“世界初”ロープウェイ型「空中配送ロボット」、実証実験へ

空中配送ロボット（イメージ）

　パナソニック ホールディングス、東急、都市再生機構は11月6日、川崎市麻生区のUR虹ヶ丘団地にて、世界初という郊外住宅地における空中配送ロボット技術を活用した新たな配送サービスの実証実験を実施することを発表した。本実証実験を活用した持続可能なまちづくりの推進に向けて10月13日に連携協定を締結し、11月18日より本実証実験を開始する。

実証実験イメージ

受け取り場所イメージ

　本実証実験では、UR虹ヶ丘団地の住民が専用ウェブアプリから、東急ストア、吉野家などの商品を注文すると、指定時間内に団地内の受取場所にある受取ボックスまで、配送ロボットが商品を届ける。11月18日～2024年3月31日の期間に不定期で運行する。

　3者は、空中配送ロボットの技術およびサービスの効果検証を通じ、配送業界における人手不足や配送コストの上昇といった社会課題の解決や、少子高齢化が進行する郊外住宅地における買い物の利便性向上を目指す。

　また、空中配送ロボットにより商品が届けられる受取場所に人が集い、外出や交流の機会が創出されることによるウェルビーイングの向上や、コミュニティーの形成による地域活性化へ寄与しながら、生活者起点でのまちづくりを推進する。

　11月18日に虹ヶ丘団地で開催される「虹のまちにわフェス」において、空中配送ロボットを運行し、一般の見学が可能となる。