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2024年の格安SIMは、大手MVNOの新戦略、ahamo/LINEMOの動向、eSIMのさらなる普及に期待

ASCII.jp / 2024年1月7日 15時0分

 主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。今回は2024年最初の更新ということで、2024年の格安SIMの状況について簡単な予想(希望?)をまとめた。

規制対象から外れる大手MVNOの新サービスに期待!

 まずは年末に生じた変化。昨年12月27日の「電気通信事業法第27条の3等の運用に関するガイドライン」の改正により、「端末割引は税抜4万円まで」「白ロム割規制」などが始まったが、MVNOの格安SIMにおいても変化はある。従来はシェア0.7%(100万契約)以上の独立系大手MVNO(具体的にはIIJmio、mineo)はMNOと同等の規制対象となっていたが、これがシェア4%(500万契約)に緩和。規制から外れることになった(MNO子会社のMVNOは引き続き対象)。

格安SIM
昨年末のガイドライン改正で、従来はMNOと同等の規制がかかっていた独立系大手MVNOが規制対象外に。なお、MNOのサブブランドや子会社(BIGLOBEモバイル、J:COMモバイルなど)は引き続き対象となる

 これにより、上述の税抜4万円を超える端末割引や長期ユーザー向け特典、途中解約時の高額違約金などの設定もルール上は可能になる。今からMVNOが長期の囲い込みを前提にした高額な特典を開始することは考えにくいが、健全な競争の中でユーザーにメリットがある新たなサービスには大いに期待したいところだ。

「ahamo」「LINEMO」とオンライン専用プランは4年目突入 楽天モバイルはさすがに今年は新プランはない?

 MNO系では、昨年はサブブランド(UQ、ワイモバ、ドコモ「irumo」)で新料金プランが登場し、春商戦を迎えることになる。一方で気になるのは「ahamo」「LINEMO」といったオンライン専用プラン。2022年に「ahamo大盛り」が登場してからは、あまり大きな動きが見られない。スマホユーザーのデータ利用量がどんどん増える中、月20GBのままでいいのか(上位プランが登場する!?)、4年目を迎える各プランの新展開に期待したい。

格安SIM
気づけば4年目となるオンライン専用プラン。ショップでのサポートが不要なユーザーにとっては、今でもオトク度の高いサービスだが、そろそろリニューアルや新サービスが登場してもおかしくない?

 MNOではもう1社、楽天モバイルの動向ももちろん気になるところ。なんだかんだで毎年新プランを発表してきた楽天モバイルだが、昨年開始の「最強プラン」でローミングエリアも含めて、データ無制限になったことで今年は一息をつける? ヘビーユーザーにとっては引き続きメリット大なサービス内容で、契約数を着実に伸ばす1年になるのだろうか。

格安SIM
毎年のように新プランを発表してきた楽天モバイルだが、「最強」をうたう以上、しばらくはこのプランで行く?

格安SIMでも徐々に対応してきたeSIM

 2024年にもう一段、普及を期待したいのがeSIM。物理SIMの差し替えとどちらが便利かというのは意見が分かれるところだが、iPhoneを始め、デュアルSIM機を活用する上でeSIMは不可欠な存在だ。MVNOの格安SIMも対応するサービスは徐々に増えているが、まだまだ一部。より気軽に利用できるようになってほしい。

人気の音声通話付きSIMの料金表(税込)

※1:au網を用いたMVNOのサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある ※2:加入から7ヵ月無料のキャンペーンで通信量が増量される(以降、月550円) ※3:加入から6ヵ月間無料のキャンペーンで通信量が増量される(以降、月550円)

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