Teamsのビデオ会議は「Copilot for Microsoft 365」で効率爆上がり
ASCII.jp / 2024年3月12日 9時0分
TeamsにとってのCopilot for Microsoft 365は 最高のAI秘書になる
Microsoft 365 Business StandardやBusiness Premiumなどで利用できる「Copilot for Microsoft 365」はTeamsにも対応している。今回は、Teamsのビデオ会議でCopilotがどのように動作するか紹介しよう。ちなみに、個人向けの「Copilot Pro」はTeamsで利用できない。
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ビデオ会議を立ち上げると、「Copilot for Microsoft 365」の契約ユーザーのウィンドウにだけ「Copilot」アイコンが表示される。クリックすると、文字起こしをオンにする必要があるとポップアップが出るので、「文字起こしの開始」をクリックすればいい。もし、文字起こしをオンにできないなら、Teamsの管理センターから「会議ポリシー」を開き、「トランスクリプト」をオンにする。
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会議が始まっても特にCopilotパネルには何も表示されないが、バックグラウンドでは文字起こしをしているので問題なし。まずは、遅刻して途中参加したと想定し「ここまでの会話の流れを教えてください」と入力してみた。すると、だれがどんな会話をしたのかを要約して教えてくれる。これなら、不在時にどんな話がされたのかを短時間に把握でき、後で的外れな質問をせずにすむのでありがたい。
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話が長いうえ、難しい言葉を乱発して何を言っているのかわからないこともあるだろう。これまでは、そんな時もわかってますよと頷いてスルーしていたかもしれないが、Copilotがあれば「直前の●●さんの発言を簡単にまとめてください」と聞けばいい。さらっと要点を箇条書きしてくれるので、理解できるだろう。
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Copilotパネルにはプロンプトの候補が表示されている。「アクションアイテムリストを作成する」という項目があったので、議論後半でクリックしてみた。しばらく時間がかかったが、「キャンペーンの具体例を提案」「要件を満たす製品の選定」「実施計画を立てる」といったアクションプランを担当者付きでリストアップしてくれた。会議の最初からきちんとチェックしているようで、抜け漏れがないのには恐れ入った。
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会議が終了しほかの参加者の退出後でも利用可能
会議が終わってほかの参加者が抜けた後でも、Copilotを利用することができる。「○○さんの最後の発言ってなんだっけ?」など、会議をさかのぼっての質問も可能なので、録音を聞き直す必要もなく、便利だ。
「この会議の議事録を作ってください」と入力すると、会議の流れを網羅しつつ要約してくれた。一般的な議事録のフォーマットにはなっていなかったが、内容がまとめられているうえ、アクションプランリストはできているのだから、自分で作ってしまっても手間はかからないだろう。もちろん、別の生成AIを使うのもありだ。
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チャットやチャンネルでもCopilotを利用できる。ある程度会話が進むとCopilotが使えるようになり、会話のハイライトを抽出したり、アクションプランをリストアップしたり、要約してもらったりできる。出力の精度はなかなかのもので、十分に実用レベル。これまでの会話をさかのぼらなくても、ポイントを質問したり、アクションを把握できるのは助かる。
TeamsのCopilotはとても便利。きちんと動作し、望んだ出力が得られる。抜け漏れなく返答してくれるので、使おうという気になる。特に、会議中にその場の会話の流れを把握するというのは他の生成AIでは難しいので、Teams×Copilotならではの活用法となる。Teamsを使っているなら、ぜひ「Copilot Pro」ではなく「Copilot for Microsoft 365」を契約することをお勧めしたい。
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