iPhoneをBlackBerry化するキーボードケース! CES 2024でガッチリチェック
ASCII.jp / 2024年1月16日 13時0分
CES 2024は右も左も「AI」の展示であふれていたが、スマートフォン関連製品も負けじと様々なものが展示されていた。その中から気になった3つの製品を紹介しよう。
◆iPhoneでキーボード入力ができる「Clicks Creator Keyboard」
Clicks Creator KeyboardはiPhoneのケース下部に小型のQWERTYキーボードを内蔵した製品だ。その姿は往年のBlackBerryを縦に引き延ばしたようなデザインにも見える。汎用製品ではなくiPhone 14 Pro用、iPhone 15 Pro用、iPhone 15 Pro Max用の3種類が販売される。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669750/x/3d7f0fdcd075a589.jpg)
ケース下部にキーボードがあるため装着時は長くなるが、一体感あるデザインのケースなので実際に装着してみると違和感はあまりない。また、重量バランスが悪いと思うだろうが、両手で持って人差し指で背面側を保持するため、使い勝手は悪くないと感じられた。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669751/x/8a404b5f12694270.jpg)
Clicks Creator Keyboardはケース内部にLightningまたはUSB-C端子があり、iPhoneとは物理的に接続する。そのためiPhone 14 Pro用のClicks Creator KeyboardにiPhone 13 Proを装着しても使うことはできるが、側面ボタンや背面カメラ部分がフィットしないため、ケースにきちんと装着することはできない。販売されている3機種だけで使えると考えるべきだろう。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669752/x/ad83ba9eb5ba8134.jpg)
各キーは小型円形で、ストロークは浅いもののしっかりしたクリック感があるため押しやすい。また、1つのキーを押したときに隣のキーが間違って押し込まれることもなく、1つ1つしっかり押せる。またショートカットキー機能もあり、検索やホームに戻る場合も2つのキーの同時押しで簡単にできる。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669753/x/285cb467c7bd1622.jpg)
iPhone 14 Pro用とiPhone 15 Pro用は本体サイズはほぼ同等で、内部のコネクターがそれぞれLightningかUSB-Cになっている。一方、iPhone 15 Pro Max用は本体サイズが横に広いこともあり、キーの大きさはPro用よりも若干大きく、キーピッチにも若干余裕がある。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669754/x/a7b418e7191c8614.jpg)
両者を比べてみるとPro Max用のほうはキーの高さも高いため、より押しやすいと感じた。もしもiPhoneでキーボード入力を本格的にしたいなら、iPhone 15 Pro Maxを選んだほうがよさそうだ。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669755/x/02d09c84c892fff6.jpg)
iPhone 14 Pro用は139ドル(約2万円)で2024年2月1日に発売される。また、iPhone 15 Pro用は同じく139ドル、iPhone 15 Pro Max用は159ドル(約2万3000円)でこれらは3月以降の発売予定。
◆ライブ配信専用スマホ? 回転式カメラ搭載がまもなく登場
中国のShixi社が展示していたスマートフォン風の端末は、ライブ配信のために開発されたデュアルカメラ搭載のWi-Fiデバイスだ。詳細なスペックはまだ非公開だが、Androidで動作し、一般のスマートフォンのようにアプリをインストールして使うこともできる。最大の特徴はカメラ。本体の上部には前後に210度動く回転式のカメラを搭載している。カメラは5000万画素の広角に加え、望遠の2つが並んでいる。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669756/x/756c27d16a7ec0aa.jpg)
本体は金属製でしっかりした造り。これはライブ配信中の本体の発熱を、すみやかに放熱するための設計でもあるようだ。スマートフォンよりも厚みがあるが、下部には三脚に固定するネジ穴もあいている。スマートフォンのように手持ちで使うというよりも、ライブ配信時に三脚に固定して使うことを考えた設計になっている。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669757/x/50f4b1e7995b6678.jpg)
中国メーカーの製品だが、展示品にはグーグルサービスもインストールされていた。主要なライブ配信プラットフォームに対応する予定で、画面は「上下分割」「ピクチャーインピクチャー」など、2つのカメラを効率的に使い分けることができる。自分の顔を写しながら紹介したい商品を拡大して写す使い方が考えられているようだ。
特に中国ではライブコマースが流行っており、このデバイスを使えば手軽に製品紹介や販売ができる。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669758/x/aafba35341a43205.jpg)
カメラは手動で回転できる。大きめのつまみがついており、適度な硬さがあるのでスムーズに回転させつつ好みの位置にぴったりと固定させることもできる。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669759/x/937ffc604596ac08.jpg)
実際にライブ配信(ライブコマース)風の配信デモが行なわれていたが、複数のカメラを使ったり、あるいはスマートフォンのカメラでいちいち倍率を変えるといった手間もなく、効率的に商品を紹介することができる。グローバル販売も考えているとのことで、ライブ配信用の新しいカメラとして注目を集めそうだ。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669760/x/23f04bb46afb264f.jpg)
◆スマホの色を自在に変える技術をInfinixが展示
インドやアフリカなど新興国向けにスマートフォンを展開しているInfinixは、スマートフォンの背面デザインを自在に変えることのできる技術「E-Color Shift」を発表した。なお、InfinixはTecno、Itelと共にTranssion社の傘下メーカーで、Transsionはいまやサムスン、アップル、シャオミ、OPPOに次ぐ世界5位のスマートフォンメーカーである。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669761/x/b580f88012b4f156.jpg)
E-Color Shiftは、スマートフォンのバックパネルにE Ink社のカラー電子ペーパー「E Ink Prism 3」を採用している。E Ink Prism 3は電子ペーパーではあるものの、電子ブックや電子コミックリーダー向けではなく、表面の色を変える着せ替えパネルのような使い方に適している。E Ink Prism 3は8色の表示が可能で、電圧をかけてあらかじめプログラムしたデザインや色を表示できる。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669762/x/4b944a58fff10417.jpg)
最近のスマートフォンは外観デザインに凝ったものが増えており、また購入すると透明のケースが付属していることが多い。E-Color Shiftならスマートフォンのデザインを自分好みに変えるためにわざわざ市販されているケースを買わずとも、自分のスマートフォンそのものを好きな色やパターンに色変できるのだ。
商用化時期は未定だが、すでに同じグループのTecnoが太陽光で色の変わるスマートフォンを市販しており、E-Color Shift搭載モデルも近いうちに発売になるだろう。
![iPhone](https://ascii.jp/img/2024/01/16/3669748/x/956e45f7ae62167a.jpg)
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