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ZTEの「nubia」が日本上陸! 開発者に聞く「nubia Flip 5G」のオススメ機能

ASCII.jp / 2024年3月15日 10時0分

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 ZTEジャパンが14日、東京で新製品発表会を開催し、「nubia」ブランドのスマートフォン2機種を発表した。nubiaはZTEが2012年に開始したグローバルブランドだが、日本向けには今回が初上陸となる。

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発表会にはZTEジャパン 代表取締役社長 周 涛氏が登壇
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ZTEは160ヵ国に展開し、日本向けには約100の製品を投入し、累計販売台数は1000万台を超えている
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nubiaブランドについては、ZTEジャパン 取締役副社長 黄 凱華氏がプレゼンテーションを行なった
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nubiaはハイエンドのブランドで、これまでにUDC(Under Display Camera)、裸眼3D、星空撮影などの技術で業界をリードしてきたという
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黄氏がnubiaの日本上陸を宣言した

 14日から順次発売されるのは縦折りスマホの「nubia Flip 5G」とエントリーモデル「nubia Ivy」。前者はY!mobileが2月29日に発売した「Libero Flip」のベースモデルで、後者は昨年12月7日に発売された「Libero 5G IV」と共通する部分が多い。Y!mobileが「Libero」ブランドで発売する機種を、グローバルブランドの「nubia」としてオープンマーケットで展開するわけだ。

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新製品のプレゼンテーションを行なった、ZTEジャパン モバイルターミナル事業部 商品企画本部 本部長の鄧 鵬(Peter Deng)氏

 なお、ZTEはnubia傘下のブランドとして「REDMAGIC」というゲーミングスマホを展開し、日本でもオンラインで購入できる。REDMAGICについては、従来通りnubiaとは異なる販路で販売が続けられるそうだ。

携帯性と大画面を両立する「nubia Flip 5G」は約8万円で投入

 nubia Flip 5Gは、縦折りタイプのフォルダブルスマホ。折りたたみ時には約1.43型の円形のサブディスプレーで時刻・通知を確認したり、ウェジェットを利用できる仕組み。サブディスプレーには「壁紙ペット」という動物の画像を表示できる。発売時点では2D画像のみだが、今後のアップデートで動く3D画像も表示できるようになるという。

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折りたたみ時は約1.43型のサブディスプレーを利用できる。動く「壁紙ペット」を表示させて、楽しく使える

 開くと約6.9型の有機ELディスプレーが現れる。解像度は2790×1188ドットで、リフレッシュレートは最大120Hzに対応する。

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開くと約6.9型の大画面ディスプレーを利用できる

 アウトカメラはメイン(約5000万画素)+深度(約200万画素)で、閉じたままでも起動でき、手軽に自撮りを楽しめる。卓上に立てて、友だちなどのグループで撮影しやすいことも利点。その場合、カメラに向けて手を振ったりピースしたりして、シャッターを切ることができる。

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約5000万画素のメインカメラでセルフィーを楽しめる

 おサイフケータイにも対応。防水はIPX2、防塵はIP4Xで、最近の標準的な仕様よりは控えめ。しかし、生活防水の基準はクリアしており、日常的な使用には心配ないとのことだ。生体認証は指紋と顔のどちらにも対応している。

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ヒンジにnubiaのロゴ
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電源ボタンは赤のアクセントカラーでデザインされている

 CPUはSnapdragon 7 Gen 1(最大2.4GHz)で、メモリーは8GB、ストレージは256GB。Y!mobile向けのLibero Flipは6GB+128GBなので、メモリのスペックが増強された形だ。

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Y!mobile向けのLibero Flipよりもメモリ容量が拡張されている
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バッテリー容量は4310mAh。よほどのヘビーユーザーでなければ余裕で1日持つはずだ

 nubia Flip 5Gのメーカー希望小売価格は7万9800円。折りたたみスマホが10万円を超えるものが多い中、8万円を切る価格で新規ユーザーを獲得したい構えだ。

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nubia Flip 5Gは7万9800円。販売チャネルはオンラインストア、MVNO、家電量販店など

nubia Ivyは防水&おサイフケータイ対応で、なんと約3万円!

 nubia Ivyは、大画面とシンプルな操作性をセールスポイントというスマホ。約6.6型の液晶ディスプレーは2408×1080ドットで、90Hzの高リフレッシュレートに対応している。

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6.6型の大画面ディスプレーを搭載するnubia Ivy

 背面パネルは細かい粒子が光沢を放つ独特の質感。2つの円が並ぶカメラ部には、上にメイン(約5000万画素)、下に深度(約200万画素)とマクロ(約200万画素)のカメラを備えている。

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背面はサラサラとしたマットな質感ながら、キラキラとした光沢がある

 生体認証は指紋と顔のどちらにも対応。おサイフケータイも使えて、防水はIPX5・IPX7、防塵はIP6Xの性能を備えている。シニア向けの「シンプルモード」に切り替えて使うことも可能だ。

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おサイフケータイにも対応

 CPUはMediaTek Dimensity 700(最大2.2GHz)で、RAMが6GB、ROMが128G。Y!mobile向けのLibero 5G IVはRAMが4GBなので、nubia Ivyはワンランク上の仕様になっていると言っていいだろう。

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nubia Ivyのメーカー希望小売価格は3万1880円

真のハイエンドモデルの日本発売もあるかも!?

 発表会の後、ZTEジャパン 商品企画本部 本部長の鄧 鵬氏に話を聞くことができた。

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ZTEジャパン 商品企画本部 本部長の鄧 鵬氏

――今回は2機種が発表されましたが、今後さらにスペックが高い端末を発売する可能性はありますか?

鄧氏 現時点では、まだ決まっていません。ですが、今後もいろいろな製品を展開していきたいです。nubiaは主にハイエンドを扱うブランドですが、nubia Ivyはハイエンドとは呼びにくいところもあります。今回はあくまでもnubiaブランドのスタートとして、手軽に買っていただけるものを選びました。

――たとえば、MWCに出展されていた「nubia Z60 Ultra」などが日本で発売される可能性もあるのでしょうか?

鄧氏 可能性はゼロではありません。

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MWC Barcelona 2024でも注目を集めていたnubia Z60 Ultraは、Snapdragon 8 Gen 3を搭載するハイエンドモデル

――鄧さんご自身が、日本のユーザーに見てもらいたいと思っているnubiaの製品はありますか?

鄧氏 裸眼で3D画像を楽しめる「nubia Pad 3D II」は、機会があれば、ぜひ体験していただきたいです。価格は高めですが、非常に良い製品です。その良さは、実際に見ていただかないと伝わりにくいのですが……。

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裸眼3Dタブレット「nubia Pad 3D II」

――nubia Flip 5Gは8万円を切る価格で、注目を集めそうです。ですが、Y!mobile版のLibero Flipはさらに安く買えます(基本6万3000円で、割引適用後は3万9800円)。両モデルは、どこに差分があるのでしょうか?

鄧氏 まず、色が異なります。nubia Flip 5GはY!mobileさんから出していないプレミアムな色(ブラック)です。次に、対応バンドが異なります。Libero FlipはY!mobile回線に最適化していますが、nubia Flip 5Gは国内4キャリアすべてに対応しています。さらに、メモリーとストレージもそれぞれ増やしています。

――nubia Flip 5GにはFeliCaマークが付いていませんね?

鄧氏 シンプルなデザインにするために、FeliCaマークは付けていません。それも、キャリア向けではなく、自社でSIMフリーで販売する端末だからできることです。

――鄧さんは、nubia Flip 5Gはどのように使っていますか? 購入を考えている人に向けて、オススメの機能を紹介してください。

鄧氏 やはりメインカメラで自撮りができることが気に入っています。大勢で撮影するとき、誰かに頼まなくてもジェスチャーでシャッターが切れるのも便利です。ぜひ、自由なスタイルでの撮影を楽しんでください。

――ありがとうございました。

 

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