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性能はハイエンドデスクトップ並み、i9とRTX 4090でゲームや写真・動画編集が快適な17.3型ノートPC

ASCII.jp / 2023年10月25日 11時0分

ユニットコムの17.3型ゲーミングノートパソコン「LEVEL-17WG191-i9-XLSX」

 ユニットコムから、17.3型ゲーミングノートパソコン「LEVEL-17WG191-i9-XLSX」が発売中だ。第13世代インテルCore i9プロセッサーや、GeForce RTX 4090、高リフレッシュレートディスプレイなどを搭載したハイエンドモデルなのが特徴。

 ゲームだけでなく画像編集や動画編集などのクリエイティブ用途でも快適に使用することができる。今回その実機を借りることができたので、製品の外観や使い勝手、パフォーマンスなどを2回にわたって紹介していこう。

使いやすさへの配慮を感じる安定感のある筐体

 今回試した「LEVEL-17WG191-i9-XLSX」は、ノートパソコンとしては最大級の17.3型ディスプレーを搭載したハイエンドモデルだ。画面サイズが大きいだけあって本体も幅401mm、奥行き284mm、高さ約30.4mmと大きいのだが、このクラスのゲーミングノートパソコンとしては、フットプリントや厚みが抑えられている方だ。

厚みは約30.4mmで、このクラスのゲーミングノートパソコンとしては比較的スリム

 質量が約3.44kgと、ノートパソコンとしてはかなり重いほうなので、基本的に据え置きでの利用がメインとなる製品ではあるが、出張や帰省の際に持って行くことができるというのは、デスクトップパソコンとは大きな違いとなるだろう。

 本体はブラック基調の上品で落ち着いたデザインで、書斎やオフィスなどに置いても違和感を覚えることはない。天板もフラットで装飾的な要素もロゴ以外見当たらず、パッと見は標準的なホームノートパソコンと大きな差は感じない。仕事や動画編集など、ゲーム以外の用途でも使いたいと考えている人には、ありがたいポイントといえそうだ。

黒を基調とした落ち着いたデザインで、仕事部屋などに設置しても違和感は少ない

 また、本体奥がヒンジより少し後ろに飛び出ているため、机に置いた際の安定感はかなり高い。ディスプレー上部のWebカメラが内蔵されている部分が少し出っ張っていて、指1本で楽々トップカバーを開くことができるのも使いやすいところ。その際、重心がしっかりしているため、ボトムケースを押さえていなくても底面がトップカバーと一緒に浮き上がってこないので、ディスプレーの開け閉めはスムーズだ。

本体奥がヒンジより少し後ろに飛び出ており、重量も相まって机に置いた際の安定感が高い

 底面にはスリット状の吸気口が設けられており、そこから取り入れられた空気が内部パーツを冷却して本体背面や側面から排気される構造になっている。冷却性能は高いようで、動画のエンコードのような負荷のかかる処理を連続で実行しているときでも、パフォーマンスは安定していた。

底面は半分くらいの面積がスリット状になっており、冷却効率は高そう

 インタフェースは、本体左側面にUSB 3.1×2、ヘッドフォン/スピーカー出力、マイク入力、本体右側面にThuderbolt 4(Type-C)×2、本体背面にMini DisplayPort、HDMI、有線LAN端子、電源端子が搭載されている。このほか、ディスプレー上部にはWindows Hello対応の顔認証機能に対応した200万画素のWebカメラを内蔵。ワイヤレス通信はWi-Fi 6EとBluetooth 5に対応する。

本体左側面には、USB 3.1×2、ヘッドフォン/スピーカー出力、マイク入力が搭載されている
本体右側面には、Thuderbolt 4(Type-C)×2が搭載されている
本体背面には、Mini DisplayPort、HDMI、有線LAN端子、電源端子がある
ディスプレー上部にはWindows Helloに対応した200万画素のWebカメラが内蔵されている

 性能が高いぶんACアダプターは大型で重量もあり、少なからず場所をとってしまうほか、電源ケーブルも太めでACアダプターと合わせると実測で1.162kgにもなる。本体だけならともかく、ACアダプターと一緒に持ち運ぶのはあまり現実的ではない。ただし2つあるThuderbolt 4ポートのうち1基がUSB PDをサポートしており、本体未使用時にサードパーティー製のUSB PD充電アダプターで内蔵バッテリーを充電することは可能だ。

165Hz駆動ディスプレーとマルチカラーLEDキーボードを搭載

17.3型WQHD(2560×1440ドット)解像度のディスプレイを搭載する

 ディスプレーは、サイズが17.3インチ、解像度がWQHD(2560×1440ドット)というスペック。パネルはノングレアで映り込みが少ないため、照明下や日中の窓際などの明るい場所でも見やすい。また色再現性が高く視野角も広いと感じたので、正確に色の指定が決まっている以外の仕事や趣味での写真のレタッチや、動画編集といった作業でも使用することができた。

 リフレッシュレートは一般的なディスプレイ(60Hz)よりも倍以上高い165Hzを実現しており、ヌルヌルとした滑らかな映像でゲームを楽しむことが可能。またG-SYNCにも対応しているため、映像が画面の上下でずれたように表示されるティアリングや、カクついて見えるスタッタリングなどを抑えながら快適にプレイすることができる。

リフレッシュレートは最大165Hzで、残像感の少ない滑らかな映像表示が可能

 実際に試してみたが、残像感が少なくキャラクターの動きが把握しやすいため、バトルロイヤルゲームなどでは一般的なディスプレーでプレイしたときよりも敵の位置が予測しやすく照準も合わせやすかった。普段使いでも、マウスポインターの動きやページスクロールなどが滑らかで目が疲れにくく感じる。

 少しでもゲームを有利に進めたいプレーヤーや、画像・動画編集などで長時間画面を凝視するユーザーには魅力的な特徴といえるだろう。

 キーボードはフルサイズで、4列テンキーを標準搭載している。「る」、「め」、「ろ」や右Shiftキーなど、一部のキーピッチがほかのキーよりやや狭くなっているが、タイピング時に気になるほどではなかった。キーストロークも十分確保されており、打鍵音も控えめなので、文書作成時のように長時間文字入力する際も、気持ちよくタイピングすることができた。

4列テンキー付きのフルサイズキーボードを搭載する

 キーボードにはマルチカラーLEDが内蔵されており、プリインストールされているユーティリティー「LED Keyboard」を使えば好みの色に設定することができる。特定のキー、たとえば「W」「A」「S」「D」のみ違う色にしたり、ウェーブやブリーズ、点滅などのエフェクトをつけて光らせることもできるので、自分のゲームスタイルやその日の気分などに合わせてカスタマイズしてみると楽しそうだ。

キーボードにはマルチカラーLEDが内蔵されており、好みの色で光らせることができる
プリインストールされているユーティリティー「LED Keyboard」で、キーごとに色を変更したり、ウェーブや点滅などの光らせ方(エフェクト)を設定することができる

 本体サイズに余裕があるせいかタッチパッドも広めで、幅は約152mm、奥行きも約 91mmある。そのためマルチタッチジェスチャーは快適。マウスポインターがコントロールしやすいため、画像の切り抜きといった作業もしやすかった。これなら、普段はマウスやペンタブレットを使うような細かい操作も、ある程度はタッチパッドでまかなえそうだ。

ハイエンドなスペックにに充実した機能を搭載する「LEVEL-17WG191-i9-XLSX」

 黒を基調とした洗練されたデザインのボディーに、高リフレッシュレートディスプレーやマルチカラーLEDキーボード、充実したインタフェースなどを搭載した「LEVEL-17WG191-i9-XLSX」。

 ノートパソコンとしてはかなり高いスペックだけに、価格は44万9700円からと高額だが、ハイエンドデスクトップで可能な作業やゲームプレイを、ノート型でこなしたいという人には最適な1台となるだろう。

 今回は、その外観や使い勝手を中心に紹介したが、次回はベンチマーク結果などを交えながら気になるパフォーマンスを紹介していこう。

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