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ビジネスにもゲーマーにも魅力的な超小型モバイルマシン「GPD WIN Mini」実機レビュー

ASCII.jp / 2023年12月11日 10時0分

 それでは気になるパフォーマンスをチェックしてみよう。今回はRyzen 7 7840U/RAM32GB/SSD2TBの「GPD WIN Mini」を試用しているが、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は11028pts、CPU(Single Core)は1701ptsとなった。

 「AMD Ryzen 7 6800U」を搭載する「AYANEO 2」がCPU(Multi Core)は9749pts、CPU(Single Core)は1466ptsだったので、「GPD WIN Mini」はCPU(Multi Core)で113%相当、CPU(Single Core)は116%相当のスコアを記録したことになる。

 APUが1世代新しくなり、マルチスレッドだけでなくシングルスレッドの性能も着実に向上している。

「GPD WIN Mini」実機レビュー
「HWiNFO64 Pro」で取得したシステム概要
「GPD WIN Mini」実機レビュー
ベンチマークはユーティリティー「Motion Assistant 体感助手 V1.1.7.5」で「AC TDP」を30W、「Enable Fan Speed」を有効にして実施している
「GPD WIN Mini」実機レビュー
「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は11028pts、CPU(Single Core)は1701pts、「CINEBENCH 2024」のCPU(Multi Core)は590pts、CPU(Single Core)は97pts

 3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のPort Royalで1448、Time Spyで2786、Fire Strikeで6681、Wild Lifeで15475となった。

 ちなみに3DMarkの「Estimated game performance(推定ゲームパフォーマンス)」によると、「Apex Legends」(1080p Ultra)で50~70fps以上という値が出ている。

 「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは7414(やや快適)で、平均フレームレートは53.67fpsを記録した。フルHD解像度であれば多くの3Dゲームを50~60fps前後でプレイできるわけだ。

「GPD WIN Mini」実機レビュー
「3DMark」のPort Royalは1448、Time Spyは2786、Fire Strikeは6681、Wild Lifeは15475
「GPD WIN Mini」実機レビュー
「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは7414(やや快適)。平均フレームレートは53.67fps、最低フレームレートは22fps。「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは3450(普通)。

 ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「WD PC SN740 SDDPTQE-2T00」が搭載されており、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は5223MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4901MB/sと高速だった。大容量データをひんぱんにロードするゲームであっても、待たされ感なくプレイできるはずだ。

「GPD WIN Mini」実機レビュー
試用機にはPCIe Gen4 x4接続SSD「WD PC SN740 SDDPTQE-2T00」が搭載されていた。「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は5223MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4901MB/s

 バッテリー駆動時間については、ディスプレー輝度50%、ボリューム50%で「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」をループ再生したところ、バッテリー残量5%まで1時間37分動作した。外出先で高負荷なゲームをプレイする際には、ACアダプター、モバイルバッテリーを準備しておこう。

ポータブルeGPU「GPD G1」を接続すれば より高い3Dグラフィックス性能を発揮

 「GPD WIN Mini」は一般的なモバイルゲーミングUMPCと比較すると、キーボードがあるぶんちょっと変わったデザインに見える。しかし、ゲームパッドは意外に使いやすく、キーボードも親指入力前提であれば立ったままでも操作しやすい。

 処理性能はRyzen 7 7840U搭載機であればちょっとしたクリエイティブワークをこなせるほど高く、64GBメモリー、2TBストレージ搭載モデルであれば容量的にも不足はない。

 ポータブルeGPUボックス「GPD G1」(10万8800円)を接続すれば、より高い3Dグラフィックス性能を要求するゲームにも対応可能だ。

 価格的にも12万3000円と比較的手頃なモデルから用意されている。ビジネスとゲームを両方こなせる超小型PCを探している方に非常に魅力的なデバイスだ。

 

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