ドスパラが栃木県に帰ってきた！体験型ショップのドスパラ宇都宮鶴田店がおもしろい

ASCII.jp / 2023年12月17日 10時0分

　サードウェーブが運営するPCショップ「ドスパラ宇都宮鶴田店」が、12月16日にオープンした。

　2011年3月に残念ながら閉店してしまったドスパラ宇都宮店と比べると、JR宇都宮駅から若干離れた栃木県宇都宮市鶴田でのオープンとなったが、12年ぶりに栃木県宇都宮に帰ってきた形になる。

　普段は秋葉原のドスパラ秋葉原本店などを巡っているが、栃木県日光市に住んでいる筆者も、ドスパラ宇都宮鶴田店のオープンを大喜びしているひとりだ。うれしいことに、オープン前日に開催された報道関係者向けの内覧会に招待されたので、新店歩の魅力をレポートしていきたい。

便利な県道3号宇都宮環状線沿いにオープン

　県道3号宇都宮環状線沿いにオープンしたドスパラ宇都宮鶴田店。さまざまなお店が並んでいる県道沿いとあって、駐車場は35台分を備えている。家族で食事した後や、ほかの買い物と一緒に、パソコンやPCパーツを選びに行くのにベストだろう。

　JR宇都宮駅からは、路線バスが便利。17分ほどの「鶴田橋」停留所から、歩いて5分ほどとなっている。バスは東武宇都宮駅を通るので、東武鉄道を使っている人も同じバスで大丈夫だ。

わずか2年で店長に抜擢されたドスパラ最年少店長！

　栃木県に帰ってきたドスパラ宇都宮鶴田店の店長を務めるのは、なんと入社からわずか2年たらずという弱冠20歳の伊藤晴貴氏だ。高校生だったときに、オープンしたドスパラ郡山店に来店。そのゲーム好きにはたまらない、見て触って試せる楽しい空間に魅せられ、サードウェーブに入社したいという気持ちが芽生えたという。

　そして高校卒業後に、2022年度の新卒社員として、サードウェーブに特例として入社。ドスパラ秋葉原本店で研修したのち、ドスパラ大阪・なんば店で約1年経験を積み、今回、ドスパラ宇都宮鶴田店の店長として大抜擢された。

　同店のウリとしては、自身も気に入った動画配信体験コーナーをはじめとした、「体験コーナーが充実していること」とのことで、「はじめて、ご来店される方もとても楽しめるお店になっていると思います」と語っていた。また、PCパーツも厳選した品ぞろえでPCケースを含め、見やすく展示しているというので注目だ。

ゆったりした店内で欲しい物をじっくりと検討できる

　ドスパラ宇都宮鶴田店の店舗面積は約133坪で、郊外型店舗としては中規模と言えるだろう。とは言え、普段筆者が巡っている秋葉原のパーツショップと比べると、かなり広い。天井が高いのもあるが通路が大きく取られていて、かなりゆったりしている。

　スタッフに予算や用途などを相談しながら、パーツを選んでいくときも、周りの人を気にせずにできるだろう。ドスパラオリジナルBTO PCもズラリと並んでおり、店内入ってすぐには即日持ち帰りできるモデルが積まれている。

魅力的な体験コーナーに注目だ

　「ドスパラ宇都宮鶴田店」の店内に入ってまず目に入るのが、JR東日本が開発したトレインシミュレーターだ。運転席を模した筐体には、運転士の帽子と手袋が用意され、運転士気分を盛り上げてくれる。

　そのほかにもゲームの動画配信を体験できるコーナーをはじめ、パソコンで曲を作るDTM（Desk Top Music）や、自然な会話ができるAIチャットのChatGPT、AI画像生成（Stable Diffusion）などを、体験できるコーナーを用意している。

ゲーミングデバイスを実際に試せるのも魅力

　ドスパラ宇都宮鶴田店は、自分に最適なゲーミングデバイスを実際に見て、触って試せるようになっているのが、かなり魅力的だ。

　ゲームプレイで大事なデバイスとなるキーボード、マウス/マウスパッド、ヘッドセットの各コーナーには、実際に打鍵感や操作感、音の定位感などを独自のアプリで試せるようになっているのが、おもしろい。

　さらに実際のゲームを使って、人気のデバイスを試すことができる試遊室が用意されているのもうれしい。1席のみなので週末はちょっと混雑しそうだが、平日に行って好みのゲーミングデバイスを、いろいろと試すのも良いだろう。ゲームアカウントを自身で用意すれば、実際にプレイしたいゲームで、デバイスを試せるのも良い。

買ったパーツを使って店舗内でPC自作もできる！

　続いては、自作PCパーツコーナーを見ていこう。店長伊藤氏が語ったように、各種パーツは見やすく、分かりやすく展示されていると感じた。また、購入したPCパーツ一式を、その場で組み立てられる無料スペースも用意されていた。車で来店して自作PC構成を相談、購入、その場で組み立てて持ち帰るといったこともできる訳だ。

「SAWAYAN GAMES」のサワさんと遭遇

　内覧会には、ドスパラとコラボしていたチャンネル登録者数170万人、総再生回数8.6億回を超えるYouTubeの人気ゲーム配信チャンネル「SAWAYAN GAMES（サワヤンゲームズ）」のサワさんも来店していた。日本語ペラペラの外国人兄弟（兄サワさん、弟ヤンさん）が運営するチャンネルで2020年から動画配信をスタート。

　配信ゲームタイトルは「プロ野球スピリッツA」や、「スーパーマリオブラザーズワンダー」など、スマホや家庭用ゲーム機のゲームがメインだが、最近では話題を集めたSteamゲームの「8番出口」にもチャレンジしている。

　190cm超えと非常に背が高いうえ、サングラスをかけているので、ちょっと近寄りがたく感じるが、とても礼儀正しく、フレンドリーなサワさん。ドスパラ宇都宮鶴田店について聞いてみると、配信者だけあって、やはり動画配信関連に注目。

　なかでも配信体験コーナーに設置されていたショットカーキーの「Stream Deck」は、切り替え項目の表示など、その便利さに感動したという。また、ウェブカメラコーナーに関しても、カメラごとの画質を見比べられるのがとても良かったと語っていた。