速度もディスプレーも最高 ＝ 至高のゲーミングノート「Razer Blade 18」実機レビュー

「HWiNFO64 Pro」で取得したシステムの概要

「Synapse」の「パフォーマンスモード」で、CPUを「ブースト」、GPUを「高」に設定して実施

　ベンチマークはユーティリティーソフト「Synapse」の「パフォーマンスモード」で、CPUを「ブースト」、GPUを「高」に設定して実施している。「CPUオーバークロック」は一般的に保証外となるため、今回は有効にしなかった

　まずCPU性能だが、Blade 18は「CINEBENCH R23」のCPU（Multi Core）が27726pts、CPU（Single Core）が1963ptsとなった。

　Blade 17はCPU（Multi Core）が16022pts、CPU（Single Core）が1892ptsだったので、Blade 18はCPU（Multi Core）が約173％相当、CPU（Single Core）が約104%相当のスコアを記録したことになる。

　「Core i9-13950HX」は24コア［8P＋16E］、32スレッド、最大5.50GHz、55W、「Core i9-12900H」は14コア［6P＋8E］、20スレッド、最大5.00GHz、45W動作のCPUだ。コア数、スレッド数の差が如実に表われた結果である。

「CINEBENCH R23」のCPU（Multi Core）は27726pts、CPU（Single Core）は1963pts、「CINEBENCH 2024」のGPUは17738pts、CPU（Multi Core）は1445pts、CPU（Single Core）は118pts

　「3DMark」のTime Spyは18258、Fire Strikeは30940、Wild Lifeは103740、Port Royalは11684となった。

　Blade 17がTime Spyは12733、Fire Strikeは26566、Wild Lifeは70219、Port Royalは8112だったので、 Blade 18は144％、143％、116％、148％相当のスコアを記録したことになる。

　こちらも、RTX 4080とRTX 3080Tiの世代の差が着実に表われたわけだ。

「3DMark」のTime Spyは18258、Fire Strikeは30940、Wild Lifeは103740、Port Royalは11684

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」（標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン）のスコアは19206（非常に快適）

　ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「CA6-8D1024」が搭載されており、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード（SEQ1M Q8T1）は6867MB/s、シーケンシャルライト（SEQ1M Q8T1）は4773MB/sを記録した。

　ゲームでもクリエイティブアプリでもノートPC最高クラスの読み書き性能の恩恵を受けられるわけだ。

ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「CA6-8D1024」を搭載。「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリードは6867MB/s、シーケンシャルライトは4773MB/s

　バッテリー駆動時間については、ディスプレー輝度40％で「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、4時間30分動作した。5時間には及ばなかったが、個人的にはこれだけ動作すればモバイル用途に活用できると思う。あとは、我が身の筋肉を鍛えるだけだ。

ディスプレー輝度40％で「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、4時間30分動作した

Razer Blade 18は 「最強」の冠にふさわしいゲーミングノートPC

　何度も「モバイル」と連呼したが、Blade 18が小型・軽量であるというつもりはない。

　しかし18型ディスプレーとデスクトップPCクラスのCPU、GPUパワーを備えていることを考えれば、多少無理してでも毎日携帯したくなるのは筆者だけではないだろう。

　いずれにしても、最高クラスの性能と最大級の画面を備えたRazer Blade 18は、まさに最強の冠にふさわしいゲーミングノートPCだ。