1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

美しいボディーに可変色ライト、vivo「V29」はポートレート撮影のためのスマホ!

ASCII.jp / 2024年2月11日 12時0分

 vivoが海外で展開している「Vシリーズ」は人間の顔写真、つまりセルフィーやポートレート撮影を強化したスマホだ。最新機種の「V29」は大型ライトを搭載、しかも色を自在に変えられるというリングライト機能も搭載している。

vivo
vivoのセルフィー・ポートレート強化スマホ「V29」

◆7.5mm厚の美しいボディー

 チップセットにクアルコムのSnapdragon 778G 5Gを採用するvivo「V29」は主に女性をターゲットにしたスマートフォンだ。ディスプレーは2800×1260ドットと解像度は高く、フロントカメラは5000万画素を搭載する。美しく撮影したセルフィーを精細表示が可能なディスプレーのおかげで細部まで見ることができるのだ。美顔加工をする際も高精細ディスプレーのおかげで細かい部分の修正もしやすい。

vivo
高解像度ディスプレーに5000万画素のフロントカメラを搭載

 フロントカメラ周りの性能は男性ユーザーにはあまり気にならないかもしれないが、vivoのVシリーズは一貫してセルフィー性能を高めてきた歴史がある。ミドルハイレンジモデルでありながらもディスプレーとフロントカメラがやや贅沢な仕様なのは、スペックや価格以外の部分で価値観を持たせているからだ。

 背面の外観も独特な美しい仕上げとなっている。セラミック風の背面には超微細な3D粒子が散りばめられており、光のあたる方向によって表情を変えてくれる。表面は平滑感が高いが指紋の跡をつきにくくしている。カメラはメインが5000万画素の広角、800万画素の超広角と200万画素の深度測定の3つを搭載している。

vivo
天然素材にも見える背面

 ディスプレーは側面の角を落としたエッジデザインで、背面側も同じ形状となっている。本体の厚みは7.5mmと薄いが、この側面形状のおかげで数字よりもさらに薄く感じられる。重量も175gと最近のスマートフォンとしては軽量だ。

vivo
7.5mmと薄い本体

 カメラ性能そのものは高くないこともあり、カメラのでっぱりはあまり気にならない。この厚みの中に4600mAhのバッテリーを搭載しており、急速充電は80Wに対応。残量ゼロから50%まで17分で充電することができるという。

vivo
4600mAhバッテリーは80W充電に対応

◆ライトの色を自在に変えられるポートレート撮影のためのカメラ

 カメラ部分のデザインは広角、超広角のレンズの下に同円型のリング型ライトを並べたデザインとしている。このライトは「AURA LIGHT」と呼ばれ、従来比9倍の発光面積を持つという。また、色温度を暖色から白色までリニアに変えることができる。

vivo
2つのレンズとLEDライトを並べた配置

 実際にライトを光らせてみると、白色、暖色でだいぶ色が変わることがわかる。色温度の調整は、カメラアプリ内のライトをタップして出てくるスライドバーを左右に動かすだけで、細かい調整も簡単にできる。近距離の人物の顔写真を撮るときだけではなく、物撮りなどでも活用できそうだ。

vivo
白色(左)と暖色(右)の光の違い
vivo
色温度の調整も簡単。実際に光のあたっている値札部分の色が変わっていることがわかる

 カメラのUIはvivoの中国向け端末が搭載するOriginOS、グローバル向けのFuntouch OSどちらも同等であり、ディスプレーの上から下にスワイプすることでクイック設定画面を開くことができる。倍率表示は0.6倍、1倍、2倍で、写真は最大20倍、動画は最大10倍のデジタルズームが利用できる。カメラのモードは夜間、ポートレート、写真、動画、マイクロムービー、もっと見るの6つだ。

vivo
カメラアプリを起動。上から下へスワイプでクイック設定が表示される。もっと見るにあるその他のモード

 映える写真を撮るためのフィルター類も豊富だ。ポートレート撮影時のボケの設定はボケの度合いだけではなく、ハートや星などボケの形を変化させられる。また、写真のイメージをビンテージ風などに変えるモードも提供する。美顔に関してはかなり細かい加工も可能だ。

vivo
ボケやスタイル、美顔の加工もかなり細かくできる

 それでは、実際に撮影した作例を紹介しよう。

vivo
標準1倍で撮影。ピクセルビニングで1200万画素相当で撮影される
vivo
1倍、高解像度(5000万画素)で撮影。空の青さや木々の葉っぱの質感をより精細に表現できている
vivo
0.6倍で撮影。周囲はゆがむものの全体の色合いは悪くない
vivo
2倍撮影。デジタル望遠だが極端に大きく拡大しない限り十分な画質だ
vivo
逆光下で標準1倍撮影。波の上の光の反射もしっかり写してくれた
vivo
30cm程度に近づいて近距離撮影。マクロは搭載していないがこの程度まで寄れる
vivo
ポートレートでボケ最大。深度測定カメラを搭載しておりきれいにボケる
vivo
夜景モード。シャッター速度が数秒になるため通行人がぶれて撮影されてしまう以外は、夜の光や銅像の質感もよく表している
vivo
サイバーパンクフィルターで夜の風景を撮影。近未来SF的な絵が撮れる

【まとめ】ニッチ向けだが需要の大きいセルフィースマホ

 vivo V29はセルフィーやポートレート撮影をより楽しみたいと考えるユーザー向けの製品であり、ニッチな層をターゲットにしている。とはいえSNSに映える自分の写真をアップしたいという需要は旺盛であり、vivoもVシリーズの新製品を毎年投入しているほどだ。

 ファーウェイも同類の製品「nova」シリーズを展開しており、自撮りスマホはこれからも独特の進化を遂げていくのだろう。いずれは男性向けにフォーカスした製品も出てくる時代がくるかもしれない。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください