透過型ディスプレーがスゴい! レノボがMWCでThinkPad/ThinkBook新モデル発表
ASCII.jp / 2024年2月27日 8時30分
レノボは、バルセロナで開催されるMWC 2024に合わせて、ThinkPad TシリーズやThinkPad X12 Detachable、ThinkBook 14 2-in-1といった新製品を発表。プレス向けの説明会も開催され、新製品と合わせて透過ディスプレーを採用したコンセプトモデル「ThinkBook Transparent Display Laptop Concept」が紹介された。ちなみに各モデルとも発売時期と価格は欧州向けのアナウンスで、日本での発売および価格は未定だ。
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692278/x/660407cb61d4e8db.jpg)
透過型ディスプレーのコンセプトモデルがインパクト大 「ThinkBook Transparent Display Laptop Concept」
まずはそのコンセプトモデル、マイクロLEDの透過型ディスプレーを採用した「ThinkBook Transparent Display Laptop Concept」。ディスプレーの向こう側が透けて見えることで、背面に物理的にモノをおいてその絵を描くといったクリエイター向けの使い方や、カメラを活用することでディスプレー背面の物体をスキャンし、AIで解析するといった使い方も提案されていた。
ディスプレーのサイズは17.3インチ(1280×720ドット)で、キーボード部分もガラスを使ったタッチ式になっている。あくまでコンセプトモデルのため、実際にこのまま製品化する予定はないとのことだった。
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692282/x/90f085f9561ae2ed.jpg)
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692279/x/2a5f4e8c016c1eb4.jpg)
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692280/x/0ac83916de52c99a.jpg)
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692281/x/5bac0e7789a3f2ec.jpg)
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692283/x/53b00f80dbb3f75d.jpg)
「ThinkPad T」シリーズは14と16
ThinkPad Tシリーズは「ThinkPad T14 Gen 5」「ThinkPad T14s Gen 5」「ThinkPad T16 Gen3」の3モデルを発表。「ThinkPad T14 Gen 5」は、プロセッサーに最上位モデルではインテルのCore Ultra 7 processor (H/U series) featuring intel vProを採用。画面占有率85%の14型ディスプレーは、デュアル輝度向上フィルムにより、400ニトの明るさと低消費電力を実現している。
また最新モデルの設計は、より高い放熱設計と背面ファン、触覚キーボード・マーカーなどの新しいアクセシビリティー機能を採用しているだけでなく、iFixitとの提携で、ユーザー・メンテナンスのしやすさも向上しているとのこと。
メモリーは最大64GB、内蔵ストレージは最大2TBのSSDで、バッテリーは39.3Whr(97% PCC)となっている。発売時期は5月で価格は1349ユーロから(約22万円)。
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692284/x/6db86ae35146bb34.jpg)
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692284/x/6db86ae35146bb34.jpg)
「ThinkPad T14s Gen 5」はプロセッサーにインテルのCore Ultra 7 processors featuring Intel vPro, Evo Editionを採用。メモリーは最大64GB、内蔵ストレージは最大2TBのSSD。ディスプレーは「ThinkPad T14 Gen 5」と同じく輝度が33%向上し、消費電力は16%削減されている。加えてバッテリーは58Whrと大容量で従来モデルよりも連続使用時間が20%アップしており、長時間の利用が期待できる。発売時期は4月で価格は1449ユーロから(約24万円)。
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692286/x/456fbb6963c921a9.jpg)
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692287/x/082e99f0bbcb579a.jpg)
「ThinkPad T16 Gen3」は、16型ながら画面占有率87%とコンパクトにまとまったデザイン。パネルは輝度最大500ニトの有機ELで、明るく見やすいのもポイント。このモデルもユーザー・メンテナンスのしやすさが向上しており、86Whバッテリー、キーボード、ストレージ、メモリー、WWANなどについて、交換・修理・アップグレードといった作業をユーザー自身でできる。メモリーは最大64GB、内蔵ストレージは最大2TBのSSD。発売時期は5月で価格は1369ユーロから(約22万5000円)。
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692288/x/fef53468952a232c.jpg)
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692289/x/02d6d98f1f24bce5.jpg)
キーボード着脱式の「ThinkPad X12 Detachable Gen 2」
「ThinkPad X12 Detachable Gen 2」は3年ぶりに復活した、キーボード着脱式のモデル。プロセッサーはインテルから未発表のvPro対応Core Ultraとのこと。ディスプレーは12.3型(1920×1280ドット)で、メモリーは最大32GB、内蔵ストレージは最大1TBのSSD。発売時期は5月で価格は1399ユーロから(約23万円)。
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692290/x/bf0664a684ad255e.jpg)
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692291/x/9acb9856d3268739.jpg)
360度回転式ヒンジ採用の「ThinkBook 14 2-in-1 Gen 4」
「ThinkBook 14 2-in-1 Gen 4」はディスプレーが360度回転するタイプのモデルで、オールアルミニウム製カバーにより強度の向上に加えて、触ったときの感触のよさも取り入れたデザインがポイント。本体側面にはマグネット式のレノボスリムペンが装着できる
ディスプレーは14型でプロセッサーには最上位モデルがIntelのCore Ultra 7もしくはCore Ultra 5を搭載。メモリーは最大64GB、内蔵ストレージは最大2TBのSSD。発売時期は5月で価格は1099ユーロから(約18万円)。
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692292/x/cf0ffcea77102e8b.jpg)
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692293/x/1982891780f3c462.jpg)
モバイルディスプレーの最新モデルにモバイルドックも
そのほかPC関連のアクセサリーとして、モバイルディスプレーの最新モデル「ThinkVision M14t」とType-C接続もモバイルドック「Lenovo USB-C Slim Travel Dock」も発表された。
「ThinkVision M14t」は14インチ(2240×1400ドット)のIPSパネルを採用し、タッチ操作にも対応。重量は約0.7kgと、手に持ってみると想像以上に軽く感じる。インターフェース類が配置された折りたたみのスタンドが一体となっているので、単体で自立でき使い勝手が良い。発売時期は8月で価格は399ユーロ(約6万5000円)。
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692294/x/9726d449a5220ef2.jpg)
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692295/x/5fa8d878e7fedd72.jpg)
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692296/x/edcb9b899279fd8f.jpg)
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692297/x/40c1695af9eb8316.jpg)
「Lenovo USB-C Slim Travel Dock」はType-Cを3基搭載し、そのうちの1つは65WのPD給電に対応。さらにType-Aが2つとHDMI(4K/60P)、SDカード・microSDカードのスロットが配置されている。発売時期は3月で価格は63ユーロ(約1万円)。
![レノボ](https://ascii.jp/img/2024/02/27/3692298/x/71cf6e832009410b.jpg)
この記事に関連するニュース
-
サードウェーブがAI時代に向けた新ビジネスPCを一挙発表 7月3日受注開始
ITmedia PC USER / 2024年7月3日 12時15分
-
HP、OMENブランドから『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』推奨モデル発売
マイナビニュース / 2024年7月2日 19時37分
-
エイサー、Core Ultra 7を搭載したクリエイター向け14型ノート「SFX14-72GP-N73Z47」
ITmedia PC USER / 2024年6月28日 16時20分
-
ついにベンチマーク解禁の「Snapdragon X」搭載「Copilot+ PC」=「ASUS Vivobook S 15」実機レビュー
ASCII.jp / 2024年6月18日 0時0分
-
G-Tune、14世代Core i9+RTX 4080を搭載したハイエンド16型ゲーミングノート
ITmedia PC USER / 2024年6月6日 14時22分
ランキング
-
1迷惑メール転送すると送信元が行政処分される? Xでアドレス拡散、宛先の「迷惑メール相談センター」が明かす実情
J-CASTニュース / 2024年7月2日 11時0分
-
2ヤマト運輸のLINEに「ありがとニャン」と返信したら…… “意外な機能”に「知らなかった」と驚き
ねとらぼ / 2024年7月4日 8時0分
-
3こ、これは……! Netflixで見られる“まさかの映画”に思わず二度見 「まさかネトフリでやってくれるとは!!」
ねとらぼ / 2024年7月4日 7時0分
-
4老後の趣味で気軽に“塗り絵”を始めて1年後…… めきめき上達した70代女性の美麗な水彩画に「本当にすごい…」「感動です」
ねとらぼ / 2024年6月29日 22時0分
-
5新紙幣「一万円札と千円札の1の字が違う」SNSに違和感覚えるという声も…… 「1」のデザインが違う理由は?
ねとらぼ / 2024年7月3日 18時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)