クーポン一杯! 料金以外の特典が大きくてオトクなSIMを調べた
ASCII.jp / 2024年2月4日 12時0分
本当に安いSIMはどれ? と聞かれることは多い。基本的には、自分が使う通信量において、月額料金が安価なサービスを探せばいいのだが、実際にはそのほかにもいろいろ特典が用意されているものもあり、トータルでの支払額が変わってくる。そこで今回は特典の大きいサービスを紹介したい。
Y!mobileはPayPay&Yahoo!ショッピングでオトク度大
特典が大きいサービスでまず挙げられるのはY!mobileだ。加入している限り、本来は月508円のLYPプレミアム(旧Yahoo!プレミアム)が無料になる。以前のようにYahoo!オークションの利用に必須というわけではないが、さまざまな特典もあるため、これが無料になるのは大きい。
具体的には加入していると、PayPay利用時のクーポンや、Yahoo!ショッピングでのポイント付与率が変わってくる。キャッシュレス決済では大手のPayPayだけにオトクになる人は多いだろう。ただし、ただ加入しただけではオトクにならない。Yahoo! JAPAN IDやPayPayとの連携手続きをしておく必要があるので注意したい。
Y!mobileの人はさらに月額500円のEnjoyパックを申し込むと、毎月500円OFFクーポンとポイントの増額がある。定期的にYahoo!ショッピングを利用しているなら、加入しない手はないだろう。
ソフトバンクブランドは限定クーポンでさらにオトク 安価なデータSIMも存在する
ソフトバンクブランドでは「データ通信専用3GBプラン」(最初の5年間は月990円のデータ専用SIM)など、料金が安いSIMもあるが、これを含めて、LYPプレミアムがまず無料に。
Yahoo!ショッピングもY!mobile同様にオトクになるが、Enjoyパックよりもポイント付与が大きくなるだけでなく、PayPayでもクーポンが増える。PayPayアプリにアクセスすると、ソフトバンクユーザー限定の「スーパーPayPayクーポン」で主要なチェーンのクーポンなどが用意されているので、買い物の前には確認したい。
また、一般的なソフトバンクの料金プランは、Y!mobileより高額なイメージがあるが、若年層向けには「スマホデビュープラン+」といった1年間だけ、Y!mobileよりも安く使えるプランもある。先入観で避けている人もいるかもしれないが、安くなる条件がないかを調べておいて損はないだろう。
なお、Y!mobile、ソフトバンクとも加入後にYahoo! JAPAN IDを取得して、Yahoo!ショッピングやYahoo!オークションなどを初めて利用した際に、数千円分のクーポンが付与されることもある。そこまで使うとオトクさはさらに広がる。忘れずにチェックしておきたい。
au&UQモバイルも、加入時の特典は多め。光とセットが安い
Y!mobile/ソフトバンクの次は、そのライバルと言えるUQ mobile/au。ヤフーとPayPayほど強力ではないが特典は多くある。
特に案外知られていないが、UQ mobile/auにはAmazonプライムの無料特典がある。対象プランに加入後、UQ mobileは3ヵ月間、auは1年のAmazonプライム利用権がついてくる。契約してしばらくするとSMSで案内が来るので、そのリンクからアクセスしてAmazon.co.jpにログインすると特典が付与される。これだけで数千円分の価値がある。
また、DAZNとNetflixの最大1ヵ月無料が付くのもUQ/auの特典。DAZNやNetflixは加入時の無料期間がないので、お試し利用をしてみたい人は便利だろう。
auひかりやauでんきとの同時利用による料金割引もメリットがある。割引率も大きく、たとえばUQ mobileで月4GBの「ミニミニプラン」なら、ネットまたは電気とのセットで通常の月2365円が月1078円になる(「au PAY カードお支払い割」適用時)。MNOの品質でこの料金なら、MVNOの格安SIMよりも有利と言える。
また、ソフトバンクと同様にauでも若年層向けの割引があり、月20GBの「スマホスタートプラン 5G/4G」が加入翌月から1年間は月1078円で利用できる。
y.u mobileはU-NEXTのセットプランがオトク ポイントで映画チケットも安く手に入る
MVNO勢では通信用繰り越しが永久という特徴を持つ「y.u mobile」に注目。プランは3つあり、月5GBの「シングル」以外は動画配信のU-NEXTの利用権が付いてくる。月10GBの「シングル U-NEXT」は2970円とやや高めに見えるが、月2189円のU-NEXTの月額プランが含まれている。
U-NEXTは、映画やドラマ、アニメなどの動画配信のほか、電子書籍までセットと、コンテンツの幅が広いことが特徴。さらに追加費用の支払いが必要なものもあるが、毎月1200ポイントが付与されるため、有料コンテンツの視聴にも対応する。
なお、この1200ポイントはコンテンツだけでなく10GB分の通信容量にも交換できるほか、1500ポイントで映画館クーポンにも引き換えられる。1500ポイントたまってから交換してもいいし、300円追加で交換してもいい。見たい有料コンテンツがなくても意外に使い道があるのはうれしい。
また、通信量繰り越しが永久というのも使っているうちに効いてくる。溜められるのは最大100GBだが、データを多めに使う月が多少あったとしても使い切ることなく使い続けられるはずだ。
そして、y.u mobileのもう1つの特徴として、端末故障時などに年最大3万円まで補償してくる修理費用保険が無料で付いてくる点がある。現在のスマートフォンの価格からすると3万円の補償は少ない気もするが、画面のガラス割れ程度なら十分に対応できる。
ちなみに、y.u mobileでは、加入から数ヵ月間無料で利用できるキャンペーンを実施していることがある。記事執筆時点では、ネット申込によるMNPでの加入で、最大3ヵ月間無料でU-NEXTのサービスが付いたプランも同様だ。契約当初だけの特典ではあるが、あまり長く使わないのなら十分オトク。y.u mobileの株主である、ヤマダ電機の店頭ではさらに長期間のキャンペーンが実施されるケースも見かける。y.u mobileを検討するなら店頭もチェックしたい。
継続的な特典のある格安SIMは少ないが 自分に合うなら要チェック
このほかには、加入時点ではともかく、継続的に大きな特典のあるサービスはあまりない。ただ、光ファイバーの固定回線も提供しているサービスではセット割引を用意していることもある。そして、トータルコストに大きく影響がある、加入時にスマートフォンなどの大幅割引が用意されているサービスは、最近ではIIJmioやmineoなど一部にとどまる。
そもそも格安SIMは条件次第で、月額料金が大きく変わるといったわずらわしさがなく、「単体で安い」というわかりやすさが売りなのだから、当然といえば当然だ。
それでも、特典が自分の使い方と合っているなら検討する価値はある。たとえば、前述のY!mobileとEnjoyパックなら、PayPayの使い方次第で料金の多くの部分をPayPayで取り戻すことも不可能ではない。
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