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Core Ultra搭載で最強2in1ノートだ = 「HP Spectre x360 16」実機レビュー

ASCII.jp / 2024年2月26日 10時0分

 最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。貸出機のスペックはCore Ultra 7 155H/RAM16GB/SSD512GB。比較対象機種には、「Core i7-1360P」(12コア[4P+8E]、16スレッド、5.00GHz、28W)/RAM32GB/SSD512GB+2TBを搭載する「レッツノート FV4 CF-FV4KSCCP」を使用した。

 まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は15562pts、CPU(Single Core)は1720ptsとなった。

 レッツノート FV4がCPU(Multi Core)は9939pts、CPU(Single Core)は1900ptsだったので、HP Spectre x360がCPU(Multi Core)は157%相当、CPU(Single Core)は91%相当のスコアを記録したことになる。Core i7-1360Pのシングルコア性能のほうが高く出ているが、計測時期が異なるので、あくまでも参考値としてご理解いただきたい。

「HP Spectre x360 16」実機レビュー
「HWiNFO64 Pro」で取得したシステムの概要
「HP Spectre x360 16」実機レビュー
ベンチマークは、ユーティリティー「myHP」の「パフォーマンスのコントロール」を「パフォーマンス」に設定して実施している
「HP Spectre x360 16」実機レビュー
「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は15562pts、CPU(Single Core)は1720pts、「CINEBENCH 2024」のCPU(Multi Core)は839pts、CPU(Single Core)は104pts

 3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyは3739、Fire Strikeは7976、Wild Lifeは16133となった。レッツノート FV4がTime Spyは1886、Fire Strikeは5143、Wild Lifeは14226だったので、HP Spectre x360 がTime Spyは198%相当、Fire Strikeは155%相当、Wild Lifeは113%相当のスコアを記録したことになる。

 内蔵GPUが「Intel Iris Xe Graphics」から「Intel Arc Graphics」に変わったことで、3Dグラフィックス性能が大幅に向上したわけだ。

「HP Spectre x360 16」実機レビュー
「3DMark」のTime Spyは3739、Fire Strikeは7976、Wild Lifeは16133
「HP Spectre x360 16」実機レビュー
「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは11381(とても快適)、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは3094(普通)

 ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「SK hynix PC801 HFS512GEJ9X101N」が搭載されており、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は7170MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は5037MB/sを叩き出した。PCIe Gen4 x4接続SSDとしては上位クラスのパフォーマンスを備えていることになる。

「HP Spectre x360 16」実機レビュー
ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「SK hynix PC801 HFS512GEJ9X101N」を搭載、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は7170MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は5037MB/s

 バッテリー駆動時間については、ユーティリティー「myHP」の「パフォーマンスのコントロール」を「Smart Sense」、ディスプレー輝度を40%に設定したうえで「PCMark 10 Gaming Battery Life」を実行した。

 15時間15分とカタログスペックよりも長く動作した。本製品のバッテリー駆動時間の公称値は、dGPUなしで最大13時間、dGPUありで最大10時間30分。スタミナ性能を重視するなら今回のdGPUなしのモデルを選びたい。

「HP Spectre x360 16」実機レビュー
ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Gaming Battery Life」を実行したところ、15時間15分動作した

ハイパワーで多彩に変形 用途が定まっていない方にもってこいのマシン

 本製品は2 in 1 PCとしてスキのない仕上がり。「フォートナイト」クラスの3Dゲームなら、設定次第で快適に動作させられる。16型大型OLEDは最大120Hzのリフレッシュレートをサポートしており、こちらもゲームにぴったりだ。

 色域はDCI-P3カバー率100%と広く、クリエイティブワークを問題なくこなせる。そして最新のCore Ultra 7プロセッサー155Hを搭載しており、AIアクセラレーションを利用できる。スタイラスペンが同梱されているのも嬉しいところだ。

 さまざまなスタイルに変形でき、ハイパフォーマンスで多くの作業をこなせる「HP Spectre x360 16-aa0000」は、用途が定まっていない方にこそぜひ注目してほしい1台だ。

 

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