の限定カードだったので、有効期限は年内一杯。ということで、使い切れなかった5000NTDを使うため、年内にもう一回台湾に行こうと計画中です! でもまた当たったらどうしよう!!

この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヶ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

  • 「旅人ITライターさとる」(IT系メイン)
  • 「さとる・たべる・あそぶ」(旅行・エンタメ系メイン)

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