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背面ライトは健在! 手軽価格の「Nothing Phone (2a)」クイックレビュー

ASCII.jp / 2024年3月20日 12時0分

Nothing
Nothing Phone (2a)

◆間もなく発売の「Nothing Phone (2a)」 ◆背面デザインはやっぱりカッコイイ!

 Nothingから登場予定の最新モデル「Nothing Phone  (2a)」の実機に触れることができたので写真を中心にレビューをお届けしよう。

 背面のLEDライトが光るインターフェースが特徴のNothingのスマートフォン。その最新モデルが「Nothing Phone  (2a)」だ。チップセットにはMediaTekのDimensity 7200 Proを搭載し、前モデル「Nothing Phone (2)」のSnapdragon 8+ Gen 1よりスペックを引き下げた。そのぶん価格も安く設定されており、日本での販売価格はメモリー12GB、ストレージ256GBの構成で5万5800円となる(8GB+128GBモデルは4万9800円)。ディスプレーは6.7型AMOLED(2412×1084ドット)、リフレッシュレートは120Hzに対応する。

Nothing
6.7型ディスプレー搭載のミドルハイレンジモデル

 なお、今回は発売前のモデルを簡単に触る機会ができた。撮影時の待受画面はAndroid汎用のものとなっているが、製品版ではNothingのテーマで販売される。ちなみに筆者の居住する香港ではすでにNothing Phone (2a)が家電量販店などで展示さているので、下の写真を参考にしてほしい。

Nothing
香港の家電量販店に展示してあったNothing Phone (2a)のブラックモデル

 Nothing Phone (2a)は従来モデルと比べて背面デザインが大きく変わった。カメラはデュアル仕上げだが背面中央上部に配置。LEDライトもカメラ周りだけ、本体上部だけと数が減少した。それもあって背面デザインはかなりすっきりした印象を受ける。

Nothing
背面デザインは大きく変更された

 本体サイズは約76.32×161.74×8.55mm、重さは190g。右側面に電源ボタン、左側面にボリュームボタンのデザインは変わっていない。ボタンの色は黒となっている。重量は前モデルの201.2gより軽量化され、初代「Nothing Phone (1)の193.5gに近くなった。実際に持ってみると、軽くなったと確かに感じられる。

Nothing
重量は若干軽量化された

 カメラは5000万画素の広角と超広角を横に並べている。最近あまり見ない配列だが、ベース部分を円形のバックにしているのは、中国系メーカーのカメラ強化モデルに近いデザインだ。

Nothing
カメラを並列配置する独特のデザイン

 本体下部のインターフェースはUSB Type-C端子とSIMスロットという一般的なもの。透明パネル下に見える背面の基板やパターンが少なくなったため、左下の「nothing」ロゴもより目立つ存在になっている。

Nothing
背面部分の印象はだいぶ変わった

 今回は短時間の使用だったが、Dimensity 7200 ProはSnapdaragon 7 Gen 1をやや超える性能であり、全体的な動作は悪くなかった。5万円台の価格を考えると十分な性能ではないだろうか。バッテリーは5000mAhと大容量で、45Wの急速充電に対応する。

Nothing
ミドルハイレンジモデルとして妥当なパフォーマンス

◆ライトの数は減ったがシンプルでわかりやすい

 OSはAndroid 14ベースのNothing OS 2.5を搭載。Glyph InterfaceはNothing Phoneシリーズのアイデンティティーとも言える機能だ。Nothing Phone (2a)は前述したようにライトの数が大幅に減り、カメラ周りの3本のラインだけとなった。しかし、通知時のライティングやタイマー、Uber Eatsの配送待ち時間通知といった機能は引き続き搭載している。

Nothing
Glyph Interfaceの設定画面

 3本のライトは光量は十分あり、通知もすぐにわかる。3つのライトの組み合わせのためNothing Phone (2)ほど多彩なライティングは期待できないものの、構成が少ないためむしろライティングパターンを理解しやすいかもしれない。

Nothing
3本のLEDライトはシンプルでわかりやすい

 デフォルトでセットされているライティングパターンは10個。個別に細かい設定も可能だ。

Nothing
10個のライティングパターンが用意されている

 実際にNothing Phone (2a)でGlyph Interfaceを使ってみると、本体全体が光らなくとも上部だけでもある程度のことがわかる。また、前の2モデルはライティングを活かすためには透明なケースを使う必要があったが、Nothing Phone (2a)ならカメラ周りだけ透明で、下部側にはカードケースをつける、なんて使い方もできるだろう。残念ながらワイヤレス充電は非対応になった。

Nothing
上部側のライトでも通知はある程度わかる

◆カメラは広角と超広角の2眼でともに5000万画素センサー 実際の写真の仕上がりもまずまず

 カメラは今回、あいにく曇天で簡単にしか試用できなかったが、超広角と広角があれば日常的に困ることはあまりないだろう。デジタルズームの望遠も数倍程度ならSNSにアップするくらいなら十分使える。

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広角+超広角の組み合わせは初代モデルと同等だ
Nothing
超広角で撮影
Nothing
広角で撮影
Nothing
ポートレートモードでボケ最大

【まとめ】価格が下がって購入しやすくなった これを機にNothing Phoneの世界観を体験してみては

 Nothing Phone (2a)は過去モデルより価格が大きく下がり、より買いやすい値段となった。また背面のデザインは唯一無二のものであり、使っていれば目立つことは間違いない。ライティング機能はベーシックになったが、この機能を求めるのであればNothing Phone (2)を選べばよく、むしろ気軽にライティングを体験できるスマートフォンとして新しい楽しみをユーザーに提供できる。日本モデルはFeliCa搭載という話もあり、日本での発売が楽しみだ。

Nothing
Nothingのスマートフォンの世界観を手軽に楽しめる1台だ
 

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