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シャオミからライカコラボの「Xiaomi 14 Ultra」発表! バルセロナで早速実機を触った

ASCII.jp / 2024年2月27日 9時30分

 シャオミはスペイン・バルセロナでグローバル向けの新製品発表会を開催。ライカとコラボした高性能カメラを搭載するXiaomi 14シリーズを発表した。スマートフォン新製品の「Xiaomi 14 Ultra」「Xiaomi 14」の実機を早速見てみよう。

Xiaomi 14
カメラ部分がインパクト大な「Xiaomi 14 Ultra」。レンズにはLEICA SUMMILUXという記載が

上位モデルの「Xiaomi 14 Ultra」は1型センサー+可変絞り SoCはもちろんスナドラ8 Gen 3

 上位モデルとなるXiaomi 14 Ultraは1型センサーに可変絞りのカメラを搭載するシャオミの最上位モデルとなる。チップセットにはクアルコムのSnapdragon 8 Gen 3を搭載、ディスプレーは6.73型(3200×1400ドット)、リフレッシュレートは120Hz対応、最大輝度は3000ニト。

Xiaomi 14
6.73型ディスプレーにSnapdragon 8 Gen 3を搭載する

 背面はヴィーガンレザー仕上げのブラックモデルと、ゴールドフレーム仕上げのホワイトの2色。ヴィーガンレザーは新しい成型方法により従来比6倍の耐摩耗性を実現した。カメラは4つを搭載し、広角/超広角/3.2倍望遠/5倍望遠で、いずれも5000万画素と高解像度だ。4つのカメラを円形ガラスで覆ったデザインはデジタルカメラのレンズを思わせる。

Xiaomi 14
ブラックモデルはヴィーガンレザー仕上げ

 本体フレームは単一のアルミニウムブロックから削り出されており、フレーム強度は1.38倍向上している。バッテリーは5000mAhと一般的な容量だが、有線で90Wの急速充電に加え、無線でも80Wの急速充電に対応。無線での充電速度は業界でも最速クラスだ。有線では満充電までに要する時間は33分、無線でも18分で50%の充電が可能とのこと。

Xiaomi 14
右側面には指紋センサー内蔵の電源キーが

 また、Xiaomi 14 Ultraはカメラの伝統的な美しいデザインをモチーフにしており、どの面から見てもカメラを感じさせる外観になっている。カメラ部分の出っ張りも、Xiaomi 14 Ultraを「カメラ」として使うことを考えると気にならないだろう。

Xiaomi 14
カメラの出っ張りはこんな感じ

 OSにはシャオミが新しく開発した「HyperOS」を採用。IoT機器との接続性向上などスマートフォン単体の使いやすさだけではなく、デバイス連携機能も強化されている。またAI機能やセキュリティーも高められた。

Xiaomi 14
HyperOSが初期搭載されている

広角+超広角+望遠×2のカメラはすべて5000万画素 可変絞りはF1.63~F4.0の間で40段階の調整が可能

 4つのカメラは前述したようにオール5000万画素。ライカと協業したLEICA SUMMILUXレンズを搭載する。メインの広角カメラはソニー製センサー「LYT-900」を採用。積層型CMOSイメージセンサーで1/0.98型、5000万画素となっている。またレンズ部分には物理絞り羽根を搭載。F1.63からF4.0まで絞りを可変できる。望遠は3.2倍と5倍を搭載。それぞれテレマクロにも対応し、10cmと30cmからの撮影が可能だ。メインカメラは1型と大型センサーのため、本来は近距離撮影を不得意とするが、その分を望遠カメラでカバーできるわけだ。

Xiaomi 14
5000万画素カメラを4つ搭載

 写真モードでは、画面右上の「LEICA」ロゴのタップでライカモード「LEICA AUTHENTIC」と「LEICA VIBRANT」の切り替えができる。ライカ監修のカラーと、いわゆるコンピューティショナルフォトグラフィーによるAI処理と、2通りの仕上げが楽しめる。

Xiaomi 14
ライカモードの切り替えが可能

 注目の可変絞りはF1.63~F4.0の間で40段階に細かく調整できる。実際に絞り羽根が動く様子も見ることができる。ブツ撮りなどでボケて欲しくないときや、被写界深度を好みに変えたいときなど絞りを手動で調整できるのは便利だろう。

Xiaomi 14
可変絞りは手動で調整できる
Xiaomi 14
左上が可変絞り搭載の広角カメラ。F1.63まで絞った状態
Xiaomi 14
F4.0の開放状態

 動画撮影機能も強化されている。撮影中に他のシャオミデバイスを外部ディスプレーとして接続する機能も持っている。たとえばタブレットであれば、大画面で細部まで確認しながらの撮影が可能だ。また動画の最大解像度は8K/30fpsで、4つのカメラすべてで8K録画が可能。メインの広角カメラは4K/120fpsにも対応、さらに4K/60fpsでのフルレンジズームにも対応する。

Xiaomi 14
Assist Cam機能は他のデバイスを外部ディスプレーとして使える

 動画の撮影は「動画」モードに加え、新たに「ディレクター」モードを搭載している。LOG撮影に対応するほか、細かいパラメーターを個別に設定しての動画撮影が可能だ。

Xiaomi 14
ディレクターモードでの動画撮影

より本格的なカメラっぽく使えるグリップも登場 フィルターを装着するためのリングも付属する

 さてXiaomi 14 Ultraには本体をよりカメラのように使いやすくするアクセサリーも販売される。本体にかぶせるカバーにグリップがドッキングする形状で、カメラのように本体をしっかり保持して撮影することが可能になる。Xiaomi 14 Ultraとケースの接続はUSB Type-Cで、グリップ部分には1500mAhの補助バッテリーが内蔵されており撮影時間を延長できる。グリップ下部にはUSB端子もあり装着したまま充電やデータ転送が可能だ。

Xiaomi 14
Xiaomi 14 Ultraをよりカメラっぽくするキット

 また、カメラ周りにはネジが切られており、67mmのカメラ用フィルターを装着できるリングが付属する。またカラーリングが用意されており、付け替えることでカラバリも楽しめる。標準ではオレンジ色のリングが同梱されているとのこと。

Xiaomi 14
カメラ周りのネジを使ってフィルターを付けたりできる

 グリップ上部にはシャッターボタン、録画ボタンのほか、ダイヤル型のボタンが搭載されている。ダイヤルは絞りやシャッター速度、望遠倍率など好みの機能を設定可能だ。カメラのようにグリップを握りながら指先で設定を変えられるのである。

Xiaomi 14
グリップのボタンは便利
Xiaomi 14
キットをフル装着した状態

標準モデルの「Xiaomi 14」もスナドラ8 Gen 3搭載 カメラは3眼になるものの、横幅71.5mmと使いやすいサイズ

 標準モデルとなるXiaomi 14はXiaomi 14 Ultra同様にSnapdragon 8 Gen 3を搭載するハイエンドモデル。カメラ性能はやや低いものの、本体サイズを小型化し手軽に使えるカメラフォンに仕上げている。ディスプレーサイズは6.36型(2670×1200ドット)、こちらも最高輝度は3000ニトだ。

Xiaomi 14
コンパクトサイズが魅力のXiaomi 14

 カメラは5000万画素を3つ搭載し、広角/超広角/3.2倍望遠という組み合わせだ。可変絞りこそ搭載しないもののメインカメラはF1.6と明るく広いレンジでの撮影に対応する。3.2倍望遠はこちらも10cmまでのマクロ撮影が可能だ。なお背面は指紋の跡の残りにくい平滑仕上げである。

Xiaomi 14
トリプルカメラはいずれも5000万画素

 本体サイズは71.5×152.8×8.2mmで、手のひらの小さい女性でも楽に使うことができるだろう。カメラ部分のでっぱりもそれほど厚くはない。

小型&薄型ボディーで持ちやすい

 カメラUIは同等で、こちらにも右上にライカモードの切り替えアイコンが搭載されている。

Xiaomi 14
Xiaomi 14 Ultraと同等のカメラUI

 動画撮影のディレクターモードはXiaomi 14でも利用できる。高解像度や高倍率を必要としないのであればXiaomi 14でも十分高品質な動画が撮影可能だ。

Xiaomi 14
ディレクターモードはXiaomi 14シリーズ共通

 国内で発売中のXiaomi 13T Proとサイズを比べてみた。Xiaomi 13Tはディスプレーサイズが6.67型なので、本体の大きさもXiaomi 14より一回り大きい。なお中国ではXiaomi 14 UltraとXiaomi 14の中間モデルとしてXiaomi 14 Proも販売されているが、グローバルでは登場しない。Xiaomi 14 Proは6.73型ディスプレーを搭載しており、Xiaomi 13T Proとほぼ同等サイズだ。

Xiaomi 14
Xiaomi 14(左)とXiaomi 13T Pro(右)

 背面を比較すると、カメラ部分全体のデザインは似ているが、レンズ部分の仕上げは異なっている。またより高画質なカメラを搭載するXiaomi 14のほうがカメラバンプのサイズは小さくしており、カメラ部分の目立ち方を少なくしているようだ。

Xiaomi 14
Xiaomi 13T Pro(左)とXiaomi 14(右)

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