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Beatsのヘッドホンが手放せなくなりました

ASCII.jp / 2024年1月5日 8時0分

ワタシの耳にイヤホンタイプは向いてない

 茨城県の大洗でときどきイベント運営のお手伝いをしているワタシ。連絡用の無線機で使っている有線のイヤホンマイクがしっかり固定できなくて、いつも困ってしまいます。

 耳に突っ込んで耳介の出っ張りに引っ掛けるインナーイヤー型なんですけど、これがすぐ外れちゃうんですよね。100均で買ったパッドを付ければ多少マシになるものの、少し経つとやっぱり抜け落ちてきてしまいます。ほかの人はそんなことはないのでワタシの耳がちょっと変わってるんでしょう。出っ張りが小さいとか間隔が広いとか。

 そんな耳をしているので、iPhone用のワイヤレスヘッドホンを買った際は「Jabra Elite Active 65t」というカナル型にしました(第167回「iPhone XS用に完全ワイヤレスのヘッドフォンを買いました」)。

 これは幸い外れてしまうようなことはなかったんですけど、ケースから出そうとして落っことしたことが何度かあります。特にやばかったのが地下鉄のホームでした。ころころっと転がって、止まったのはホームのフチからわずか数センチのところ。あと少しで転がりでアウトです。慌てて拾おうとするとうっかりダメ押ししかねないので慎重に拾って事なきを得ましたけど、危ないところでした。あまり人がいなかったからよかったものの、混雑時だったら無くなっていた可能性大です。

 有線なら別ですが、ワイヤレスのイヤホンタイプはそそっかしい自分には向いていないのかも。

オーバーイヤー型ヘッドホンを買いました

 というわけで、次のヘッドホンは耳を覆うオーバーイヤー型ワイヤレスの「Beats Studio3 Wireless」(実売価格3万4800円)にしました。「Beats Studio オーバーイヤーヘッドホン 発売10周年」を記念してカラバリに追加された、黒/赤ツートンのモデルです。

オーバーイヤー型のワイヤレスヘッドホン「Beats Studio3 Wireless」を愛用中

 購入したのは2023年5月なんですけど、Studio3 Wirelessの発売は2017年の秋ですからだいぶ古い製品ですね。10周年記念モデルは2018年5月発売で、そこからでも5年も経っています。実際、購入時にはすでに「後継モデルのStudio Proが開発中」というニュースが出ていて8月に発売されたので、購入してあっという間に旧モデルになってしまいました(笑)。

最後の決め手は結局、デザイン

 買う時に「特にこれが欲しい」とかっていうのはなくて、条件といえば、電車内でも使いたいから開放型はNGっていうことぐらい。あとはよくわからないので、店頭でスペックを見たりあれこれ試したりして選びました。

 最初に迷ったのは有線か無線か。線なんて無いに越したことはないんですが、使用可能時間が気になります。 Elite Active 65tは5時間だったので、ワイヤレスでも大きいヘッドホンなら半日ぐらいは保つのかなーとスペックを見て回ったところ、ほとんどの製品がほぼ丸1日使える感じでした。それなら全然問題ないのでワイヤレスに決定です。

 ノイズキャンセリングは、逆に有るに越したことはないので、ノイズキャンセリング機能付きにすることにしました。試してみたところ効き具合は各社それぞれでしたが、どれも十分シャットアウトしてくれそうです。

 音については、聴き比べてみても正直なところワタシには差がよくわかりませんでした。本来はそれが一番大事な要素なんでしょうけれど、どれもいい音に聴こえるので特に気にしないことに。

 機能的にはそれで決まりということで、あとは装着感ですね。着け心地。家で仕事をしている時にも使うつもりなので、長時間使っても疲れないものがベストです。どうもしっくりこないとか耳が痛い気がするみたいな製品もあったりするので、あっちを着けてこっちを着けてを5セットほど繰り返して、最終的に3モデルぐらいに絞りました。

 お値段的にも似たり寄ったりですし、最後の決め手はデザインです。Studio3 Wirelessに決めたポイントは、昔、オーバーイヤー型の「Beats Solo HD」を使っていてロゴマークが気に入っていたのと、ハウジングが丸く膨らんでいないところ。そして、気づいたらBeatsがAppleの子会社になっていたのでまあまあApple好きなワタシとしてはやっぱ惹かれるよね~、といったあたりからです。

bのロゴマークがお気に入り

 使用可能時間はノイズキャンセリングオンで最大22時間。外出時に丸1日使うことはないですし、室内なら充電しながら使えばいいのでこれだけ長く使えれば十分です。

 Elite Active 65tのノイズキャンセリングはパッシブ、つまり耳栓のような物理的遮音でしたが、Studio3 WirelessはPure ANC(ピュア アダプティブ ノイズ キャンセリング)というアクティブノイズキャンセリングを搭載しています。

目立たないですが、左のユニットにマイクが付いています。大きい穴は有線用のジャック、その上の小さい穴がマイクでその上の白っぽいのは電源のインジケーター

 これは周囲の雑音を拾って、それを打ち消す逆位相の音を出すという通常のアクティブノイズキャンセリングに加え、髪の毛やメガネ、耳の形、頭の動きなどによって音漏れが起こった場合に、キャンセリングの強度を自動調整してくれるというスグレモノ。さらにオリジナルの音とノイズキャンセル処理後の音を比較して、不自然な音や相違を排除する機能も持っています。それをリアルタイムでやるんだからすごいですよね。

 Solo HDが白に赤ロゴだったので同じ配色が欲しかったんですけど、白はロゴやヒンジ部分が金色でした。うーん残念。紺色や真っ赤は好みじゃないし、黒はロゴも黒くてちょっと黒すぎるってことで黒/赤にしました。

ペアリングが超カンタン

 こうして詳しいスペックや特徴などを知らずに買ったStudio3 Wirelessですが、思った以上にいい買い物でした。

 そのひとつはiPhoneやMacBookとのペアリングがめっちゃ楽だったこと。

 普通はヘッドホンの電源をオンにしてペアリングモードにし、Bluetooth機器の画面で一覧からヘッドホンを選ぶじゃないですか。場合によってはパスコード入力や接続操作が必要になったりして。それがなんと電源を入れるだけでオーケーっていう。

電源を入れるとダイアログが表示されるので、「接続」をタップすればペアリング完了

 AirPodsも同じらしいので、ユーザーさんからは何をいまさらって笑われてしまいそうですが、そんなことになっているとは知らなかったワタシはビックリでした。いつの間にか進化してるなぁと。

 これ、Bluetooth接続を担っているApple W1っていうチップのおかげなんですってね。初代AirPodsで使われていたそうで、Appleの子会社になった恩恵ですよね。

 ペアリングなんて一度やるだけなので大した手間でもないっちゃないんですが、楽な方がいいに決まっています。しかもiPhoneでペアリングすれば、同じiCloudアカウントを使っているMacBookでも自動的に使えるようになるという便利っぷり。 設定アプリもいらないしiOS11以降のiPhoneとペアリングしていればファームウェアも自動でアップデートしてくれるという手の掛からなさです。

 Macで使いたい時は、デスクトップの右上にあるスピーカーアイコンをクリックして【サウンド】を開き、「Beats Studio3」を選びます。

MacBookの方はなにもしなくても使えるようになります。サウンドで選ぶだけ
Beats Studio3設定ではノイズキャンセリングのオンオフとペアリング解除、接続解除が行なえます

 iPhoneに切り替える時は、コントロールセンターを開いてオーディオ設定カードの右上にあるAirPlayアイコンをポチッとタップし、「Beats Studio3」を選べばオーケー。ここにバッテリーの残量も表示されます。

 ……などといつものように知った風なことを書きましたが、実は最初はそれを知らず、設定アプリの「Bluetooth」にある「自分のデバイス」欄で、「Beats Studio3」をタップして「接続済み」に切り替えていました。どう考えてもオーディオ設定カードの方が早いです。

iPhoneはコントロールセンターのオーディオ設定カードにあるAirPlayで切り替えます

家中どこにいても接続が切れません

 動作時間は前述のとおりノイズキャンセルオンで最大22時間。オフなら最大で40時間に伸びますし、そもそも外出時にそんなに長時間使うことはないので、十分過ぎるぐらいです。充電時間は90分。急速充電のFast Fuel機能があるので10分充電すれば3時間使えます。

 装着感については、店頭で試した時は少し耳を押さえつけられてる感があるかなと思ったんですけど、使っているうちに馴染んできたのか、数時間着けていても全く気にならなくなりました。オーバーイヤーなので耳が蒸れ気味にはなりますけど、それは時々外せば大丈夫です。

 あともうひとつよかったのはヘッドホンかと思ったらヘッドセットだったこと。考えてみたらノイズキャンセリングの集音のためにマイクが付いてるんだから、それを音声用マイクとして使えても全然不思議じゃないんですけど、買う時には気づいてなかったんですよね。もしかしてノイズキャンセリングヘッドホンってみんなヘッドセットなのかな。そうとは知らずに買っていましたが、ウェブミーティングで使っているUSB接続のヘッドセットがボロボロになっていたからちょうどよかったです。iPhoneでの通話も可能だし、マイク付きコードが付属しているのでヘッドホン端子がある機器では有線でも使えます。

説明書などの雰囲気やステッカーがAppleっぽいです。右下は有線のコード。その上はポーチ用のカラビナです

 これを買ってからというもの、電車に乗る時は必ず持ち歩くようになりました。首に掛けておいてもいいですが、折りたたみ式になっていて収納ポーチとカラビナも付いています。

10周年のロゴが入った収納ポーチ付き

 Studio3 WirelessのBluetoothは電波到達距離が最強のClass1で、最大出力は100mW、到達距離は約100m。実際の出力がどのぐらいかわからないので到達距離は100mより短い可能性もありますが、門から建物が見えないような大邸宅とは程遠いウチの場合、どこにいても通信が途切れることはありません。なんなら玄関を出ても大丈夫。仕事中はほぼ着けっぱなしで、慣れてきた最近は、YouTubeの睡眠導入的なのを聴きながら寝たりもしています。広告で目が覚めがちですけれども。

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