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【スマートウォッチレビュー】HUAWEI WATCH GT 4「AIがランニングプランを提案」機能を試した

ASCII.jp / 2023年12月30日 10時0分

「HUAWEI WATCH GT 4」46mmモデル、価格3万6080円

 ファーウェイ・ジャパンが10月24日に発売した「HUAWEI WATCH GT 4」を使い始めてから、4週間ほど経ちました。筆者は46mmモデルをiPhone 15 Proとペアリングして使っています。今回は主にワークアウト機能の使い勝手をレポートします。

ワークアウト機能はランニングモードに優位性アリ

 HUAWEI WATCH GT 4には、100種類以上のワークアウトモードが用意されています。ランニング、ウォーキング、サイクリング、スイミングなどに加えて、サッカー、バスケットボール、パデルなどの新しいモードが追加されたとのこと。筆者はランニングとウォーキングしか試していませんが、操作は簡単。モードを選択して、スタートボタンを押すだけ。画面をタッチせずに側面ボタンだけでも操作できるので、グローブを着けるスポーツをする場合にも使いやすそうです。

左下の機能ボタンを押すとワークアウトモードのメニューが表示。画面のスワイプ、またはリューズを回してモードを選択。物理ボタンの操作だけで計測を開始・停止させることが可能

 ファーウェイのスマートウォッチの特徴といえるのが、ランニングモードの充実。一般的な「屋外ランニング」「屋内ランニング」のほかに「トラックランニング」というモードもあります。さらに自分に合ったランニングプランを提案してくれる「AIランニングプラン」や、目的に合わせて選べるランニングメニューも用意されています。

ランニングはユーザーの目的や実力に合ったプランを選んで、トレーニングに励める趣向

 筆者は、日常的には時々ウォーキングをする程度でしたが、運動の負荷を上げるために「AIランニングプラン」を試してみることにしました。この機能は、前モデルの「HUAWEI WATCH GT 3」から搭載されたと記憶していますが、今回から日本語の音声案内に対応したと聞き、それも試してみたかったからです。

筆者は「3kmビギナーズプラン」を選択した。画面の案内に従って、個人データ(生年月日や身長、体重など)、最近の運動量などを入力していくと、プランが作成される

AIランニングプランは日本語の音声案内に対応

 AIランニングプランは「HUAWEI ヘルスケア」アプリの「運動」から作成します。「3kmビギナーズプラン」「ベーシックランニングプラン」「5kmトレーニングプラン」「10kmトレーニングプラン」「ハーフマラソンプラン」「フルマラソンプラン」の6つから選択して、画面の案内に従って入力すると、プランが作成されます。

 筆者が選んだ「3kmビギナーズプラン」では、週3回×5週間のプランが組まれました。最初は、ウォークとランを組み合わせた、比較的楽なコースから始まり、徐々に強度が上がっていく仕掛けのようです。

「HUAWEI ヘルスケア」アプリで、その日の運動の内容を確認してから「開始」をタップ

 実際に使ってみてから気づいたのは、日本語での音声案内にはスマホが必須であること。HUAWEI WATCH GT 4にはGPSが内蔵されているので、スマホを持っていなくても走ったルートを記録でき、スマホがなくてもAIランニングプランを起動できます。ですが、HUAWEI WATCH GT 4本体の音声案内は英語のみ。日本語の音声案内を聞くには「HUAWEI ヘルスケア」アプリからプランを起動する必要がありました。

 筆者は音楽を聴きながら走りたいので、iPhone 15 Pro+Air Pods Proで音楽を聴きながら、イヤホンから音声案内を聞いていました。音声案内が入るときのみ、音楽の音量が小さくなる仕組みです。

ランニングプランはウォッチでも開始できるが、ウォッチから開始すると、英語の音声案内しか利用できない。ウォッチの設定画面を確認したが、音声案内のオン・オフと音量しか設定できなかった

 例えば2分間のランと1分間のウォークを繰り返すインターバルでは、「次のパートはランキング。時間は2分です」などと教えてくれます。「心拍数が低すぎます。もう少しスピードを上げてみましょう」といったアドバイスや、1kmごとにペースを知らせてくれたりもします。英語でもわかりそうな内容ですが、日本語で「引き続き頑張りましょう」などと言われると、励みになるように感じました。

「HUAWEI ヘルスケア」アプリの「運動」でメニューを開いて「ワークアウト設定」を選択すると細かい設定が可能。メトロノームは自分が走りやすいテンポを設定できる

「HUAWEI ヘルスケア」アプリの使いこなしが鍵

 ワークアウト時に、もうひとつ気に入ったのは「メトロノーム」機能。ワークアウト中にリズムを刻んでくれて、走るペースを安定させるのに役立ちました。

心拍数に関する設定や、実際のランニングタイムに基づいて計算されるペースゾーンも編集できる。ただし、軽い運動しかしない筆者はデフォルトのままで使った
画面が大きく、時リアルタイムの心拍数やペースなどが確認しやすいのも利点

 ワークアウト後は、ウォッチ画面でも計測されたデータを見られますが、「HUAWEI ヘルスケア」アプリに同期され、蓄積されるので、iPhoneで見たほうがわかりやすいでしょう。「HUAWEI ヘルスケア」アプリでは、航空写真の地図に走ったルートが動画で表示される「ダイナミック追跡」というユニークな機能も楽しめます。

「HUAWEI ヘルスケア」アプリの「運動記録」の画面例。スマホまたはウォッチでGPSを有効にしていた場合、走ったルートも記録される。左は「ダイナミック追跡」の画面
心拍数の推移や平均速度、歩幅など、詳細なデータが記録される

 楽しく運動を続けるのには、「HUAWEI ヘルスケア」での事前の設定や、計測データの振り返りなどが鍵となるようです。

 なお、ウォーキング、ランニング、ウォーキング、エリプティカル、ローイングは、運動の開始を自動で検出して、ワークアウトモードに導いてくれる機能も備えています。また、ワークアウト中に画面を常時点灯にする設定にもできます。どちらも試してみましたが、電池持ちを優先するなら、どちらもオフにしていいでしょう。

スマホに接続していない状態で「屋外ランニング」や「屋外ウォーキング」を起動すると、ほんの数秒でGPSが現在地情報を取得する

GPSの精度が向上。ルートバック機能も搭載

 HUAWEI WATCH GT 4は、GPSの精度が前モデルと比べて約30%上がったとのこと。そこで、ウォッチ単体でのルート記録も試してみました。現在地情報の取得が早く、意図的に細かく角を曲がったり、途中で逆行したりしても正確に記録されていました。前モデルと比較したわけではありませんが、位置情報の精度は高く感じました。

 進んできたルートを戻るガイドも表示できるので、旅行先でランニングをして道に迷ったり、登山中にルートを外れてしまったりした場合にも役立ちそうです。

GPSが取得した経路を表示でき、画面をタップするとルートバック機能を起動することもできる

 HUAWEI WATCH GT 4は、健康維持のために運動をしている人から、マラソン大会への出場を目指すランナーまで、幅広い人のニーズに応える機能を備えています。ファーウェイ独自のAIランニングプランも無料で利用できます。「ランニングを始めたいけど、続ける自信がない」という人も試してみる価値がありそうですよ。

 

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