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「OPPO Reno10 Pro 5G」の特徴は急速充電だけにあらず! ハイエンドに近い性能と使用感が魅力

ASCII.jp / 2024年1月2日 12時0分

OPPO

 10月6日に発売された「OPPO Reno10 Pro 5G」を使ってみました。OPPOは2021年まではハイエンドの「Find X」シリーズを日本でも販売していましたが、2022年以降はミッドレンジの「Reno」シリーズとエントリーの「A」シリーズだけになっていました。

 Reno10 Pro 5Gはミッドレンジの中ではスペックが高く、「ミドルハイ」と呼ぶべき製品。OPPOファンにとっては待望の1台と言えるでしょう。OPPOから借りた端末を1週間ほど使ってみましたので、使用感をレポートします。

◆ハイエンドモデルと見紛う高級感のあるボディー

 Reno10 Pro 5Gのカラバリは、シルバーグレーとグロッシーパープルの2色。筆者が借りたのはグロッシーパープルで、光沢が強く、ツルツルとした質感。シルバーグレーは発表会で触れましたが、「OPPO Glow」という独自の加工が施され、光沢は控えめでサラサラとした質感。どちらも高級感があり、ハイエンドモデルに見える仕上がりです。

OPPO
左がシルバーグレー、右がグロッシーパープル

 ディスプレーは約6.7型の有機ELで、解像度は2412×1080ドット。画面占有率は93%と広く、フロントパネルの左右端にカーブが施されているため、画面はさらに広く感じます。曲面ディスプレーは操作ミスが起きやすいと敬遠する人もいるようですが、Reno10 Pro 5Gは画面縁に指が当たっても誤反応はなく、ストレスなく使えました。

OPPO
フロントパネルのエッジ部にはカーブが施されている
OPPO
背面パネルも同じようにカーブが施されていて、手になじみやすい
OPPO
クリアケースも同梱されている

 右側面に音量ボタンと電源ボタンを搭載。左側面にはボタンや接続口はなく、スッキリ。Androidとしては標準的な配置ですが、OPPOの従来モデルは左側面に音量ボタンがあったので、違和感を覚える人がいるかもしれません。上部にはマイク、下部にはSIMスロットとUSB Type-Cポート、スピーカーとマイクを搭載。nanoSIMは2枚挿せて、eSIMにも対応しているので、フレキシブルな使い方ができそうです。

OPPO
右側面に音量ボタンと電源ボタン
OPPO
底部にSIMスロット、USB Type-C接続口、スピーカーを搭載。なお、スピーカーはここのみでモノラル。ステレオ音声を聴くにはイヤホンが必要だ
OPPO
nanoSIMを表裏に1枚ずつ装着できる。microSDは非対応

◆カメラの撮影画質は期待以上

 アウトカメラは広角(約5000万画素/F値1.8)+望遠(約3200万画素/F値2.0)+超広角(約800万画素/F値2.2)の3眼構成。いずれもソニー製のイメージセンサーを採用。メインで使う広角カメラには「IMX890」という1/1.56型の大型センサーを搭載し、光学手ブレ補正にも対応しています。望遠カメラは光学2倍で撮影でき、AFにも対応。112度の画角で撮影できる超広角カメラは、若干スペックが低めです。

OPPO
約5000万画素をメインとする3眼カメラを搭載。カメラの存在感はかなり強い

 実際に撮影してみると、約800万画素の超広角カメラを含め、どの画角でも鮮明な画質で撮影できました。AIによるシーン補正によって、ほどよく鮮やさが加味されて、いわゆる“映える”写真が撮れるようにも感じました。

OPPO
AIをオンにすると鮮やかな色調に
OPPO
料理も明るく美味しそうな色で写る
OPPO
夜景もバランスよく撮影できた

 特に優位性を感じられたのは望遠カメラ。光学2倍ズームで精細な画質で撮れることはもちろん、デジタルズーム(最大20倍)を使っても画質劣化は比較的少なく、積極的にズームを活用できそうです。

OPPO
超広角(0.6×)で撮影
OPPO
広角(1×)で撮影
OPPO
光学2倍ズームで撮影
OPPO
デジタル10倍ズームで撮影
OPPO
デジタル20倍ズームで撮影

 インカメラは約3200万画素/F値2.4。自身でしか試しておらず、ここに掲載できる作例がなくて恐縮ですが、撮影画質は良好でした。画角は2段階で切り替えられ、非常に明るく写り、背景をぼかすことも可能です。夜景を背に撮る場合に、画面が白く光って顔を明るく写せる機能も備えています。自撮りを楽しみたい人は満足できるでしょう。

 動画はアウトカメラで最大4K/30fps、1080p/60fps、インカメラでは最大1080p/30fpsで撮影可能。アウトカメラとインカメラと同時に撮影できる機能も備えています。静止画と同様にきれいな画質で撮れますが、手ブレ補正機能の効き目が若干弱いように感じました。

OPPO
スローモーション、タイムラプスなど、定番の撮影モードは揃っている

◆28分で満充電! 充電速度はマジで速い!

 Reno10 Pro 5Gは急速充電をセールスポイントに掲げています。OPPO独自の「SUPER VOOC」という技術を用いており、この機種では80Wでの充電に対応。残量2%から充電を始めた場合、約28分で充電が完了するとのこと。

 同梱の充電アダプタを使って実際に充電してみると、驚くほどの速さで充電できました。きちんと計測したわけではありませんが、残量が30%以下になったときに充電して、20分も経たないうちに100%に達していました。朝の身支度の時間や、夜の入浴時間など、ちょっとした時間に充電するのがよさそうです。

OPPO
充電用のACアダプタが同梱されている
OPPO
充電中は電池の残量表示がスピーディーに変わり、面白いほど素早く充電できる

 バッテリーは4600mAh(公表値)で、本体が薄くて軽い(厚さが約7.9mmで、重さが約185g)わりには大容量。フツーに使っていて1日で電池が切れる心配は少なく、電池持ちはいいほうです。外出中に長時間ゲームをして、電池残量がピンチになったとしても、電源のあるカフェなどに飛び込めばOK! 大容量バッテリー&急速充電の恩恵で、電池切れの不安から解消されること請け合いです。

OPPO
電池を長く持たせる「省エネモード」や、充電時のバッテリーへの負荷を抑える機能も搭載。OPPOは4年の電池持ちを謳っている

 プロセッサーはSnapdragon 778G 5G。ミドルハイ向けのチップで、基本アプリの操作感はハイエンドモデルと比べて遜色なし。メモリーは8GBで、ストレージは256GB。ヘビーに使う人にも十分な仕様ですが、メモリーはストレージの空き容量を活用して、最大8GBの仮想メモリを拡張することもできます。

OPPO
「設定」→「デバイス情報」→「RAM」で、メモリーを拡張できる

◆快適に使うための独自機能も充実

 OPPOのスマホは、Androidがベースの「ColorOS」を搭載しています。基本的なユーザーインターフェースはAndroidと変わらないので、迷わず操作でき、より便利に使うためのショートカット機能が充実している印象。また、画面デザインのカスタマイズ性も高いので、長く使い続けたい人にも適しているでしょう。

 特に、片手操作でアプリを起動しやすい「アイコンプルダウンジェスチャー」が便利で、「常時表示ディスプレー」や指紋認証のアニメーションなどもカスタマイズできます。これらは使う楽しさにつながるように感じました。

OPPO
スワイプでアイコンを引き寄せられる「アイコンプルダウンジェスチャー」は片手で操作するときに重宝する
OPPO
画面をオフにしても現在時刻や通知を表示できる「常時表示ディスプレー」は表示のカスタマイズが可能。指紋センサーはディスプレー内に搭載されていて、認証時に表示されるアニメーションも好きなものに変更できる
OPPO
便利なショートカット機能も充実している
OPPO
ゲームをする際に、専用のメニューを表示させることも可能

【まとめ】10万円以下でハイエンド並みの使い心地が得られる!?

 Reno10 Pro 5Gはミドルクラスの端末ですが、見た目にも、使用感としても、ハイエンドと思って使っても違和感はなさそうです。おサイフケータイに対応し、IPX4・IP5Xの防水・防塵性能も備えています。

OPPO
おサイフケータイにも対応

 内蔵スピーカーがモノラルなのは残念ですが、普段、イヤホンで音楽を聴いたり、映画を観たりするのであれば、さほど気にする必要はないでしょう。ハイエンドモデルが軒並み10万円を超える中、8万6800円(OPPO公式オンラインストアでの価格)は魅力的。長く使い続けるのであれば、かなりお買い得な1台と言えるでしょう。

 

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