メガネ型ワイヤレスイヤホン「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2」はファッションアイテムとしても優秀
ASCII.jp / 2024年1月4日 10時0分
日本のメガネメーカーOWNDAYSが発売する「OWNDAYS × HUAWEI Eyewear 2」はメガネの形をしたオープン型のワイヤレスイヤホンだ。ファーウェイから発売中の「HUAWEI Eyewear 2」をベースに、OWNDAYS独自のデザインに仕上げた製品である。重量も軽く、普段メガネをつけていない人が伊達メガネとして使うのもよさそうだ。
◆ワイヤレスイヤホンには見えないスタイリッシュなデザイン
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2は、4種類2色の合計8モデルが販売中だ。ファーウェイモデルと合わせると多数のデザインから選べる。他社からも同様なアイウェアは販売されているが、Eyewear 2は選べるバリエーションが多い。また、普通のメガネと変わらぬデザインなので、より購入しやすいのではないだろうか。
レンズを含む本体重量は、今回レビューするウェリントンモデルが31g。ウェリントン ボストンモデルが31g、スクエアモデルが29.5g、ブロー スクエアモデルが32.5gとなっている。ワイヤレスイヤホン機能が搭載されていながらここまで軽ければ装着するのも苦にならず、普段使いのメガネとして使用できるだろう。メガネを普段使わない筆者がほぼ1ヵ月、毎日着け続けているほどだ。
左右のテンプル部分は一般的な軽量メガネよりやや幅はあるものの、前モデルよりは細くなっている。この太さを見て「太すぎる」と思う人はいないだろうし、テンプル部分を見ても普通のメガネにしか見えないだろう。
側面の内側を見ると左テンプルには「OWNDAYS」、右テンプルに「HUAWEI」のロゴが入っているのがファーウェイモデルとの大きな違いでもある。テンプルの形状はファーウェイモデル同様に人間工学を考えて設計されたものであり、耳に当たる部分のフィット感も良好だ。
パッケージには折りたたみ式のケースが付属するので、本体を使わないときは収納して持ち運びできる。筆者のようにメガネを普段使わない人にとってもこれは便利だ。メガネユーザーではないため、100円ショップなどでケースを別途買う必要があると思ってしまったが、最近のメガネはこの手のケースが付属または別売されることが一般的とのこと。
充電ケーブルは専用の二股タイプが付属し、片側はUSB Type-Cケーブルを接続する。充電時はOWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2のテンプルの端にマグネットで装着すればよい。充電中はテンプル側面のインジケーターランプが点灯する。
◆オープン型イヤホンのメリットは周囲の音も聞こえること
繰り返しになるが筆者は視力はいいほうなので、普段メガネをつけていない。だがOWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2を実際に装着してみると、多少の重量は感じるものの不快と感じることはほとんどない。むしろ耳を開放しつつ音楽や通話を聞くことができる点を気に入っており、出かけるときも必ずかけて外出するようになった。
オープン型のイヤホンは、音楽をじっくりじっくり聴くためのノイズキャンセリング対応イヤホンとは、使い方も体験も180度異なる。周囲の環境を常に気にしながら音楽を聴くことができるため、たとえば歩きながら使っていても危なくはない。電車の車内でアナウンスが聞こえず、下車駅を乗り過ごす心配も少ないだろう。
一方で、かなり静かな環境、図書館などでは音量を下げないと音漏れが気になった。テンプルからのスピーカーを耳側に向けて音楽を再生する機構のため、周りの環境を考えて使うべきだろう。
テンプルの外側はタッチセンサーになっており、テンプル部分の「スライド」「ダブルタップ」「長押し」の操作ができる。スマートフォンを出す必要はなく、電話の応答や音量調整、音楽の一時停止などの操作が可能だ。
オープン型の欠点は周囲の音にイヤホンから聞こえてくる音量が左右されやすいことだが、周りの音がうるさくなってもテンプルのスライドで即座に音量を上げる、といったことができるのだ。
電車の中など、かなりうるさいところでは音量を最大にしても限界がある。そんなときは耳の部分を覆うように手のひらをかざせば、疑似的なクローズ型の環境となり、より大きな音で聴ける。実際に筆者も外出時に電話がかかってきたなど、片手を片耳にあてて通話している。
バッテリーの持ちは音声通話約9時間、音楽再生約11時間とのこと。使ってみると移動中に音楽を聴きっぱなしにしても1日は余裕で持っており、十分実用性のあるレベルだ。万が一、バッテリーが切れてしまっても、10分の充電で3時間の音楽再生が可能だ。なお、フル充電時間は50分。
◆日本モデルがグローバルに展開
OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2は日本だけではなく、海外のOWNDAYSの店舗でも販売される予定だ。すでにファーウェイモデルは各国で販売されているが、日本デザインのOWNDAYSモデルも、同社の販売チャネルを使って海外展開される。OWNDAYSはアジアを中心に海外11ヵ国に展開、日本の171店舗を上回る、226店舗が世界で営業中だ。
筆者の住む香港でも12店舗が展開されており、若者の多く集まるショッピングモールなどに出店、日本ブランドということもあって店舗はいつも賑わっている。OWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2は香港では12月22日に発売され、ITメーカー以外から登場するアイウェアということで話題の製品となっている。
もちろん海外店舗であってもOWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2の購入者は度入りやカラーレンズなどへの交換が可能。OWNDAYSのほかの製品同様のサービスも受けられる。
OWNDAYSのメガネは日本ブランドの製品ということもあり海外で人気だが、そのラインナップにアイウェアが加わればさらに話題のブランドにもなるだろう。メガネの性能も軽量化やレンズの薄型化、多焦点など独自に進化を進めているが、ワイヤレスイヤホンの内蔵により新たな付加価値を消費者に提供できる。
ファッションアイテムとして購入できるOWNDAYS×HUAWEI Eyewear 2は、アイウェアの新しい進化系と言えるだろう。
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