インテルN100搭載の14型ノートが登場!国内生産の品質と安心感なら「mouse B4-I1U01PG-B」だ
ASCII.jp / 2024年3月14日 12時0分
マウスコンピューターの「mouse B4-I1U01PG-B」は、CPUに「インテル プロセッサー N100」(以下、Intel N100)を採用した14型ノートPCだ。Webサイトの閲覧や検索といったネットコンテンツの利用、またオフィスソフトを使った簡単な作業などに利用できるスペックを備えている。また重量は約1.33kgなので、外出先など屋外にも持ち出しやすい。
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N100搭載ノートPCとしては最安クラスではないものの、打ちやすいキーボードと日本メーカーの安心感は◎
ただIntel N100は3~4万円台のノートPCで使われることもあり、本機についても同程度の価格を期待する方がいるかもしれない。mouse B4-I1U01PG-Bは標準モデル(16GBメモリーと256GB SSDの構成)が7万9800円、上位モデル(16GBメモリーと256GB SSDの構成で、Microsoft 365 Basic + Office Personal 2021付き)が10万1800円で販売されている。ノートPC全体の価格から見ればリーズナブルなものの、PCに詳しいユーザーから見れば悩ましい価格のはずだ。
mouse B4-I1U01PG-Bのポイントは、筐体のクオリティーや使いやすさなどが、はるかに優れていることにある。具体的に挙げるなら「上質で頑丈なボディ」と「クセのない日本語配列」、そして「国内メーカーの安心感」の3点がメインだ。この3点とベンチマーク結果を踏まえながら、mouse B4-I1U01PG-Bの注目点について解説しよう。
頑丈に作られたアルミ製ボディはミドルレンジクラスに匹敵
mouse B4-I1U01PG-Bのスペック自体はエントリー向けではあるものの、外観はミドルレンジクラスの仕上がりで、見た目からは安っぽさは感じられない。ボディは天板側と底面側がアルミ製、パームレストは樹脂。アルミを採用しているのは本体の剛性を確保するためと、ファンレス仕様で内部にこもりがちな熱を排出するためかもしれない。
天板部分のカラーは単純なアルミのシルバーではなく、うっすらとピンクに見えるよう加工されている。底面部はブラックで指紋の跡がやや残るものの、設置時には気にならないだろう。
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重さは約1.33kgで、耐久基準「MIL-STD-810H」の8項目をクリアー
本体の厚さは19.4mmで、重さは約1.33kg。自分の部屋からリビング、自分のデスクから会議室へなどの屋内移動だけでなく、屋外で持ち運ぶ際も大きなストレスを感じることなく利用できるに違いない。実際に手で持つと多少のズッシリ感とともに、剛性の高さを感じた。mouse B4-I1U01PG-Bは米国防総省制定の耐久基準「MIL-STD-810H」の8項目をクリアーしており、振動や衝撃、温度変化などに強く作られている。ノートPCを使い続ける上では、安心できる作りだ。
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映り込みを抑えた、ノングレアタイプの14型ディスプレー
液晶ディスプレーのサイズは14型で、解像度は1920×1080ドットのフルHD。表面は映り込みを抑えた、光沢なしのノングレアタイプ。Intel N100搭載ノートPCとしては、標準的なスペックだ。
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映像は、比較的自然な色合いに感じる。100% sRGBや100% DCI-P3の広色域パネルほどの鮮やかさはないが、文字中心の作業を行なう上ではなんら問題はない。気になった点を強いて挙げるなら、画面がわずかに暗く感じる程度。また赤系統の色がややくすんでいるように見えることから、エントリークラスのパネルが使われていると思われる。CPUスペックに見合った組み合わせだ。
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日本メーカーならでは、使いやすい日本語配列キーボード
キーボードはテンキーなしの日本語配列だ。Intel N100搭載の格安ノートPCにはノーマルな日本語配列を採用する機種はまずないので、この点は非常にありがたい。多少のクセはあるものの、英字配列のキーボードを無理に改変したものよりわかりやすくていい。
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公称値ではキーピッチが1.91mmで、キーストロークは約1.2mm。キーの大きさや間隔はほどよく、使い始めからスラスラと入力できる。ストロークについては、普段デスクトップPC向けのキーボードを使っている筆者にはやや浅く感じた。ただし1.2mmのキーストロークはモバイルノートPCでも採用されることが多く、また入力時のクリック感もしっかりと感じられる。普段から浅めにタイプする人なら、違和感なく使えるに違いない。
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インターフェース類は十分な構成、無線LAN機能はWi-Fi 6E対応
mouse B4-I1U01PG-Bには、標準的な端子類をひと通り搭載している上に、Type-C端子は2基用意している。ただこれらType-C端子は、それぞれ使える用途を特化しているので注意が必要だ。まずひとつはデータ通信専用で、スマホやUSB機器との接続に利用する。もうひとつはmouse B4-I1U01PG-Bの充電専用で、付属の充電器や別のUSB PD対応充電器をつないで使う。DP Altによる映像出力にはともに対応していない。とりあえずType-Cによるデータ通信や充電に対応できるとはいえ、1ポートで兼用できないのは残念だ。
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無線LAN機能はWi-Fi 6Eに対応しており、今後最新のWi-Fiルーターを購入予定という方も高速で安定した通信を即座に利用できる。Bluetooth 5をサポートしているので、ワイヤレスイヤホンなど新しめの周辺機器が使いやすい。
軽めの作業には十分なパフォーマンス
ここからは、mouse B4-I1U01PG-Bのパフォーマンス面について解説する。まずはPCを使った作業の快適さ、総合能力を計測する『PCMark 10』から。
総合スコアの数値は「1822」ながら、ソフトの起動やブラウザーの描画処理速度を示す「Essentials」の数値は「6457」と高め。オフィス系ソフトの処理速度を示す「Productivity」は「4328」と妥当なところ。動画の編集処理や3Dグラフィックス機能を示す「Digital Content Creation」が「1778」と低めだが、これはIntel N100はインテルの「Celeron N」シリーズの後継で、さらにいえばタブレット向けの「Atom」シリーズがベースであるため。このラインはもともとグラフィックス性能が弱く、その引き継がれた特徴がベンチマーク結果に表われる結果となった。ゲームには不向きだが、ネットコンテンツや動画サイトを楽しむ、あるいはワープロソフトや表計算ソフトを使うといった一般的な作業は十分こなせるはずだ。
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2017年発売のCore i5-7200U搭載ノートと比較すると?
また、mouse B4-I1U01PG-Bをサブノートとして使うことを検討している方や古いノートを使っている方向けに、2017年発売のCore i5-7200U搭載ノートを用意してPCMark 10のスコアを比較してみた。Windows 11が動作する第8世代搭載機を用意したかったのだが、筆者手持ちの機材から見つけ出せなかったためWindows 10で利用している。PCMark 10のバージョンは同じだ。
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総合スコアではCore i5-7200U搭載ノートが勝っているが、これはグラフィックス性能が強く影響しているため。しかし、軽めの作業の快適さを表わす「Essentials」では、スコアが10%程度上回っている。ビジネス作業の快適さを計測する「Productivity」はわずかに下回っているものの、誤差とも考えられる範囲だ。ネットの調べ物やメールなどの軽めの作業中心であれば、古いノートPCを使い続けるよりも、mouse B4-I1U01PG-Bに買い換えたほうがいいだろう。
電源接続時とバッテリー駆動時を比べてみた
mouse B4-I1U01PG-Bのバッテリー駆動時で同じテストを行なったところ、「Essentials」と「Productivity」でスコアが大きく下がった。バッテリー駆動で利用する際は、パフォーマンスが低下する点を意識したい。逆にグラフィックス性能が影響する「Digital Content Creation」と「Gaming」ではスコアが上昇しているので、なんらかのチューニングが施されているのだろう。
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ストレージは容量512GBへのアップグレードがオススメ
mouse B4-I1U01PG-Bのストレージ容量は256GBだ。試用機をチェックしたところ、残り容量は191GBだった(Windows Update適用後)。最近は写真ひとつにしても大容量化が進んでいるため、日常的に使うには容量がやや心もとない。購入時にストレージ容量を512GBにアップグレードするのがオススメだ。
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アクセス速度はシーケンシャルリードで2300MB/秒前後。PCIe 3.0 x4接続のSSDとしては、それほど速いわけではない。ただmouse B4-I1U01PG-Bがファンレス仕様であるため、発熱を抑えるためにあえて低速なストレージを選んでいる可能性はある。
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CPUはシングルコア性能重視
CPU性能の計測には、「CINEBENCH R23」を利用した。Windows 11の電源モードは「トップクラスの電力効率」(省電力設定)「バランス」(標準設定)「最適なパフォーマンス」(高パフォーマンス設定)の3種類で、さらにそれぞれを電源接続時とバッテリー駆動時で計測している。その結果が以下のグラフだ。
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これらグラフからはmouse B4-I1U01PG-B(もしくはIntel N100)が、シングルコア性能を重視していることがわかる。もっとも高いスコアが出るはずの「電源駆動」+「最適なパフォーマンス」ではシングルが最高値を出しているものの、マルチではもっとも低い結果だ。バッテリー駆動時にはそれぞれで高いスコアが出ていることから、電源接続時には電力使用を抑える、もしくは電力をバッテリーの充電へと回すようなチューニングが行なわれているのかもしれない。ファンレス仕様であることから、発熱の影響を受けている可能性もある。
このあたりは正確な挙動をつかめなかったが、総合的に見れば電源接続時は「バランス」で、バッテリー駆動時には「トップクラスの電力効率」を選ぶと、比較的快適な使用感を得られるだろう。
バッテリー駆動は6.5~7.5時間程度
バッテリー駆動時間の計測には、「PCMark 10」を利用した。電源モードは「バランス」と「トップクラスの電力効率」の2種類で、テストはビジネス作業中心の「Modern Office」と動画再生の「Video」のふたつを利用している。
「Modern Office」では「バランス」で6時間47分、「トップクラスの電力効率」で7時間32分だった。どちらにしても、およそ6.5~7.5時間程度と考えたほうがいいだろう。「Video」ではどちらも6.5時間前後だ。
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テスト結果を見る限り、最近のノートPCとしてはバッテリー駆動時間は長いほうではない。USB PD充電対応なので、コンパクトな充電器やモバイルバッテリーと合わせて運用するのが良さそうだ。
安心の3年保証と24時間365日の電話サポート
マウスコンピューターのPCを購入するメリットとして、3年間のメーカー保証(発送時の送料はユーザー負担)と24時間365日の電話サポートが挙げられる。サポート対応は、もちろん国内拠点だ。海外生産の格安PCで、このような対応は望むべくもない。実際のところそのぶんの価格が上乗せされているのだが、トラブルが起きたときのための保険と考えれば納得できる部分はある。
セールのタイミングを狙うべし
記事の冒頭で、mouse B4-I1U01PG-Bのポイントは「上質で頑丈なボディ」と「クセのない日本語配列」、そして「国内メーカーの安心感」の3点がメインとお伝えした。その具体的な内容をここまで解説したことで、mouse B4-I1U01PG-Bがほかの激安ノートPCよりワンランク上の品質であることがおわかりいただけたはずだ。
マウスコンピューターでは定期的セールが行なわれており、対象機種は販売価格が大きく下がることがある。mouse B5-A5A01IS-Cは2024年1月発売でまだそれほど時間がたっていないものの、今後はセール対象となるかもしれない。そのときが狙い目といっていいだろう。気になる人は、マウスコンピューターの公式サイトを定期的にチェックしていただきたい。
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