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3万円以下でFeliCaも搭載で機能十分な「OPPO A79 5G」は2台目スマホに重宝しそう

ASCII.jp / 2024年2月12日 12時0分

OPPO

 2月15日にOPPOの最新スマートフォン「OPPO A79 5G」が発売されます。Aシリーズは使いやすさを重視したエントリーモデルという位置付けですが、A79はAシリーズで初めてFeliCa(おサイフケータイ)に対応したことが特徴。

 通信事業者では楽天モバイル、ワイモバイル、MVNOではIIJmio、mineoが取り扱い、オープンマーケットでも販売されます。なお、OPPO公式オンラインショップでの価格は2万9800円です。筆者はオウガ・ジャパンから借りた端末を1週間ほど使ってみました。

最大の魅力は大画面&ステレオスピーカー

 OPPO A79 5Gのディスプレーは約6.7型で、解像度は2400×1080ドット。主流の有機ELではなく液晶ですが、明るく鮮やかな色で表示されます。エントリーモデルながら90Hzの高リフレッシュレートに対応していることも利点。ウェブやメッセージはもちろん、動画を観るのにも適しています。

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約6.7型の液晶ディスプレーは明るく、文字の視認性も良好
OPPO
リフレッシュレートの初期設定は「自動選択」だが、「高」を選択すると90Hz駆動になる

 格安のエントリーモデルながら、ステレオスピーカーを搭載していることもセールスポイント。スマホのスピーカーとしては大きめの音量で、自分好みの音質に調整できる「リアルサウンドテクノロジー」も搭載されています。

OPPO
ステレオスピーカーを搭載し、左右から音が広がるので、動画視聴にも適している
OPPO
「リアルサウンドテクノロジー」で「音楽」を選択すると、イコライザーで好みの音に調整可能

 本体サイズは約76×166×8mmとやや大きめですが、重さは約193g。横幅は広めで、片手持ちでの操作には不向きですが、200g以内に収められているのは◎。今どきのフラットなボディーで、筆者が借りているグローグリーンの背面パネルには、美しい砂浜を連想させるキラキラとした光沢が施されています。なお、カラバリはもう1色、ミステリーブラックがあり、そちらは落ち着いた光沢仕上げになっているようです。

OPPO
背面パネルはフラットでツルツルとした質感。グローグリーンには細かいラメを散りばめたようなデザインが施されている

 右側面に音量ボタンと電源ボタンを搭載し、電源ボタンは指紋センサーも兼ねています。従来、OPPOのスマホは右側面に電源ボタン、左側面に音量ボタンを搭載していましたが、昨年10月に発売されたOPPO Reno10 Pro 5Gから変わったようです。一般的なボタン配置になったわけなので、他メーカーの機種から乗り換える人は違和感なく使えることでしょう。

OPPO
右側面に音量ボタンと、指紋センサーを兼ねる電源ボタン

 左側面にはnanoSIM/microSDスロットを搭載し、2枚目のnanoSIMはmicroSDとの排他利用になっています。eSIMにも対応しているので、nanoSIM+eSIMのデュアルSIMを使いつつ、microSDでストレージを拡張することもできます。上部にはマイクのみで、ディスプレーの上に受話口(スピーカー)を搭載。底部にイヤホンジャックとUSB Type-Cポート、スピーカー、マイクを備えています。

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左側面のデュアルSIMスロットは、microSD(最大1TB)との排他利用
OPPO
上部にはマイクのみ
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底部にはイヤホンジャック、マイク、USB Type-Cポート、スピーカーを搭載

パフォーマンスはエントリークラスとしては上々

 プロセッサーはMediaTekのDimensity 6020(2.2GHz×2+2.0GHz×6)。普段ハイエンドモデルを使っている筆者としては、やや動作がもっさりしているように感じたのが本音。きっちり測ったワケではありませんが、ハイエンドモデルでは0.1秒で反応するところが、A79では0.5秒かかるような印象。と言っても、ほんのワンテンポ遅いだけなので、基本アプリの使い勝手には支障はないでしょう。

 「Geekbench 6」というアプリでベンチマークを測定したところ、シングルコアが約700、マルチコアが約1800といったこところ。ちなみに、昨年6月に発売されたミドルクラスのOPPO Reno9 Aのスコアはシングルコアが約900、マルチコアが約2100でしたが、実際の使用感としても、その程度の差はあるように感じました。

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「Geekbench 6」でベンチマークを測定した結果。エントリーモデルとしては上々のスコアを記録した
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デバイスの状態をチェックして、最適化できる「フォンマネージャー」というアプリもプリインされている

電池持ちがよく、急速充電にも対応

 5000mAhのバッテリーを内蔵し、電池持ちが良いことも魅力。筆者が1週間ほど使った範囲では、1日で電池残量がピンチになることなく、普通に使っていて2日は持ちそうな印象を受けました。電池残量が98%の状態で、YouTubeの高画質動画を再生してみたところ、2時間で11%しか減らなかったので、外出先でも電池の減りを気にせずに、動画を観たり、ゲームをしたりできそうです。

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一般的な「省エネモード」に加えて、電池持ちをさらに長くする「超省エネモード」も搭載。超省エネモードに設定すると、右の画面のようになる

 33Wの急速充電に対応していることもメリットです。OPPO独自のSUPERVOCCフラッシュチャージに加えて、USB Power Deliveryの拡張規格であるPPS(Programmable Power Supply)にも対応。約30分で50%以上充電できるとのこと。ただし、充電器は同梱されておらず、自分で用意する必要があります。筆者が持っている最大45Wの充電器で充電してみたところ、残量28%から30分で76%に達して、約1時間で満充電できました。

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急速充電に対応し、スピーディーに充電できる。ただし、充電器が同梱されていないのは残念

5000万画素の広角カメラはなかなか優秀

 アウトカメラは広角(約5000万画素/F値1.8)+深度センサー(約200万画素/F値2.4)という構成。実質的にはシングルカメラで、最近の機種としては物足りなく感じるかもしれませんが、広角カメラの性能は結構良さげで、明るく鮮やかな色味で撮影できました。ただし、屋内での撮影は照明によって左右されるようで、AIをオンにしても画質が“今ひとつ”と感じることもありました。

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2眼カメラの存在感が目立つデザインだが、実質的にはシングルカメラだ
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ナチュラルかつスッキリとした色で写る
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ワンタッチで2倍に切り替えられる。2倍ズームで撮っても、画質の劣化はほとんど気にならない
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デジタルズームは最大10倍。10倍にすると、さすがに画質は粗くなる
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夜景モードで撮影した作例
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照明が暗めのレストランで、AIをオフにして撮影
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AIをオンにすると、かなり明るく写るが、まだ物足りない

 インカメラは約800万画素/F値2.0で、自分撮りを楽しむには十分な画質が得られます。顔の輪郭や目の大きさなどを細かく調節できるビューティーモードや、背景をぼかすポートレートモードも備えています。

使ってから便利さを実感できる独自機能が充実

 OPPOのスマホは、Androidをベースにした独自の「ColorOS」を搭載しています。OPPO A79 5Gの初期搭載OSは、Android 13がベースのColorOS 13。基本的な操作性は一般的なAndroidと変わらないものの、独自の便利機能が充実していることが特徴。

 たとえば、ホーム画面の右下または左下から上方向にスワイプするとアイコン表示を引き寄せられる「アイコンプルダウンジェスチャー」。片手で素早くお目当てのアプリを起動できる便利な機能です。

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片手で素早くアプリを選択・起動できる「アイコンプルダウンジェスチャー」

 画面上半分の左端または右端に設定したフローティングバーをなぞると表示する「スマートサイドバー」は、よく使うアプリを素早く起動したり、画面を分割してマルチウィンドウを起動したりできます。

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「スマートサイドバー」に表示させるアプリは編集可能。そこから選択したアプリを分割画面に表示させたり、フローティングで表示させたりできる

 画面のカスタマイズ性が高いことも魅力。壁紙や配色を変えるだけでなく、アイコンの大きさや形まで変更できます。また、夜間の利用に適したダークモードはブラック、ダークグレー、グレーの3色から選べるようになっています。

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ホーム画面の表示を細かくカスタマイズできる
OPPO
一般的にダークモードは背景色が黒になるが、優しいグレーにすることも可能

【まとめ】初めてのスマホだけでなく、2台目としても魅力

 先述の通り、おサイフケータイに対応していることもA79の大きな利点。SuicaやPASMO、iD、QUICPayなど、これまで使っていた電子マネーを使い続けることができます。

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FeliCaを搭載しているので、おサイフケータイを利用可能。もちろん、Googleウォレットもプリインされていて、クレジットカードを登録して、タッチ決済も利用できる

 防塵・防水はIP54。防水性能はIPX4(生活防水)と低めですが、うっかり濡らしてしまったら、速やかに拭けばよいというレベルなので、多くの人はさほど気にする必要はないでしょう。

 セキュリティーロックは指紋認証に加えてインカメラでの顔認証にも対応しています。両方を設定してみると、顔認証のほうがスピーディーにロックを解除できました。持ち上げるだけで画面が点灯し、ロックを解除するとすぐにホーム画面が表示される設定にしておくことで、ロックをしていることを忘れるほどスムーズに使えました。

 OPPO A79 5Gは、春に向けて発売されることもあり、主に若年層をターゲットにしていると思われます。しかし、ウェブやSNSをチェックしたり、音楽や動画を楽しむにも十分な性能を有しています。大人のサブ端末としても選択肢に加えてもいいでしょう。

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子どもに安心・安全に使わせるための「キッズスペース」も設定できる
OPPO
シニア向けの「シンプルモード」にも切り替えられる

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