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デカ頭でも余裕で装着できるネコ耳ヘッドセット「Razer Kraken Kitty V2」を試すニャ

ASCII.jp / 2023年11月30日 18時0分

Razer「Razer Kraken Kitty V2」1万5980円。撮影協力/グルメ担当ナベコさんです

 本連載「最先端 “エモ”ガジェット徹底レビュー」は今回で20回目。比較的よく読まれているとのことでありがたいことです。さて本連載でレビューさせていただく製品については、担当編集と相談しながら決めているのですが、たまに「あれ、これ、なんでお借りしたんだろう?」と思う製品があります。今回のネコ耳ヘッドセット「Razer Kraken Kitty V2」がまさそれです。

 これはかわいらしい、どちらかというと女性向けのガジェット。私(おじさん)がかぶって写真を撮っても、誰も得しないじゃないですか? というわけで今回の記事では特別に、アスキーグルメでおなじみのナベコさんに装着していただきました。私のレビュー写真も後半に掲載していますが、辛かったらすぐにこちらのナベコさんの写真を見て心の均衡を保ってください。

ヘッドセットとしてのスペックはKrakenシリーズと同等ニャ

 

 この「Razer Kraken Kitty V2」はネコ耳が装着されている有線ヘッドセット。たぶん、詳細スペックよりも頭の耳のほうが気になって仕方ないと思いますが、一応書いておきます。

 こちらのヘッドセットは、高音、中音、低音をそれぞれ調整できるRazer TriForce 40mmドライバーを採用しており、周波数特性は20Hz~20kHz、インピーダンスは32Ω(1kHz)、感度は92.5dB SPL/mW@1kHzです。マイクは周囲の音を遮断してユーザーの声を明瞭に捉える単一指向性を備えた「Razer HyparClearカーディオイドマイク」。周波数特性は100Hz~10kHz、マイク感度は-42dBV/Pa,1kHzです。

製品パッケージ
パッケージには本体、説明書、ロゴシールが同梱。Razer製品は比較的よく目にするほうですが、ピンクにラメが入ったようなRazerロゴシールは初めて見ました。本製品だけの特別バージョン?

頭囲64cmのデカ頭の私(おじさん)でも余裕で装着できましたニャ

 本体サイズは実測190×210×90mm(幅×高さ×奥行き)、重量は325g。イヤーカップの幅は43mm、長さは61mm……なーんてサイズを書いてもよくわからないですよね? 簡単に言えば、頭囲64cmのデカ頭の私でも、少し余裕を確保しつつ装着できました。既製品のオートバイのヘルメットをかぶれる方であれば、問題なく利用できると思います。

マイクは取り外しできません。USB Type-Aケーブルの長さは2m。(あ、スタンドは撮影用で本製品には付属しませんよ)
本体前面(左)と本体背面(右)
右側面と左側面にはRazerマークが入っています
左側にはマイクミュートボタンとボリュームコントロールホイール
ケーブル込みの実測重量は353g。ヘッドセットだけなら313gです

 (次ページ:ネコ耳部分とイヤーカップライティングは設定可能)

ネコ耳部分とイヤーカップのRGB LEDのライティングは設定可能ニャ

 デザイン上の本製品の売りは、ライティング機能「RazerChrome RGBゾーン」に対応していること。ネコ耳部分とイヤーカップにRGB LEDライトが内蔵されており、ユーティリティーソフト「Razer Synapse」からライティングを設定可能なんです。

 また、配信時のエモートやアラートに合わせて反応するようにも設定できます。「あの配信者さんはこの機能を使っているんだなー」と合点がいきました。

「Razer Synapse」がインストール済みであれば、「Razer Kraken Kitty V2」をパソコンにつなぐだけで自動的に登録されます
RGB LEDライトは可愛さを引き立ててくれますね! ライティングは1680万色です

ハイブリッドクッションは長時間装着していても蒸れにくいニャ

 頭囲64cmの筆者でも装着できるということはすでにお伝えしていますが、装着感も良好ですよ。ファブリック素材とレザーレット製のハイブリッドクッションは長時間装着していても蒸れにくいです。肌触りもサラッとしていて気持ちよく、当たりも柔らかいですね。自分が装着できることにビックリしましたが、髪の毛が乱れないように大きなサイズで作られているのかもしれませんね。

ヘッドバンドのクッションが頭頂で柔らかく本製品の重量を支えてくれます
イヤーカップはファブリック素材とレザーレット製のハイブリッド仕様。筆者は乾燥肌なのですが、「Razer Kraken Kitty V2」は長時間付けていても快適でした
長さは左右それぞれで8段階に調整できます。ちなみに頭囲64cmの筆者には7段階目がちょうどよかったです

快適にビデオ会議できるヘッドセット、ゲームも有利に戦えるニャ

 ヘッドフォンの音質、マイクの音質はRazer製ゲーミングヘッドセットとしては標準的。TPS、FPS系のゲームをプレイすれば敵のいる位置をヘッドフォンの音で察知できます。また、マイクの音も自分で録画したかぎりでは空調などの音は入らずに、自分の声だけが明瞭に記録されていました。画面をオンにするかどうかはオンライン会議にもよりますが、音質としては快適にビデオ会議できるヘッドセットです。

FPS、TPSゲームにおいて音は勝敗を左右する重要な要素。「Razer Kraken Kitty V2」を装着してプレイすると、戦闘音などで敵の位置を正確に把握し、漁夫の利を狙えます
マイクはアームで位置を自由に調整可能。スポンジも付いているので呼吸音なども入りにくいです

サウンド、マイク、ライティングを「Razer Synapse」で一括管理ニャ

 統合管理ユーティリティー「Razer Synapse」ではサウンド、マイク、ライティングを調整可能です。なお配信時にエモートやアラートに合わせてRGB LEDライトを反応させる機能は、別途「Streamer Companion App」をインストールする必要があります。

「Razer Synapse」はノートPC、キーボード、マウス、ヘッドセットなどを統合管理するユーティリティー。Razer製ノートPCにはプリインストールされています

 なお正式に対応が謳われているわけではないですが、USB Type-A to USB Type-Cアダプターを経由すれば、USB Type-C端子を備えるiPhoneでヘッドセットとして利用できました。つまりこれは、やろうと思えば屋外でも「Razer Kraken Kitty V2」を見せびらかすことができるというわけです。

マイクも使えますし、LEDライトも光ります
気になるのはケーブルがスマホ用としては長すぎることぐらいですね。外で使うなら大人しくBluetooth版の「Razer Kraken Kitty V2 BT」(1万5980円)を買ったほうがいいかもしれません。

 (次ページ:エモ度は満点、ただし使う人によるニャ……)

エモ度は満点、ただし使う人によるニャ

 さて最後の主観的評価ですが、エモ度は100点満点中100点です! ただし使う人によります。今回はアスキーグルメのナベコさんに装着してもらったんですが、こちらは文句なしにいい感じ。筆者が自腹でナベコさんに「Razer Kraken Kitty V2」を買ってあげたいぐらいネコ耳が似合っています。

ニャ!
ニャ!
ニャーン!

 しかしですね。筆者が自分でかぶったときには、「なにやっているんだろう、公開処刑やん」と自問してしまうレベルであります。しかしながら、頭囲64cmのデカ頭の男性の装着レビューは珍しいはずですので、何がしかの参考にしていただければ幸いです。

キャ!
キャー!
ギャー!

 それにしてもこの画像がネットに放流されて、デジタルタトゥーとして永遠に残るかと想像すると、ゾクゾクしてきました。たまりませんね! 

 「Razer Kraken Kitty V2」はゲーミングヘッドセットとしての基本性能をしっかりと抑えつつ、猫耳というチャームポイントを備えています。本製品が似合う配偶者、恋人、幼なじみ、子どもがいるのであれば、絶対的にオススメ。私は転生してから購入いたします。それではまた来世!

オンライン会議で相手の耳が点滅していると、もの凄いアイディアを思いついているかのように見えますね。見えるだけですけど(担当編集談)

■関連サイト

  • 製品情報
  • Razer Japan

この記事を書いた人──ジャイアン鈴木

 EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始した。

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