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タブレットやノートPCとしても使えるポータブルゲーミングPC「Legion Go」実機レビュー

ASCII.jp / 2023年12月18日 10時0分

 最後にパフォーマンスをチェックしよう。まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は12644pts、CPU(Single Core)は1622ptsとなった。

 同じCPUを搭載する「ROG Ally」がCPU(Multi Core)は14323pts、CPU(Single Core)は1792ptsだったので、「Lenovo Legion Go」はCPU(Multi Core)で88%相当、CPU(Single Core)で90%相当のスコアを記録したことになる。

「Legion Go」実機レビュー
「HWiNFO64 Pro」で取得したシステムの概要
「Legion Go」実機レビュー
ベンチマークは「Legion Space」で、「サーマル・モード」と「OS電源モード」を「パフォーマンス」、「ファンの最大速度」と「Radeon超解像度(RSR)」を有効にして実施している
「Legion Go」実機レビュー
「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は12644pts、CPU(Single Core)は1622pts、「CINEBENCH 2024」のCPU(Multi Core)は668pts、CPU(Single Core)は91pts

 一方3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyは3246、Fire Strikeは7656、Wild Lifeは16073、Port Royalは1361となった。

 「ROG Ally」がTime Spyは3147、Fire Strikeは7344、Wild Lifeは17309、Port Royalは1346だったので、「Lenovo Legion Go」はTime Spyで103%相当、Fire Strikeで104%相当、Wild Lifeで93%相当、Port Royalで101%相当のスコアを記録したことになる。

 今回のベンチマークではCPU性能は「ROG Ally」、3Dグラフィックス性能は「Lenovo Legion Go」が高いスコアを記録しているが、両機種の計測時期が異なるためあくまでも参考に留めてほしい。

「Legion Go」実機レビュー
「3DMark」のTime Spyは3246、Fire Strikeは7656、Wild Lifeは16073、Port Royalは1361
「Legion Go」実機レビュー
「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1200ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは7333(やや快適)。平均フレームレートは52.15fps、最低フレームレートは31fps。「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(軽量品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは4897(やや快適)

 今回の「Lenovo Legion Go」にはPCIe Gen4 x4接続SSD「WD PC SN740 SDDPMQD-512G-1101」が搭載されていたが、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は5005MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は3966MB/sとなった。

 「ROG Ally」がシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は4319MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1821MB/sだったので、こちらは明確な差があるようだ。ただロットによって異なるSSDが搭載される可能性はある点は留意してほしい。

「Legion Go」実機レビュー
試用機にはPCIe Gen4 x4接続SSD「WD PC SN740 SDDPMQD-512G-1101」を搭載。「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は5005MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は3966MB/s。

 最後にバッテリー駆動時間を計測するために、ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Gaming Battery Life」を実行したところ、1時間58分動作した。カタログスペックではバッテリー駆動時間は約7.9時間とされているが、高負荷なゲームでは2時間前後となるわけだ。

「Legion Go」実機レビュー
ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Gaming Battery Life」を実行したところ、1時間58分動作した

ゲームや動画鑑賞だけでなく
ビジネス用モバイル機としても魅力的なマシンだ

 「Lenovo Legion Go」の基本スペックはROG Allyと同じだが、ディスプレーのサイズ・解像度・速度のスペックが上回っており、視認性という点では間違いなく上だ。ただROG Allyは280×111.38×21.22~32.43mm/608gと携帯性に優れているので、両機種はよいライバルだ。もちろん価格差もある。

 「Lenovo Legion Go」に専用キーボードが用意されていないのは残念だが、キックスタンドで自立するのが便利。

 テーブルの上であれば外付けキーボードと組み合わせることでノートブック的に利用できる。携帯ゲーム機としてだけでなく、ビジネス用モバイル機としても活用したい方にとって魅力的なニューモデルだ。

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