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Core Ultra搭載で11型大画面のポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER X1」実機レビュー

ASCII.jp / 2024年3月11日 10時0分

 最後にパフォーマンスをチェックしよう。今回はCore Ultra 5 プロセッサー 135H/32GBメモリー/1TBストレージを搭載するモデルを試用している。比較対象機種は、2023年8月に発売された、Ryzen 7 7840U/32GBメモリー/1TBストレージという構成の「ONEXPLAYER 2 Pro」だ。

 まずCPU性能だが、「ONEXPLAYER X1」は「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)が10786pts、CPU(Single Core)が1688ptsとなった。

 「ONEXPLAYER 2 Pro」はCPU(Multi Core)が13729pts、CPU(Single Core)が1782ptsだったので、「ONEXPLAYER X1」はCPU(Multi Core)が約79%相当、CPU(Single Core)が約95%相当のスコアということになる。Core Ultra 7 プロセッサー 155Hを搭載した上位構成でリベンジしたいところだ。

「ONEXPLAYER X1」実機レビュー
ベンチマークは、ユーティリティー「OneXConsole」で「性能」を35W、「ファン回転数モード」を「自動」、「CPUブーストON」を有効に設定して実施している
「ONEXPLAYER X1」実機レビュー
「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は10786pts、CPU(Single Core)は1688pts、「CINEBENCH 2024」のCPU(Multi Core)は600pts、CPU(Single Core)は100pts

 3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyが3823、Fire Strikeが8605、Wild Lifeが18572、Port Royalが1533となった。

 「ONEXPLAYER 2 Pro」はTime Spyが3142、Fire Strikeが6438、Wild Lifeが16470だったので、「ONEXPLAYER X1」はTime Spyが約122%相当、Fire Strikeが約134%相当、Wild Lifeが約113%相当のスコアを記録したことになる。

 内蔵GPU「Intel Arc Graphics」により、「ONEXPLAYER 2 Pro」は単体でも3Dグラフィックス性能を向上させたわけだ。

「ONEXPLAYER X1」実機レビュー
「3DMark」のTime Spyは3823、Fire Strikeは8605、Wild Lifeは18572、Port Royalは1533

 さて今度は、「ONEXGPU ポータブルeGPU 国内正規版」装着前後のパフォーマンスを確認してみよう。

 「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)でテストを実施したところ、「ONEXPLAYER X1」単体のスコアは3940(普通)、ポータブルeGPU用装着時のスコアは13153(非常に快適)となった。

 334%相当のスコアに向上しているわけだ。最新AAAゲームをプレイする際にはぜひポータブルeGPUを導入しておきたいところである。

「ONEXPLAYER X1」実機レビュー
「ONEXPLAYER X1」単体の「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは3940(普通)、ポータブルeGPU用装着時は13153(非常に快適)

 ストレージ性能については、「CrystalDiskMark 8.0.4」でシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は7113MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は6330MB/sとなった。  PCIe Gen4 x4接続SSDならではのパフォーマンスだが、ボディーがスリムなだけに発熱がちょっと心配である。

「ONEXPLAYER X1」実機レビュー
「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は7113MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は6330MB/s

 バッテリー駆動時間については、ユーティリティー「OneXConsole」で「性能」を15W、ディスプレー輝度を40%に設定して「PCMark 10 Gaming Battery Life」を実行したところ、4時間58分動作した。

 ディスプレーの輝度が明るい本製品ではまだ明るさを下げる余地がある。微調整するだけでも5時間を超えることは間違いないはずだ。

「ONEXPLAYER X1」実機レビュー
ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Gaming Battery Life」を実行したところ、4時間58分動作した

3Dゲームに動画鑑賞に仕事にもつかえる 大画面ミニ・ポータブルPCだ

 「ONEXPLAYER X1」最大のアドバンテージはやはり10.95インチのWQXGA LTPS液晶ディスプレーだ。

 リフレッシュレートは120Hzで、色域は実測でDCI-P3カバー率98.6%に達しており、ゲーム製作者の意図通りの発色でゲームを楽しめる。

 また今回は「Core Ultra 5 プロセッサー 125H」搭載モデルを試用したが、Ryzen 7 7840U搭載機に対して約113~134%相当の3Dグラフィックス性能を確認できた。画質を適切に設定すれば、フルHD解像度で多くの3Dゲームを実用的なフレームレートでプレイ可能だ。

 移動中の動画鑑賞も大画面は楽しいし、カバーキーボードを装着すれば、ビジネス用途にも活躍してくれる。3Dゲームを大画面で快適にプレイしたい方に、「ONEXPLAYER X1」はもってこいの選択肢だ。

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