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想像以上にウマい! 煙を気にせず焼肉できる「おうちいろり」【実機レビュー】

ASCII.jp / 2023年12月28日 18時0分

シロカ「おうちいろり」(土鍋あり)3万9600円

 寒いですね!(既視感) 気温が低いと人間の身体は体温を一定に保つため基礎代謝が上がり、その結果お腹が空くと言われていますよね?(人まかせ) つまり、この時期我々は、寒さと空腹のダブルパンチに見舞われるわけです。そこで今回は、身体を暖め、胃袋を満たすのにピッタリな調理器具「おうちいろり」をレビューいたします。

5種類のプレートで調理方法さまざま たこ焼きまで楽しめます!

 おうちいろりは消費電力1200Wの高火力ヒーターを熱源に採用した調理器具。焼き網、深皿、ボールプレート、土鍋、蒸し皿の5種類のプレートが付属しており、さまざまな調理方法で料理を楽しめます。

 本製品にはフルセットのSQ-D151D(直販価格3万9600円)と、土鍋なしのSQ-D151(直販価格2万4970円)の2種類が用意。ただし土鍋はおうちいろり専用設計で、手持ちの土鍋を流用できるわけではないので、基本的には土鍋付きのフルセットがオススメです。

左上から、ベース、水受皿、ヒーターセット、遮熱板、深皿、焼き網、ふた、ボールプレート、土鍋、ごとく、焼き網/土鍋アタッチメント、取っ手、電源コード。今回は土鍋が同梱されているSQ-D151Dを借用しています
フルセットには通常版のレシピ本に加えて、土鍋を使用するレシピ本も含まれています
左上から、ベース、水受皿、ごとく、ヒーターセット
左上から、遮熱板、ふた、焼き網、焼き網/土鍋アタッチメント
左上から、取っ手、深皿、電源コード、ボールプレート
左から、土鍋、陶製すのこ、土鍋ふた

 サイズ(突起部、取っ手部含まず)と重量は下記のとおり。セット内容が非常に豊富ですが、焼き網、深皿、ボールプレート、ふたは本体内に重ねて収納できます。キッチン下にもコンパクトに仕舞えるのでご安心ください。

収納時 293×343×171.5mm/5.2kg 本体のみ 293×343×95.7mm/2.2kg 焼き網 239×18mm/0.2kg 深皿 289×69mm/0.9kg ボールプレート 230×43.4mm/1.3kg ふた 261×61.5mm/0.6kg 土鍋(陶製すのこ含む) 260×160mm/3.5kg

焼き網/土鍋アタッチメント、取っ手、電源コードは土鍋の中に入れてあります。このぐらいのサイズ感であればキッチン下の収納でも無理なく出し入れできますね

 (次ページ:土鍋は最初におかゆでの目止めをします)

セットアップはイージー でも土鍋は最初におかゆでの目止めを忘れずに

 部品点数が多いですし、調理器具なので安全のために説明書を読むことは必須ですが、準備はそれほど面倒ではありません。水受け皿、ごとく、ヒーターセット、遮熱板を組み立てるところまでは共通。その後、深皿とボールプレートはそのまま乗せて、焼き網と土鍋は焼き網/土鍋アタッチメントを取り付けてからセットします。詳しくは下のYouTube動画をご覧ください。なお焼き網を使用する場合には、水受け皿に約400mlの水を入れるのを忘れずに!

 そして土鍋を使用する際には、最初に「目止め」をする必要があります。おかゆを炊くことで、土鍋の細かい気孔が埋められて、水もれや、ヒビ、割れを防げるのです。目止めには米の研ぎ汁を使うこともありますが、本製品の「伊賀土鍋」は粗土を使用しているので、必ずおかゆでしなければならないのでご注意ください。

 部品点数が多いおかげで、分解して個別に洗浄できるため、調理のあとの手入れもラクチンです。

土鍋をいったん洗って、しっかりと乾燥させてから目止めをします。面倒と思われる方もいるかもしれませんが、目止めで作ったおかゆはそのまま食べられます。美味しいですよ!

いよいよ筆者待望の実食……(ゴクリ)

 本製品の売りは水受皿に水を張ることで煙を抑える減煙構造。というわけで今回は焼き網で、いろんな食材を焼いてみました。

これが今回、購入した食材(買いすぎました)。映えを意識してパプリカなども購入してみましたが、部屋が映えていないのを忘れていました

 おうちいろりの電源を入れて、最初に驚いたのは煙が本当にほとんど出ないこと。もちろん匂いは出ますが、換気扇をガンガン回せばまあ問題なし。これならリビングでも焼き網料理を存分に楽しめますね。

 ただし、さすがにヒーターに食材が落下し、張り付くと、燃えて煙が出たりするので、焼き網にはあまり小さな食材を直接乗せず、串などに刺しておいたほうがよいですね。

食材から出た油は水受皿に張った水に落下するので、ほぼ煙が出ることはありません。煙が出たらすぐにでも写真を撮るつもりで身構えていましたが、空振りでした
焼き網に張り付いた魚の身がヒーターの上に落ちてしまったときだけ、ちょっと煙が出ました

 肝心なのはお味ですが、忖度抜きでかなーり美味く焼き上げてくれるとビックリしました。そもそも我が家ではほとんど調理に焼き網を使ったことがなかったのですが、おうちいろりであれば家族とテレビでも見ながらじっくりと焼き上がるのを待ち、いい頃合いで頬張れます。ヒーターでじりじりと焼き上げているからか、特に鶏肉などは表面がパリッと、中身はジューシーで非常に美味でした。

 また、今回は下味を付けずに、焼き上がってから塩こしょうだけで食べたのですが、このほうが素材の味をストレートに楽しめますね。ちなみに結構な量の食材を食べましたが、一番美味しかったのはジャガイモ。焼き網だと油などを使わずにヘルシーに食べられるというのもメリットですね。

メインディッシュはステーキ肉
カメラのピントが私の顔に合っているのでわかりにくいのですが、お肉は肉汁たっぷりに焼き上がっています
カットしてみたら私好みの焼き加減でした
個人的にはフライドポテトよりも、ジャガイモ本来の甘みや食感を感じられて美味しかったです

 つぎに試したのが土鍋。キムチ鍋を作ってみましたが、吹きこぼれることなく、それでいて均一に火が通っており、こちらも美味しく完食してしまいました。豚肉の薄切りはジューシーで、鶏肉はプリップリ。温度が緩やかに上昇するので火加減を気にすることないですし、保温性が高いので食材を追加投入してもスープの温度は大きく下がらないようです。ただいま鉄鍋から土鍋への買い換えをかなり前向きに検討しています。

金属鍋だと温度にムラがあるのか、端からふきこぼれることがよくありますが、今回の土鍋ではまったく手がかかりませんでした
心も身体も暖まったワタシ

 (次ページ:「おうちいろり」を置いた場所が「囲炉裏」と化します)

「おうちいろり」を置いた場所が「囲炉裏」と化します

 さて恒例の主観的評価ですが、エモ度は100点満点中100点、レトロ度は100点満点中95点。リビングのテーブルにおうちいろりを置けば、まさにそこが「囲炉裏」と化します。今回は試せなかったですが、レシピ本を見ると深皿、ボールプレート、蒸し皿での料理も美味しそうですね。家族で一緒に作り、食べられるのですから、幸福度は文句なしです。

 レトロ度は、おうちいろりと言いつつ、デザインが現代的なため囲炉裏感がちょっと弱いかなーと思いましたが、穴が空いた低い囲炉裏風テーブルの真ん中におうちいろりをセットすれば、安全に自宅で古き良き囲炉裏を完全復活させられそう。

 さすがに毎日の調理に使うにはちょっと準備や手入れが面倒ですが、週末に家族や友達といろり気分を味わうには、もってこいの製品。煙がほとんど出ないことや、焼き網や蒸し器でヘルシー料理に活用できるのも大きなアドバンテージです。家電量販店でも売っているので、年末年始の調理器具としてぜひお迎えをご検討ください。

ぱっと見、洗うのが大変ですが、ほぼ完全分解できるので、つけ置き洗いすれば意外と手早く綺麗にできますよ

この記事を書いた人──ジャイアン鈴木

 EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始した。

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