ホームポジションにこだわった「一生使える」プロ向けキーボード「HHKB Studio」実機レビュー

キーピッチは19.05mm

キーストロークは3.6mm、押下圧は45g

ホームポジションから移動せずに、親指で左・中央・右クリックボタンを操作できる

ポインティングスティックの操作性は高い。また今回試用した際には、マウスカーソルが勝手に動く「ドリフト」現象は起きなかった

ジェスチャーパッドも、カーソル位置を移動したり、ウインドーの切り替えであれば実用的な操作性を備えている。ただホームポジションから手を離さなければならないのは難点だ

上がHHKB Studio、下が筆者の私物。キートップの刻印が見づらいのは個人的には明確な欠点だと思う。筆者がHHKB Studioを購入したとしたら、真っ先にキートップを交換する

「キーマップ変更ツール」には、「キーマップ編集」、「キーボードファームウェア更新」機能を用意

きめ細かく設定可能だが、今後のファームウェアアップデートでジェスチャーパッドをON/OFFする機能を割り当てられるようにしてほしい

お値段は高めだが それに見合う効率化をもたらしてくれる

　個人的にもHHKBを愛用しているので細かな要望もお伝えしたが、HHKB Studioはシリーズのハイエンドモデルとして貪欲に新機能を盛り込んだ、魅力的なニューモデルだ。

　不満点のいくつかはハードウェア的なカスタマイズを行なうことで解消されるし、ファームウェアアップデートで機能強化も図られていくことだろう。

　直販価格4万4000円が高価であることは確かだ。しかし、その一方でHHKB Studioに搭載された新機能は、それに見合うだけの効率化をもたらしてくれることも確かだと筆者は考えている。