からあげクンを買ったらデータ通信がおまけ!? トッピングが楽しいpovo2.0の最近の状況を見る
ASCII.jp / 2024年1月21日 12時0分
KDDIのpovo2.0と言えば、基本料0円で使える通信サービスで、24時間のデータ使い放題トッピングが1回330円など、非常に有能だ。しかも、12月はおまけ付きのデータトッピングがたくさん展開されるという楽しみもあった。最近のpovo2.0の状況をあらためて紹介したい。
![povo2.0](https://ascii.jp/img/2024/01/20/3672771/x/0f117bf65b9415f7.jpg)
![povo2.0](https://ascii.jp/img/2024/01/20/3672773/x/a9733bb362f29877.png)
サブ回線や通話専用の音声回線に最適なpovo2.0
povo2.0は、データ通信や通話定額、コンテンツなどのトッピングをその都度追加購入するのが基本。便利な使い方はさまざまだが、筆者がよく購入するのは「データ使い放題(24時間)」で、1回330円を払えば購入から24時間、データが使い放題となるものだ。
「購入から24時間」と書いたが、実際は「当面の間は、期間満了日の23時59分59秒までご利用いただけます」と記されている。つまり、金曜深夜、土曜に日付が変わってすぐに申し込みすれば、週末2日間ほぼ一杯使える太っ腹さも魅力。旅行に行くなど、スマホやテザリングでデータ通信を集中的に使う場合には極めて有効だ。
![povo2.0](https://ascii.jp/img/2024/01/20/3672772/x/3f685b7db7711937.jpg)
そのほかにもトッピングは期間限定で頻繁に登場している。1月19日現在では、365日有効で300GB使えるものが2万4800円、180日有効で300GBが1万9500円など、金額は高いが、有効期限から考えると割安なトッピングも用意されている。
また、音声通話が中心のユーザーも実はメリットがある。通話定額は「5分以内通話かけ放題」が月550円、「通話かけ放題」が月1650円。サブ回線で着信オンリーなのであれば、トッピング無しでも使うことができる。利用できる端末はスマートフォンはもちろん、auの4G LTEケータイを用意すれば、ケータイでの音声通話も可能だ。
そしてIoT用としても有益。スマートプラグの遠隔操作ぐらいならデータトッピングを追加しない最大128kbpsの低速通信でも十分対応できる。povo2.0のSIMとLTE対応ルーターをうまく活用すれば通信コストを大きく抑えることが可能だ。
しかも、新規契約時の事務手数料も無料(1年以内に同一名義で5回線以上申し込んだ場合は3850円が必要)。eSIMにも対応しており、eSIM再発行手数料も当面無料なので、いろいろな端末に入れ替えて利用できる。iPhoneのeSIMクイック転送にも対応する。
基本料0円ではあるのだが、 使い続けるには半年に1回の最低限の課金は必要
着信専用のサブ回線やIoT機器での利用など、povo2.0を月0円で便利に使えるケースは意外に多いかもしれない。ただし、使い続けるには最低限の課金が必要となっている。
![povo2.0](https://ascii.jp/img/2024/01/20/3672773/x/a9733bb362f29877.png)
具体的な条件は、加入してSIMを有効化したとき、もしくは最後の有料トッピングの有効期限の翌日から、180日以上有料のトッピング購入がない場合は順次利用停止するとされている。さらに停止後30日の間に有料トッピング購入がない場合は契約解除となる。
現実には、もう少し猶予を持たせた運用をしているようだが、最低価格のトッピング「smash.使い放題パック(24時間)」は1回220円なので、180日の間にこれを購入する必要がある。つまり、1年間を約440円で使い続けられる計算だ。期限が近づけば注意のメールも来るので、そこからアプリですぐ購入手続きができるため、気をつけていれば強制解約は考えにくい。
ぜひ活用したいのはおまけ付きのデータトッピング
povo2.0は開始当初は、提携するお店などでau Payで支払うことでデータ容量がもらえる「ギガ活」がアピールされていたが、最近では、おまけ付きのデータトッピングが期間限定で登場して注目されている。1月19日にはローソンのカフェラテとセットのトッピングが登場した。
ローソンの「マチカフェ カフェラテM」と24時間使える1GBがセットになったもので、ローソンで普通にカフェラテMを注文した場合と同価格。つまりデータ分は実質無料。しかも、有料トッピングの購入履歴が付くため、180日に1度の課金はこれでクリアできる。
![povo2.0](https://ascii.jp/img/2024/01/20/3672776/x/b5cf115e8e6df4c8.png)
過去には昨年12月にローソンで「からあげクン」が引き換えられるトッピング2種類用意されていた。からあげクンの値段と同じ238円または2個で460円で、0.5GBのデータ通信がついてきた。からあげクン好きならデータ通信がおまけだ。
ほかにも、12月はコカ・コーラの自動販売機で購入するためのアプリ「Coke ON Pay」のCoke ONドリンクチケットと1GBのセットで170円のトッピングや、12月26日のわずか14時間だけ限定販売された390円でサーティワンアイスクリームの eGiftと1GBのトッピングもあった。
![povo2.0](https://ascii.jp/img/2024/01/20/3672774/x/a4958e280bf9d908.jpg)
![povo2.0](https://ascii.jp/img/2024/01/20/3672775/x/5498b1e06af06228.jpg)
なお、これらのトッピングの場合、データ量はすぐ適用されるものの、提携先の購入クーポンコードなどは数日後にメールで送付される。今カフェラテが飲みたいときに購入するタイプのものでない点は注意してほしい。
![povo2.0](https://ascii.jp/img/2024/01/20/3672777/x/f32163996aab0dc8.png)
最近のpovo2.0の通信速度はどうか
そんな使い道いろいろのpovo2.0だが、実際の使い心地はどうなのだろうか。結論から言えば、快適にデータ通信ができる。
実際にアプリから「24時間データトッピング」を申し込むと、すぐに適用開始で、高速でのデータ通信が可能。
速度計測をすると1日を通して速度は安定していると言ってよく、昼12時台の速度の落ち込みもない。昼休み中、ずっと高画質動画を見るということにも耐えられる。また、夕方から夜にかけての落ち込みもない。
そのほかの時間帯、特に夜間でも良好な速度を維持している。ちなみにpovo2.0の測定時は5Gの表示が出たり出なかったりで、データが流れると「4G」の表示になり、だいたい150Mbps程度の速度になった。比較のために測定したIIJmioはドコモ回線で、昼休み時間帯が大きく落ち込んでいるもののそのほかの時間帯は高速を維持することが特徴だ。
なお、エリアに関しては筆者の行動範囲ではauが弱い場所がいくつかあったが、最近は改善傾向にある。電波が極端に弱い場所でなければ、データもスルスルと流れてくるため、最近では実用上もほぼ問題がなくなっている。
povo2.0はオトクだが、注意が必要な点もある 定額外の通話料は30秒あたり22円と格安SIMより高い
なにかと使い勝手がいいように見えるpovo2.0だが、いくつか注意が必要点もある。データだけで使う場合には問題がないのだが、音声通話の通話料金が3大キャリアの標準プランなどと同じ30秒あたり22円という点だだ。多くのMVNOの格安SIMの場合は30秒11円程度で提供しているケースも多く、それらと比べると倍となる。
あらかじめ通話定額を申し込んでいればよいが、そうでない状況で1時間の長電話を発信してしまった場合、MVNOの格安SIMなら1320円かかるところをpovo2.0では2640円。1回5分までの定額を申し込んでいたとしても、5分を超えたところは通常課金となるので、多額の支払いが必要となる。
もし、長時間通話の発信が予想されるユーザーであれば、基本料0円ではないが1GB使えて月額290円からの日本通信SIMやHISモバイル、超低速ながら月額250円使い放題のmineo「マイそく スーパーライト」、そして通話アプリからの発信が必要というハンデがあるが、国内かけ放題が標準で付いてきて、月1078円からの楽天モバイルも検討したい。
また、オンライン専用プランなのに開通の手続きが遅くなる可能性があることも覚えておきたい。ネットを検索するとpovo2.0はeSIMなら2~3時間で開通と書いてある記事もあるが、公式には「混雑時には完了まで数日かかる場合があります」と記載されているとおり、筆者が12月下旬にした申し込みも、夜間に申し込み、利用開始が可能になるメールが来たのは翌々日の夕方だったということもある。混雑状況によって大きく変わるということだ。
また物理SIMであったら、ここからSIMカードの準備と配送へと進むため、さらに時間がかかる。オンラインプランだからといってすぐ使えないこともある点は十分注意が必要だ。
サブ回線や音声通話利用で唯一無二の安さと便利さがある
povo2.0のサービスを見ると、基本料0円がまずメリット大。特に通話の着信だけなら基本料0円のまま使える。さらに基本料+かけ放題が月額1650円というのも最安クラスだ。
今後、データのトッピングも期間限定やおまけ付きなどを含めて、さまざまなものが用意されるだろう。さらなる新たな展開があるかもしれない。基本料0円で申し込んでおいて損のないpovo2.0。自分なりの有益な活用法を考えてみるのは楽しいだろう。
この記事に関連するニュース
-
AlmondSIM、「パリ2024 オリンピックを応援する」期間限定eSIMパッケージ発売!【価格破壊】
PR TIMES / 2024年7月5日 16時41分
-
povo2.0、ローソンお買物券がセットの限定データトッピング - 新規加入キャンペーンも開催
マイナビニュース / 2024年6月28日 13時13分
-
NUROモバイル、「MNPワンストップ方式」を導入、申し込み手続きがよりスムーズに 音声通話付きSIM(MNP)においてeSIMの提供開始も
PR TIMES / 2024年6月13日 16時45分
-
【格安スマホまとめ】LINEMO、2段階制の新料金「ベストプラン」 楽天のeSIM再発行で要SMS認証に
ASCII.jp / 2024年6月9日 15時0分
-
ahamo、povo、LINEMOのキャンペーンまとめ【6月7日最新版】 MNPで最大1万円相当の還元あり
ITmedia Mobile / 2024年6月7日 11時58分
ランキング
-
1楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【7月4日最新版】 楽天ペイアプリでポイント最大10倍もらえる
ITmedia Mobile / 2024年7月4日 10時5分
-
2「知らんかった」 Googleで“あるワード”を検索すると……? あまりに“癒やし”な「隠し機能」に5万いいね「延々とやっちゃう」
ねとらぼ / 2024年7月4日 20時45分
-
3「Thank you Buddies!」 櫻坂46、最新曲「自業自得」ライブ映像を公開 「これだよこれ!」「いきなり凄いものが…」反響続出
ねとらぼ / 2024年7月4日 20時53分
-
47月10日は「納豆の日」 LINEヤフーが納豆にまつわる検索データ公開 ユーザーの関心明らかに
iza(イザ!) / 2024年7月5日 11時19分
-
5「ドコモ光 1ギガ」旧プランを2025年6月に提供終了、解約金の安い新プランへ自動移行
マイナビニュース / 2024年7月4日 19時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)