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Noble Audioの新フラッグシップ「ONYX」、FiiO新規開発のカセットプレーヤー「CP13」登場

ASCII.jp / 2024年2月10日 11時50分

FiiO M23
FiiO M23

 2月10日に開幕した“冬のヘッドフォン祭 mini 2024”。エミライブースでは、FiiOやNoble Audioの製品が多数並んだ。

FiiOは豊富なバリエーション、世界初披露の製品も

 「FiiO M23」は、ブランドの中核モデル「M11Plus」シリーズの最新世代モデル。DACは「AK4499EX+AK4191EQ」を採用。アンプはTHX特許技術アンプ「AAA-78」。“DESKTOP MODE”を新たに実装。最大1Wの出力。発売は今春を予定している。海外での参考価格は699ドル。

FiiO M23
下に重ねてあるのはM11Plus。下側はヘッドホン出力に変わり、給電専用のUSB端子やカードスロットがあるのが分かる。
FiiO M23
側面のボタン配置

 PCM最大384kHz/32bit、DSD256の再生に対応。SoCはQualcomm製で8コアの「Snapdragon 660」。3.5mm、4.4mmのヘッドホン出力を装備、4.4mmのバランスライン出力にも対応。Bluetoothは、SBC、AAC、LDACの送受信に対応。USB 3.0とは別に充電用のUSB Type-C端子を持ち、急速充電(30W)に対応。OSはカスタム仕様のAndroid。

 「KA11」は、44.5×9.7×10.5mm/重量約8.5gとコンパクト。本体はアルミニウム・マグネシウム合金製。Cirrus Logic製の「CS43131」を搭載し、PCM最大384kHz/32bit、DSD256の再生に対応。高純度のパラジウムメッキOFCケーブルを採用。小型で安価だが、出力は170mWと高い。UAC2.0/UAC1.0の切り替えができ、低遅延で没入感のゲームプレーも可能。USB Type-C端子を装備しブラックとホワイトの2色展開。海外での参考価格は29.99ドル。

KA11

 「CP13」はレトロでありながらも新しいデザインコンセプトを持たせた“復刻シリーズ”の第1弾となるアナログカセットプレーヤー。懐かしさだけでなく優れた品質を追求し、現在では希少となったサプライチェーン(部品などの供給網)の開拓や試行錯誤を経て誕生。

FiiO CP13
懐かしいウォークマンスタイルのカセットデッキだ。

 直径30.4㎜、厚さ4㎜の超大型純銅製フライホイールをカスタムメイド。これによりジッターの大幅低減、超低レベルを実現したという。また、4.2V電源の高電圧駆動モーターを使用し、一般的な1.8V電源よりも安定性の高いテープ走行が得られたり、テープを読み取る磁気ヘッドの左右チャンネル差を限りなく少なくするため、一般的な生産ラインの40%未満と誤差の少ないヘッドを選別したりしている。加えて、磁気ヘッドカバーは通常よりも厚くし、外部干渉や耐摩耗性を向上、ヘッド構造もバランス回路設計にしており、安定した信号伝送、高いS/N比、低歪みを実現している。 磁気ヘッドから信号増幅まで完全なアナログ回路で構成し、100%ピュアなアナログ音質を再現。

 「キング・オブ・オペアンプ」の名器を再現したオペアンプ「JRC5532」をフルアナログ回路処理で採用。オールアルミニウム合金のダブルカラーケース、アナログボリュームポテンショメータなども使用している。バッテリーは13時間持続のリチウム電池を使用。デュアルモード電源設計となっている。海外での参考価格は99.99ドル。

FiiO CP13
ノーマルポジションだけとのこと

 「KA17」はKAシリーズの最上位で、ESS Technologyの「ES9069」をデュアル構成で採用。THX AAA-78ヘッドホンアンプ+USB Type-C外部給電によるデスクトップモードで最大650mWの出力を発揮する。発売は今冬で、海外での参考価格は149.99ドル。

KA17
USB給電専用端子を備え、DESKTOP MODEの高出力が得られる。

 「R9」はR7の機能性やコンセプトを踏襲しつつ、音質の向上や拡張性の強化したモデル。DACはESS9038PROを2基搭載、THX AAA-788+アンプを搭載し、据え置き型の「K9 Pro ESS」以上の大出力となっている。拡張性では、新たにDisplay Port+HDMI端の搭載で外部ディスプレーとの接続が簡単になった。筐体はアルミ合金+鏡面仕上げで、RGBライトバーをあしらった斬新なデザイン。発売は今冬予定で、海外での参考価格は1499ドル。

FiiO R9
R9

Noble Audioは、新フラッグシップとMEMS採用

 Noble Audio製品では異種ドライバーを組み合わせたハイブリッド型イヤホンの注目機種を展示。

XM-1とONYX、Noble Audio
左がONYX、右がXM-1

 新たなフラッグシップの「ONYX」(オニキス)は、ダイナミック型、バランスド・アーマチュア型、静電型、骨伝導型の異なるドライバー4種を用いた5ウェイイヤホン。

 低域用には特注仕様で直径10㎜ダイナミックドライバーを採用。余分な中高域成分がかぶるのを抑える“アンテチャンバー”を搭載している。中高域用のバランスド・アーマチュアドライバーは4基。高域用のアンテチャンバーに太いチューブを採用して、減衰を抑制している。高域用にはSonion製の静電型ドライバーを2基搭載し、周波数特性は70kHzに達するという。さらに、超高域のサポート用に骨伝導型ドライバーも装備。鼓膜振動だけでは得られない豊かなディテールを表現できるとのこと。周波数特性は20Hz~70kHz。インピーダンスは14Ω、感度は108dB(1kHz)。発売は今春を予定。海外での参考価格は3499ドル。

 「XM-1」はxMEMsのMEMSスピーカー「Cowell」と専用アンプ「Aptos」を搭載。イヤホンケーブル内にUSB DACを内蔵することで、アンプを別途追加せずに使えるのが特徴。スマホなどと接続する際に便利だ。Lightning - USB-Cアダプターも同梱する。

XM-1
USB Type-Cでスマホと直結できる。

 Noble Audioによると、このタイプの製品は世界初だという。シェルはステンレス製ノズルとワックスガードを備えたアルミニウム製。加えて、直径8.3mmのダイナミック・ドライバーも搭載したハイブリッド型。ケーブルは着脱式で4ピンIEMコネクターやアルミニウム製で高精度なパーツを使用。発売は今冬で、海外での参考価格は699ドル。

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