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44万円のポルシェデザイン折りたたみスマホ! HONORがカメラフォンなど3機種発表

ASCII.jp / 2024年2月27日 16時40分

 HONORは2月に25日にスペイン・バルセロナで新製品発表会を開催。グローバル向けとなるスマートフォン2製品とノートPC1製品を発表した。

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ポルシェデザインの折りたたみ機がHONORから登場!

ポルシェデザインのスマホが折りたたみで復活! HONOR Magic V2 R2R Porsche Design

 HONOR Magic V2 R2R Porsche Designは製品名どおりに、ポルシェデザインとデザイン面でコラボしたスマートフォンだ。すでに販売中の「HONOR Magic V2」の基本スペックをそのままに、ポルシェ911のレーシングモデルをインスパイアしたデザインに仕上げている。ちなみにRSRとはレーシングスポーツカー(ドイツ語のRennSport Rennwagen)から来ている。

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HONOR Magic V2 R2R Porsche Designを発表

 同機はディスプレーを横に折り曲げるデザインの端末で、チップセットはクアルコムSnapdragon 8 Gen 2、メモリー16GB+ストレージ1TBの高容量モデルのみとなる。バッテリーは5000mAhで66Wの急速充電に対応。価格は2699ユーロ、約44万円だ。

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44万円の折りたたみモデルだ

 本体を閉じたときのディスプレーサイズは6.43型(20:9、1060×2376ドット)で120Hz駆動のLTPO OLEDを採用している。フロントカメラは1600万画素。サイズは74×156.7×9.9mmと、折りたたんだ状態でも1cmを切る薄さだ。重量は234g。

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閉じると普通のスマホサイズになる。厚みは1cmを切っている

 背面のデザインはまさしくスポーツカーのイメージだ。カメラ部分のデザインに傾斜を持たせ、背面中央のラインは下部に向かって本体へ流れるようなラインになっている。そのラインに合わせた「PORSCHE DESIGN」のロゴ配置も美しい。所有感を大きく満たしてくれるデザインだと感じる。

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スポーツカーのイメージの背面

 閉じた状態で持っていると、これが折りたたみスマートフォンであることを忘れてしまうほど薄く感じる。9.9mmの厚みは折りたたみスマートフォンとして最薄サイズだ。さらにディスプレーの側面を大きく丸めた処理にしており、実際のサイズ以上に小さく感じられる。

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9.9mmの厚さは折りたたみモデルとは感じられない

 本体が薄いためカメラ部分の厚みはやや高いように見える。しかし前述したようにそもそも本体の厚みが薄いため、この程度であれば気になるものでもない。むしろ一般的なスマートフォンと比べてもサイズ感は変わらないだろう。

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カメラ部分は若干出っ張る

 本体を開くと7.62型(2344×2156ドット)、120Hz駆動のLTPO OLEDディスプレーが現れる。マルチ画面などに対応したAndroid 13ベースのMagic OS 7.2を搭載しており広い画面を有効的に使える。

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開くと7.62型ディスプレーが現われる

 開いた状態のサイズは156.7×145.4×4.7mmと、この状態もかなり薄い。本体デザインだけではなく薄さもHONOR Magic V2 R2R Porsche Designの大きな特徴だ。

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開いても4.7mmと薄い

 カメラは広角の5000万画素、超広角の5000万画素、2.5倍望遠の2000万画素の3つを搭載。カメラ性能も十分だ。

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ハイエンドモデルにふさわしいカメラ構成だ

約2億画素の望遠カメラを搭載する「HONOR Magic6 Pro」

 HONOR Magic6 Proは同社のカメラフラッグシップモデル「Magic」シリーズ最上位モデルとなる。チップセットはSnapdragon 8 Gen 3を採用し、望遠カメラには1億8000万画素センサーを搭載する。価格は1299ユーロ、約21万2000円だ。

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HONORのハイエンドカメラモデルとなるHONOR Magic6 Pro

 ディスプレーは6.8型(1280×2800ドット)、120Hz駆動のLTPO OLED。フロントカメラは5000万画素と高画質で、深度測定用のToFを加えたデュアル仕様だ。自撮りでもボケを効かせた写真が撮れる。

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5000万画素とToFのデュアルフロントカメラを搭載

 背面はトリプルカメラを正三角形の頂点に配置したデザイン。HONOR Falcon Camera Systemと呼ぶ自社開発の撮影アルゴリズムを搭載しており、10以上の異なるシーンで最適なパラメーターをAIが処理し、鮮明な写真撮影が可能だ。

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高画質なトリプルカメラを搭載する

 バッテリーは5600mAhで80Wの急速充電、66Wのワイヤレス急速充電に対応する。本体サイズは75.8×162.5×8.9mm、225gと一般的。カメラとして活用するためのグリップキットなどをぜひ発売してほしいところだ。

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側面から見たところ

 2.5倍望遠に1億8000万画素センサーを採用したことで、ピクセルビニングにより、望遠側でも高画質な撮影が可能だ。またフル画素を使い中央を切り取ることもできるため、100倍など高倍率望遠の画質も高められている。

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望遠カメラの画素数を高めたカメラ構成

 さて今回の新製品発表会では3月にHONOR Magic6 R2R Porsche Designが登場することもアナウンスされた。

 現時点で詳細は不明だが、HONOR Magic V2 R2R Porsche Designと類似のデザインになることが予想される。ちなみにポルシェデザインのスマートフォンは2022年までファーウェイが販売しており、同年9月発表のMate 50 RS Porsche Designが最後のモデルだった。

 一方のHONORもスポーツカーをイメージしたHONOR Magic5 Ultimateなどを出しており、高級デザインモデルとして展開していた。どちらの製品も流線型を取り入れたデザインのモデルだったが、今回発表されたHONOR Magic V2 R2R Porsche Designはエッジを利かせたデザインになっており、方向性は大きく変わった。

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3月にはHONOR Magic6 R2R Porsche Designが登場予定

AI機能搭載のノートPC「HONOR MagicBook Pro 16」も登場

 ノートPCの新製品は簡単に紹介しよう。HONOR MagicBook Pro 16はIntel Core Ultra 7を搭載する「AIノートPC」である。

 ディスプレーは16型(3072×1920ドット、165Hz対応)を搭載。6つのスピーカーを内蔵し、WindowsノートPCとして初の空間オーディオ再生対応モデルとのこと。バッテリーは99.9Whで最大12時間駆動が可能。

 HONORのスマートフォンやタブレットなどとの連携にAIを使い、シームレスな連携も可能だ。たとえばスマートフォンのカメラをHONOR MagicBook Pro 16から利用やコントロールができる。AI処理はPC内部でされるためセキュリティーも高い。発売時期や価格は現時点では未定とのこと。

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HONOR MagicBook Pro 16はCore Ultra 7を搭載するAIノートPC
 

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