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2画面OLED+着脱キーボード「ASUS Zenbook Duo」CES会場で触った

ASCII.jp / 2024年1月10日 3時0分

The Venetian Convention and EXPO内、ASUSの展示ルーム

CES 2024のASUSは、Zenbook Duoなど新機種が勢揃い!

 1月9日から米国ネバダ州ラスベガスで開催中のCES 2024で、ASUSがキーボード着脱式の2画面PC「Zenbook Duo」などの新製品を展示。展示ルームを訪れた。

例によって、このような長い通路をずっと歩き続けて到着する

 会場は、メイン会場のひとつであるThe Venetian Convention and EXPO。ASUSの展示ルームは施設内ミーティングルームの内のひと部屋を貸し切るかたちで開設されている。

Zenbook Duo

 大量の新製品が展示されていたので、どんどん紹介していこう。部屋に入ってすぐに目につく場所に展示してあったのが、今回のメインのモデルといえるZenbook Duo。

ヒンジ部で分割された2画面+マグネットで着脱できるキーボードという構造

 過去に「Zenbook Duo 14」という、キーボード側の一部がディスプレーになったモデルが販売されているが、今回のZenbook Duoは、タッチ式の2画面フルスクリーンを搭載し、片側にマグネットで着脱できるキーボードを備えるという構造。つまり、2画面フルスクリーンの巨大なタブレットのようにして使うこともできるし、普通のラップトップとして使うこともできる。

 やはり過去に発売された、折りたたみOLEDを備える「Zenbook 17 Fold」を彷彿させる構造だが、大きく異なるのは、折りたたみOLEDでなく、独立した2つのOLEDパネルをヒンジで隔てているという点。

マグネットでしっかりと装着され、不意には外れにくく、意図的には取り外しやすい

 大型のタブレット状態で使用する際の、2つの画面の使い方はとてもフレキシブル。それぞれ別のタスクを立ち上げて、画面ごとに作業をわけることもできるし、連続した1枚のパネルのように扱うこともできる。

 開いた状態で、上下から向き合うように2人のユーザーが操作することも可能。例えば、メインユーザーが仕事のメールを返しつつ、もう片方のユーザーは動画の鑑賞を楽しむとか、メインユーザーが原稿を読んで解説しながら、もう片方のユーザーはプレゼンテーション資料を参照するといったことが可能だ。

Zenbook Duoの分解モデルが置いてあった。ロジックボードだけでなく、ヒートシンクも非常に薄いと思う

 折りたたみOLEDのモデルは今回はないのかなと会場を回っていると、あった。「ZenScreen Fold OLED MQ17QH」という外付けディスプレーだ。「折りたたみOLEDを用いた外付けディスプレー」としては、世界初の製品だという。

世界初をうたう、折りたたみOLEDの外付けディスプレーであるZenScreen Fold OLED MQ17QH
Zenbook S 13 OLED

独自素材プラズマ・セラミック・アルミニウム、質感よし

 「Zenbook S 13 OLED」はOLEDを備える13型のノートPC。同一名称を持つモデルは現在も展開されているので「薄く、軽く、高い性能を持つノートPC」という認識を持っている人は多いかもしれない。

 だが、新モデルはひと味違う。何が違うのかというと、同社が独自開発した「プラズマ・セラミック・アルミニウム」という素材を採用していて、これまでのZenbookと見た目が全く異なる。

ASUSが独自開発した「プラズマ・セラミック・アルミニウム」という素材をカバーに採用。細かくキメの揃った石のような質感

 プラズマ・セラミック・アルミニウムは、アルミニウムを独自技術で焼成して(広義の)セラミックに加工した素材で、軽さ、高い耐性、高い耐摩耗性を持っている。触ってみると、表面はキメの細かい石のような質感で、あまりデジタル機器っぽくない。指紋が全然付着しない。上から押し込んでみてもまったく歪まず、高い剛性が感じ取れる。「この素材はスマートフォンにも向いていそうだけど?」と言ってみると、ブース担当者は「そうですね」と言って笑っていた。

Vivobook S 14 OLED
Vivobook Pro 15 OLEDは、トラックパッドにホイール状の操作部を備える

 よりリーズナブルに、ASUSのノートPCの品質の高さを楽しめるシリーズVivobookの新製品「Vivobook S 14 OLED」や「Vivobook Pro 15 OLED」も展示されていた。

回すように扱うと、ディスプレー中央に専用のグラフィックUIが現れる

 Vivobook Pro 15 OLEDは、トラックパッド部分にホイールのような形状の操作部が設けられていて、ここを回転させることで、再生や停止と言った操作が素早くできる仕様。再生や停止のボタンをキーボードから独立させるアイディアそのものは、昔から存在しているが、トラックパッドに独特の機構として組み込むのがASUSらしくて面白い。

EXpertBook CX54 Chromebook plus。ビジネス向けで、Chromebookという提案

 「EXpertBook CX54 Chromebook plus」は、ビジネス向けのChromebookという位置付け。何が“plus”なのかというと、それはスペックやそのほかの仕様で、最大16GBのメモリー、最大512GBのSSDが搭載でき、ディスプレー解像度はWQXGA。また指紋認証に対応しており、堅牢性は米国国防省の調達基準である「MIL-STD 810H」に準拠。たしかにPlusだ。

ExpertBook B9 OLEDも展示されていた
ASUSのARグラス、ASUS AirVision M1

ARグラス、ASUS AirVision M1の使用感

 ARグラス「ASUS AirVision M1」が展示してあったので、使用した。形状はシンプルなサングラス型で、1920×1080ドットのマイクロOLEDを搭載。DCI-P3基準で95%の色域を再現できる。

内側からディスプレー部を見たところ

 かけ心地はよく、ディスプレーの品質も高い。レンズを黒で覆ってマイクロOLEDの視認性を向上させるアタッチメントが付属しており、マグネットで着脱できる。

レンズを黒くして、視認性を上げるアタッチメントを同梱

 特筆すべき独自の特徴や機構というよりも、信頼性の高いASUSブランドで、使いやすいARグラスが手に入るという点に魅力があると思う。特にASUSブランドのユーザーにとっては大きなメリットになるだろう。

ゲーミングの新製品も一挙公開!

左がROG STRIX G18、右がROG STRIX G16

 ゲーミングPCの新製品「ROG STRIX G18」「ROG STRIX G16」「ROG STRIX SCAR 16」「ROG STRIX SCAR 18」なども展示されていた。

左がROG STRIX SCAR 16、右がROG STRIX SCAR 18

 なお、ゲーミングPCも含めて、本記事で取り扱っているノートPCや、ゲーミングスマートフォン「ROG PHONE 8シリーズ」の詳細は、CES 2024の特集内、別記事で解説しているので、あわせて参照してほしい。

筐体の一部が半トランスルーセントになっていて、内臓のLEDでこのように光る
NUCの展示もあった。左からNUC 15 Pro+、NUC Mini PC、Fanless Chromebox(CF40)

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