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最新の「2つ折りPC」は超便利すぎだった=「HP Spectre Foldable 17」実機レビュー

ASCII.jp / 2024年1月16日 10時0分

 まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は6598pts、CPU(Single Core)は1555pts、「CINEBENCH 2024」のCPU(Multi Core)は277pts、CPU(Single Core)は90ptsとなった。

 第13世代(Raptor Lake)の「Core i7-1365U」(10コア[2P+8E]、12スレッド、最大5.20GHz、15W)を搭載する「ThinkPad X1 Carbon Gen 11」の「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)が7940ptsだったので、「HP Spectre Foldable 17」はその約83%相当のスコアを記録したことになる。

「HP Spectre Foldable 17」実機レビュー
「HWiNFO64 Pro」で取得したシステムの概要
「HP Spectre Foldable 17」実機レビュー
ベンチマークは「HP Command Center」のシステムコントロールで、「Non-Tablet mode」を「パフォーマンス」に設定して実施。ただしバッテリーベンチマークのみ「スマートセンス」を有効にした
「HP Spectre Foldable 17」実機レビュー
「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は6598pts、CPU(Single Core)は1555pts。「CINEBENCH 2024」のCPU(Multi Core)は277pts、CPU(Single Core)は90pts

 3Dグラフィックス性能は、「3DMark」のTime Spyは1333、Fire Strikeは3555、Night Raidは11530となった。「ThinkPad X1 Carbon Gen 11」はTime Spyで1607だったので、「HP Spectre Foldable 17」はその約83%相当のスコアだ。

 ちなみに「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは6225(やや快適)。内蔵グラフィックスに「Intel Iris Xe Graphics eligible」を搭載しているだけに、ファイナルファンタジーXIV相当の3Dゲームであれば実用的な速度でプレイできるわけだ。

「HP Spectre Foldable 17」実機レビュー
Time Spyは1333、Fire Strikeは3555、Night Raidは11530、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは6225(やや快適)

 ストレージは非常に高速だ。PCIe Gen4 x4接続SSD「SAMSUNG MZVL21T0HDLU-00BH1」が搭載されているだけに、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6687MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4892MB/sとなった。CPU性能はやや物足りないが、ストレージが高速なおかげで一般的な用途であれば動作は機敏だ。

「HP Spectre Foldable 17」実機レビュー
ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「SAMSUNG MZVL21T0HDLU-00BH1」が搭載されていた。「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6687MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は4892MB/s

 バッテリー駆動時間もいい意味で予想が裏切られて、ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Gaming Battery Life」を実行したところ、12時間6分動作した。94290mWhのバッテリーを内蔵し、省電力性能に特化したUプロセッサーを採用しているおかげで、モバイルノートPCとして申しぶんないスタミナ性能を備えている。

「HP Spectre Foldable 17」実機レビュー
ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Gaming Battery Life」を実行したところ、12時間6分動作した

大画面、携帯性、長時間駆動 フレキシブルな利用スタイルが魅力

 「HP Spectre Foldable 17」の価格は79万8600円と高価だ。第12世代(Alder Lake)という旧世代のCPUを搭載しているため、より割高に感じられるというのが正直なところだ。

 しかし「3 in 1 PC」としてのハードウェアの完成度は非常に高く、「大画面をコンパクトに持ち運べる」というコンセプトは、フォルダブルPCではフォルダブルスマートフォン以上に価値があると筆者は考える。

 ハイパフォーマンスを追求するなら最新プロセッサーを搭載するマシンを選ぶべきだ。しかし、大画面、携帯性、長時間駆動、そしてフレキシブルな利用スタイルを含めた使い勝手を重視する方には、非常に魅力的な1台である。

 

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