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さらにコスパを高めた「HUAWEI WATCH GT4」デザイン一新、ヘルスケア機能も進化【レビュー】

ASCII.jp / 2023年12月16日 12時0分

「HUAWEI WATCH GT 4」46mm ブラウンモデル、価格3万6080円

 ファーウェイ・ジャパンが10月24日に発売した「HUAWEI WATCH GT 4」を使っています。「HUAWEI WATCH GT」シリーズは、スマートウォッチとしての標準的な機能を備えつつ、価格は手頃で、同社の売れ筋になっています。

 最新のHUAWEI WATCH GT 4は特にデザインに力を入れたようで、シーンを選ばずに使えそうな印象。46mmモデルと41mmモデルがあり、それぞれ3つのカラバリから選べますが、ファーウェイからレビュー用として提供されたのは46mmのブラウン。ステンレスケースに茶色のレザーベルトが付いたモデルです。これから4回に渡ってレビューしていきますが、今回は全体的な使用感を中心にレポートします。

八角形のステンレスケースが魅力

 HUAWEI WATCH GT 4は、GTシリーズの従来モデルのサイズ感と操作性を継承しています。筆者は、いくつかの従来モデルを使ったことがあり、「GTシリーズはカジュアル」という印象を持っていたのですが、GT 4は硬派でエレガントな趣き。文字盤は従来モデルと同じ円形ですが、ステンレス製のケースが八角形であることが特徴。発表会で見た際は過剰なデザインに思えましたが、実際に装着して使ってみると、決して奇抜ではなく、どんな服装にも合いそうです。

46mmモデルのケースはステンレス製で土台部分が八角形。と言っても文字盤は円形なので、さほど角張ってはいない。ファーウェイ公式のオンラインストアでの価格はモデルにより変わりますが、ブラウン(レザー)は3万6080円。ちなみに、41mmモデルのケースは円形で、価格は3万2780円〜5万4780円です

 ただし、カラバリによってケースの色とバンドの材質・色が異なり、見た目の印象にはかなり差があります。筆者が使っているブラウンは日常的に使えそうですが、スポーツシーンには不向き。毎日のワークアウトの計測を主目的とするなら、フルオロエラストマー製バンドのブラックを選ぶのが得策。

「HUAWEI WATCH GT 4」46mm ブラックモデル、価格3万3880円

 もちろん、バンドは簡単に交換できるので、運動をするときのみ、他のベルトに付け替えるのもアリです。

バンドは一般的なスタイル
バンドの着脱は簡単。22mm幅の市販のバンドにも付け替えられる
右側面に2つのボタンを搭載。スピーカーも備えている

大画面と2つのボタンが使いやすい

 ケースの右側には2つの物理ボタンを搭載。リューズを模した上のボタン(2時位置)はメニュー画面を表示でき、回してスクロール操作も行えます。下の機能ボタン(4時位置)を押すと、「ワークアウト」のメニューが表示されますが、他の機能やアプリに変更することもできます。

左側はBluetooth通話用のマイクを搭載
上のボタンを押すと、アイコンメニューが表示。回して拡大・縮小ができる
下の機能ボタンには、よく使うアプリや機能を設定可能

 ディスプレーは約1.43インチの有機ELで、情報が見やすいことも大きなメリット。タッチ操作もスムーズにできます。明るさは自動調整にもでき、常時点灯にも設定可能。

46mmモデルのディスプレー解像度は466×466ピクセル。スマートウォッチとしては大画面で、情報が見やすいことが利点。タッチレスポンスも的確だ

 ホーム画面を長押しすると、文字盤のデザインを変更可能。下方向にスワイプするとクイック設定、上方向にスワイプすると通知が表示されます。左右にフリックすると、その日の運動の達成状況、カレンダー、天気などを確認できる仕組みです。

スマホと同じような感覚で操作できる
画面が大きいので、1画面に多くの情報を表示できる

iPhoneでもAndroidでも、ほぼ同じように使える

 HUAWEI WATCH GT 4は、iOS 13.0以降とAndroid 8.0以降に対応。筆者はiPhone 15 Pro(iOS 17.1.1)とペアリングして使っています。

筆者はiPhone 15 Proと接続させて使っている

 スマホには「HUAWEIヘルスケア」というアプリをインストールして使います。iOSとAndroidでは使える機能に若干差があります。Androidでは電話を着信した際に「カスタムクイック返信」ができますが、iOSは非対応。また、スマホにインスールした音楽を同期して、ウォッチ単体で再生する機能もiOSでは使えません。

「HUAWEIヘルスケア」アプリでは、ウォッチで計測したデータを管理し、文字盤デザインを追加でき、通知の設定などもできる

 しかし、それらを除けば、iOSでもAndroidでも同じように使えます。iPhoneのカメラを起動した状態でリモートシャッターとして使うこともでき、iPhoneで再生している「Apple Music」の操作をすることもできました。

心拍数は24時間自動でモニタリングする設定ができ、ウォッチの画面で確認できる

ファーウェイ独自の機能は操作性に改善の余地あり

 腕に巻いているだけで自分の健康状態を知ることができることも特徴。心拍数と血中酸素レベルは手動でも自動でも測定可能。異常が検出されると通知されるようにも設定できます。

 睡眠は眠りの深さに基づく睡眠の質に加えて、睡眠中の呼吸の乱れも検出可能。ストレスレベルはわかりやすい数値で表示されます。

健康状態のモニタリングは、自動測定を有効にするか、異常を検出した際に警告するかなど、細かく設定できる

 ワークアウトモードは100種類以上から選べます。ファーウェイ独自のユニークな機能が「AIランニングプラン」。自分の目的やレベルに合ったランニングプランが作成され、継続的な運動へのモチベーションを上げてくれる機能ですが、音声ガイダンスが日本語に対応しより使いやすくなっていました。

 ただし、ウォッチ本体の音声案内は日本語に対応しておらず、日本語の音声ガイドを利用するにはスマホを携帯する必要がありました。GPS内蔵でスマホなしでもルートを記録できるのが利点なので、そこは少し残念に思いました。

ユーザーの目的に合ったプランが提案される「AIランニングプラン」。「HUAWEIヘルスケア」アプリでは走ったルートを地図で振り返ることもできる

 新たに「ボディメイカー」というアプリも追加されています。その日の消費カロリーが表示され、食事などで摂取したカロリーを入力すると、不足あるいは過剰のカロリー量がわかり、ダイエットなどに生かせる趣向。ただし、摂取カロリー量の入力は「HUAWEIヘルスケア」からしかできず、使い勝手はさらなる改良を期待したいところ。

リアルタイムのカロリーの過不足がわかる「ボディメイカー」を新搭載
摂取カロリーは「HUAWEIヘルスケア」アプリで手入力しなければならない

 なお、「AIランニングプラン」や「ボディメイカー」については、もう少し使い込んでから、次回以降に詳しくレポートします。

付属のクレードルに乗せて充電する。使い方にもよるが、充電は1〜2週間に1回程度でよさそうだ

フツーに使っても余裕で2週間持つかも……

 ファーウェイ製のスマートウォッチの最大の利点は電池持ち。筆者が使っている46mmモデルは通常使用で最大14日、ヘビーユースで最大8日、41mmモデルは通常使用で最大7日、ヘビーユースで最大4日の電池持ちを見込めるそうです。ファーウェイによると、通常使用とは「週30分のBluetooth通話、週30分のオーディオ再生、心拍数モニタリング有効、夜間のHUAWEI TruSleep(睡眠トラッキング)有効、週90分のワークアウト(GPS有効)、メッセージ通知有効(1日50件のSMSメッセージ、6件の通話、3件のアラーム)、1日200回の画面点灯」とのこと。

 筆者は心拍数、血中酸素レベル、睡眠、ストレスレベルは全て自動計測を有効にして、ワークアウトは1日おきに30〜60分程度。常時点灯はオフ。電話の着信は少なめですが、通知の設定をしているLINEのメッセージは頻繁に届く、といった使い方でした。フル充電してから1週間経っても50%以上残っていたので、2週間どころか、使い方によってはそれ以上持ちそうです。

 まだ使い始めて10日しか経っていませんが、使用感はおおむね良好。「HUAWEIヘルスケア」アプリもわかりやすく、いろいろな機能を試してみたくなっています。

 

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