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ウルトラマン完全分析MOOKは、オトナになったボクら向けのテレビマガジンなのだ

ASCII.jp / 2023年12月1日 7時0分

(C)円谷プロ

テレビマガジンは当時から空想特撮作品に夢中だった私の心を掴んで放さなかった

 「テレビマガジン特別編集 ウルトラマン EPISODE No.1~No.39」が発売になるというニュースに、ちょっとときめきを隠せないアスキー編集部ムラリンです。

 講談社の「テレビマガジン」は、少年期を共に過ごした私の中のナンバーワン雑誌だ。周りの友達が少年マガジンのような漫画雑誌を好んで読むようになってからも、少年ムラリンはいつもテレビマガジンと共にあった。

 少年ムラリンが、なぜそこまでテレビマガジンに固執していたかといえば、その理由はこの雑誌に取り上げられていたコンテンツにある。テレビマガジンは、他の児童向け雑誌に比べて、特撮テレビドラマを扱う比率が高く、しかも毎号豪奢なカラーページをそれら特撮作品の紹介に割いていた。それが、当時から空想特撮作品に夢中だった私の心を掴んで放さなかったのだ。

(C)円谷プロ

 そんな私だから、この”テレビマガジン特別編集”と銘打たれたウルトラマン本の発売で、さぞやノスタルジーを掻き立てられるだろうと思うかもしれないが、実はさにあらず。テレビマガジンの創刊は1971年で私が6歳のころ。対して、ウルトラマンの初回本放送は1966年で、私が1歳のときだ。テレビマガジン創刊時に放映されていたウルトラシリーズは『帰ってきたウルトラマン』なのだ。当然、当時のテレビマガジンで扱われていたのも、帰ってきたウルトラマン以降のヒーローたちで、初代ウルトラマンをがっつり扱ったテレビマガジンというものは、当時は存在しなかったのだ。

 そして、本書である。潔く初代ウルトラマンのみに絞って作られたこのムックは、漢字にふりがながあるわけでもなく、小さな文字でびっしりと書かれたエピソード文などを見れば、どう見てもオトナ向けの本なのである。にも関わらず、そのレイアウトは子供が喜びそうなワチャワチャしたもので非常にテレビマガジン的。要するにこの本は、オトナになったボクらに向けた、創刊当時から時代を遡って作られたテレビマガジンなのだ。

 考えてみると、オトナになってから怪獣の写真がいっぱい載った本をあまり買っていない。昨今、またしても何度目になるか分からないくらいのウルトラマンブームが再燃していて、こうした書籍が各社からいろいろと発売になっているが、もし今私が、怪獣写真がたくさん掲載されている本を1冊手元に置いておくなら、やっぱり、少年期を共に過ごし、いつも傍らにあったテレビマガジンが良いかも知れない。「テレビマガジン特別編集 ウルトラマン EPISODE No.1~No.39」は、そんなことを思わせてくれる一冊なのだ。(ムラリン談)

編集部/ムラリン
■「テレビマガジン特別編集 ウルトラマン EPISODE No.1~No.39」
(C)円谷プロ

 講談社は「テレビマガジン特別編集 ウルトラマン EPISODE No.1~No.39」を2023年12月1日に発売。特撮TV番組、ウルトラマンシリーズの元祖となる「ウルトラマン」の全39話を完全分析したムック本だ。A4判、112ページで価格は3300円。本書はファンの間でも評判の良かった「ウルトラセブン」完全版に続く、テレビマガジンシリーズ第2弾となる。ウルトラマン、科学特捜隊、スーパーメカ、怪獣、宇宙人などのすべてを網羅し、ストーリー、出演キャスト、シナリオの変遷まで掲載しているのが魅力だ。

(C)円谷プロ
■Amazon.co.jpで購入
  • テレビマガジン特別編集 ウルトラマン EPISODE No.1~No.39 (講談社 Mook(テレビマガジン))講談社、円谷プロダクション講談社

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  • テレビマガジン特別編集 ウルトラセブン EPISODE No.1~No.49 (講談社 Mook(テレビマガジン))講談社、円谷プロダクション講談社

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