8万円台で買える超小型ミラーレスカメラ「LUMIX G100D」実機レビュー

　画素数は2030万画素とマイクロフォーサーズとしてはスタンダードなクラスで、高感度も最高ISO25600と同等だ。画質もノイズ処理が丁寧でISO6400程度までは常用でき、最新のマイクロフォーサーズ機と比べても遜色はない。ただ暗所で撮影していると少しAFが迷うことがあった。

感度別に撮影した写真の一部を拡大して比較。左上からISO800・ISO1600・ISO3200・ISO6400・ISO12800・ISO25600。ノイズ処理標準。

ISO6400で撮影。ノイズは目立たず細部の解像感にも不満なし。12-32mm・絞りF5.6・シャッタースピード1/60秒・ホワイトバランスオート・フォトスタイルスタンダード。

ISO12800で撮影。少し解像感低下はあるが、ノイズは抑えられている。12-32mm・絞りF3.5・シャッタースピード1/125秒・ホワイトバランスオート・フォトスタイルスタンダード。

最高感度ISO25600で撮影。拡大してみなければ十分常用できる。12-32mm・絞りF5.6・シャッタースピード1/40秒・ホワイトバランスオート・フォトスタイルスタンダード。

　手ブレ補正は動画撮影時の電子式のみで、静止画ではレンズの手ブレ補正に頼ることになる。またボディーが小型軽量なので屋外で強い風が吹いているときなどは結構ブレやすかった。できれば1/15秒より速いシャッタースピードで撮影したほうが安心だ。

シャッタースピード1/8秒で数枚撮影したなかでブレていなかった1枚。確率は2割程度といったところ。12-32mm・絞りF5.6・シャッタースピード1/8秒・ISO640・ホワイトバランスオート・フォトスタイルスタンダード。

　撮影機能としては最近の「LUMIX」では無くなりつつある「4Kフォトモード」も搭載。解像度は3328×2496ドットになるが、秒30コマでプリ撮影も可能。連写した写真はMP3ファイルで記録されるので容量も控えめ。お手軽に連写撮影を楽しめる。

「4Kフォトモード」で撮影した連写写真は1つのファイルにまとめられ、再生画面で静止画への書き出しができる。

「4Kフォト」ではプリ連写も可能なので、鳥が飛び立つ瞬間などの撮影でも活躍してくれる。45-150mm・絞りF5.6・シャッタースピード1/4000秒・ISO1250・ホワイトバランスオート・フォトスタイルスタンダード。

　画像仕上げフォトスタイルにくわえ、画像に加工をくわえる22種の「フィルター効果」も搭載。JPEG画像に適応され撮影後のRAW現像には非対応だが、フィルター効果無しの写真を同時記録することができるので、効果の有無を比較してみるのも面白い。

　コンパクトなサイズとリーズナブルな価格は入門機としてはもちろんだが、上位モデルのサブカメラにも向いている。お手軽なお散歩カメラを探している人はチェックしてみよう。

フィルター効果の設定画面と、以下は主な「フィルター効果」の作例。

ポップ

標準

レトロ

標準

ラフモノクローム

標準

インプレッシブアート

標準

トイポップ

標準

ジオラマ効果

標準

クロスフィルター

標準

サンシャイン効果

標準

 

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