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存在感のあるBTOゲーミングPCがほしい人に! 高性能なパーツも魅力の「ZEFT Z44SI」

ASCII.jp / 2023年12月13日 11時0分

「ZEFT Z44SI」

 CoolerMasterのフルタワー型ケース「COSMOS C700M」(以下、C700M)は、独特なデザインと使い勝手に優れた機能性から人気の高いモデルだ。そんなC700Mを採用したBTOゲーミングパソコンが、パソコンショップSEVENの「ZEFT Z44SI」だ。では、ZEFT Z44SIはどのような特徴があるマシンなのだろうか、そのスペックを詳しく見ていこう。

 なお、試用機のCPUはCore i9-13900KFだが、12月12日現在では第14世代のCore i9-14900KFに切り替わっているのはご了承いただきたい。

ZEFT Z44SI https://pc-seven.co.jp/spc/22494 価格(10月16日現在):税別:52万9800円、税込み:58万2780円

 ZEFT Z44SIは先述のとおり、ケースにCoolerMasterのC700Mを採用。C700Mは、フロントパネルが独特な形状をしており、トップパネルとボトムに持ち運びができるハンドルが装備されている点が特徴的だ。サイズがおよそ幅306×奥行650×高さ651mmとかなり大きく、重さもケースだけで約23.8kgと重量級だ。サイズが大きいだけあって、内部空間はかなり広く、ビデオカードは約320mmまで、3.5インチドライブゲージを外すと最大490mmと、かなり大きいモデルでも搭載可能な点はありがたい。

 ZEFT Z44SIでは、ケースファンは背面に140mm角ファンを1基搭載し、さらに標準ではフロントパネルに装備されてりう3基の140mm角ファンがトップパネルに移設されている。ZEFT Z44SIでは、そのフロントパネルにCPUクーラーのラジエーターが装着されているため、前面から背面やトップパネルに抜けるエアフローはかなり強力だ。

フロントパネルを正面から見たところ。中央を挟む形で吸気孔を用意するなど特徴的なデザインだ
左側面は強化ガラスを用いた内部が見えるタイプ。サイズが大きなこともあり、内部空間はかなり広めだ
トップパネルは一面排気孔となっており、通気性は良好だ
フロントパネルの上部には、USB 3.2 Gen 2(Type-C)が1つ、USB 3.2 Gen 1(Type-A)とUSB 2.0(Type-A)が2つずつ、計5基のUSBが用意されている

 CPUには、第13世代Coreプロセッサーの「Core i9-13900KF」(以下、i9-13900KF)を採用。i9-13900KFは、Pコアが8基、Eコアが16基の24コア/32スレッドタイプのCPUで、ゲーミング用途でも高いパフォーマンスが期待できる。

試用機のCPUはCore i9-13900KFだが、前述のとおり現在はCore i9-14900KFに切り替わっている

 ただ、i9-13900KFはTDPが125Wと高い点がネックで、CPUクーラーに十分に高い冷却性能が求められる。そこで、ZEFT Z44SIではCORSAIRの簡易水冷クーラー「iCUE H170i ELITE CAPELLIX XT」を採用。このクーラーは、ラジエーターのサイズは420mmサイズのモデルで、140mm角ファンを3基搭載し、それゆえ冷却能力もかなり高めだ。

 ビデオカードは、「GeForce RTX 4070 Ti」を採用し、試用機ではGIGABYTEの「GeForce RTX 4070 Ti EAGLE OC 12G」が装着されていた。このカードは、ブーストクロックを2625MHzに引き上げたクロックアップモデルで、「WINDFORCE COOLING SYSTEM」と呼ばれるオリジナルクーラーを装備。

GPU-Z(Version 2.55.0)の実行結果
カードはGIGABYTEのクロックアップモデルであるGeForce RTX 4070 Ti EAGLE OC 12Gは装着されていた

 80mm角相当のファンを3基備え、8本のヒートパイプでより効果的な冷却性能を発揮する。また、カードの長さは261mmとこのクラスにしては比較的コンパクトで、C700Mの大きなサイズも手伝って、カード周りの空間は非常にゆったりしている。

 マザーボードは、ASUSのインテル Z790チップセットを採用した「TUF Gaming Z790-PLUS WIFI」で、16+1フェーズ構成の電源回路やPCI Express 5.0をサポートするなど豪華な仕様を誇る。また、2.5GbE対応の有線LANや、Wi-Fi 6E対応無線LAN、それにUSB 3.2 Gen 2x2などを装備し、ネットワークやインターフェースはかなり充実している。

背面の様子。 USB 3.2 Gen 2x2(Type-C)×1、USB 3.2 Gen 2(Type-C)×1、USB 3.2 Gen 2(Type-A)×2、 USB 3.2 Gen 1(Type-A)×4と、計8ポートのUSBを装備

 メモリーはDDR5 SDRAMに対応し、ZEFT Z44SIではCORSAIRの光るモジュール「VENGEANCE DDR5」を16GBを4枚搭載し、全容量は64GBとなっている。ストレージは、Western Digitalのm.2 SSD「SN850X」の2TBモデルを2枚搭載し、その容量は4TBを誇る。このSSDは、最大7,300MB/sのデータ転送速度を実現した高速モデルで、ZEFT Z44SIはストレージに容量と速度を両立させたハイスペック仕様といえよう。

4本のメモリスロットには、VENGEANCE DDR5の16GBモジュールが装着され、計64GBの容量を誇る

 なお、メモリーモジュールのLEDの設定は付属アプリケーションの「iCUE」で行なうことができ、同時CPUクーラーのCPU枕とラジエーターのLED制御も同アプリから実行可能だ。さらに、ZEFT Z44SIではそれ以外にも電源ケーブルにもLEDが搭載され、多彩なイルミネーションが可能。ちなみに、これらの設定は、iCUEではなく付属アプリケーションの「L-CONNECT 3」から行なう点は注意したい。

CPUクーラーのCPU枕とラジエーターのファン、それにメモリーモジュールの各LEDは、iCUEから制御可能だ
24ピンの電源ケーブル、それにビデオカードの補助電源ケーブルのLEDは、L-CONNECT 3から設定する

 電源ユニットは、CORSAIRの定格出力1000Wで80LUS GOLD認証を取得したの「RM1000e」。ファンレスオペレーションに対応した「Zero RPM Fan Mode」という機能も備えており、静音性は高めだ。CPUのTDPが125W、GPUが285Wであることを考慮しても、かなり出力的には余裕を持ったモデルが選ばれていることになる。

左側面のサイドパネルを外してみると、ケーブルがキレイに取り回されているのが確認できる。また、ボトム部には電源ユニットのRM1000eが搭載されている

価格は税込みで56万6280円 個性的なマシンを望むのであれば魅力的

 ZEFT Z44SIはハイエンド向けモデルらしく、妥協しない高スペックを誇るゲーミングパソコンだ。それゆえ価格は税込みで56万6280円と決して安くはないものの、自分だけの個性的なマシンを望むのであれば、C700Mを採用したZEFT Z44SIはかなり魅力的だ。

 これだけ高スペックだと、かなり快適にゲームがプレーできることは想像に難くないが、実際はどうなのか気になるところだ。そこで、別記事では実際にテストを行い、ZEFT Z44SIのパフォーマンスを確かめてみたい。

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