レノボがCore Ultra採用の「ThinkPadシリーズ」2024年モデル14機種を発表
ASCII.jp / 2024年3月26日 11時0分
レノボ・ジャパンは3月26日、インテルの新世代CPU「Core Ultra」を搭載したモデルを含む、「ThinkPadシリーズ」14機種を発表した。
昨年12月にインテルのCore Ultra発表と同時に米国で発表したフラッグシップモデルの「ThinkPad X1 Carbon Gen 12」をはじめ、2月25日にMWCで発表したX12とTシリーズ、3月19日に発表したX13とLシリーズの日本発表となる。
キーボードのアクセシビリティ強化の観点から、ボリュームキーやエンターキーなどに新たにポジションバーを追加し、キーに触れることで位置や機能を理解できる設計となっている。また、「TrackPoint Quick Menu」実装と、WWAN内蔵可能モデルも広がっている。
ディスプレーは全モデルでアスペクト比16:10の4辺狭額縁ディスプレーに統一され、冷却のための排気も底面からに統一されている(着脱式を除く)。
カメラ性能も向上し、TとXは500万画素カメラを標準搭載、X1では、さらなる高画質を実現した 4K(800万画素)MIPIカメラの選択が可能になった。
「赤ポチ」トラックポイント用のボタンなしモデルも ThinkPad X1 Carbon Gen 12 ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9
ThinkPad X1 Carbonは14型の軽量クラムシェルPCでThinkPadのフラッグシップモデルだ。新しいインテルのEVO Edition対応で、CPUは「Core Ultra 7/5」のUまたはHを搭載。
タッチパッドにはハプティック型を選ぶことができ、その場合にはトラックポイント用の物理ボタンが無くなることとなる。物理ボタンは10年前にThinkPadの一部機種でなくなり、その後復活した。タッチパッドしか使わないユーザーには広いパッドのほうが使いやすいからだったが、今回は選べることになる。日本での名称は「3ボタンクリックパッド」と「感圧式クリックパッド」となる。
ディスプレーは最高で14インチ16:10の2.8K(2880×1800ドット)のOLEDで、HDR 500、100%DCI-P3、輝度は400nit、120Hz、ノングレアで低ブルーライトを搭載する。
インターフェースはThunderbolt 4×2、 USB 3.2 Gen1 Type-A(5Gbps)×2、HDMI2.1、オーディオコンボジャックを内蔵。
バッテリーは57Wh搭載でサイズは312.8×214.75×14.96mm、重量は1.09kg。価格は33万3300円からとなる。
「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 9」は、スペックはX1 Carbonと同じで、ディスプレーが360度回転するYOGA型デザイン。画面はタッチとペン入力に対応する。
サイズは312.8×217.65×15.49mm、重量は1.32kgからで、価格は37万1800円からとなる。
13型モバイルもCore Ultraに ThinkPad X13 Gen 5 ThinkPad X13 2-in-1 Gen 5
X13シリーズもCPUに最新のインテルCore UltraのUシリーズを搭載した。両シリーズ共に500万画素カメラを標準搭載し、新たにカメラやマイクの設定に直感的にアクセス可能なTrackPoint Quick Menuに対応している。また、WWANは5Gに対応可能となっている。
ディスプレーは13.3インチ1920×1200ドットで300ニトを搭載。インターフェースはThunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen1 Type-A(5Gbps)×2、HDMI 2.1、オーディオコンボジャックを内蔵。
本体サイズはX13が301.7×214.8×15.95mm、2-in-1が301.7×214.6×16.4mmで、重さは1.13kgと1.21kgから。価格は両モデルともに29万9200円からとなっている。
着脱型2in1もリニューアル ThinkPad X12 Detachable Gen 2
キーボードを取り外すことができる2in1モデルで、CPUはCore Ultraを採用する。キーボードは着脱式ながら、3ボタントラックパッドとバックライトも内蔵する。
ディスプレーは12.3インチで、アスペクト比はタブレット時にも使いやすい3:2を採用し、側面にペンを装着できる。リサイクルマグネシウムや再生材含有プラスチックの採用など、サステナビリティへの対応を強化している。
インターフェースはThunderbolt 4、USB Type-C、オーディオコンボジャックを内蔵。サイズはキーボード込みで283.3×203.5×8.8mm、重量はタブレットが760g、キーボードが340gで、価格は未定。
ユーザーがバッテリー交換可能に ThinkPad T14s Gen 5 ThinkPad T14 Gen 5 ThinkPad T16 Gen 3
TシリーズもCPUにはCore Ultraを採用、T14s/14はディスプレーの上部にコミュニケーションバーデザインを採用した狭額縁モデルで、T14sは軽量、T14は有線LAN端子などインターフェースが充実している。
T14とT16の大容量バッテリーモデルでは、新たに、ユーザー自身でバッテリーを交換可能となった。
インターフェースはThunderbolt 4×2、 USB 3.2 Gen1 Type-A(5Gbps)×2、HDMI2.1、オーディオコンボジャックを内蔵。
サイズ/重量はT14sが313.6×219.4×16.6mm/1.24kg、T14が315.9×223.7×17.7mm/1.3kg、T16が359.7×251.7×23.5mm/1.63kg。
価格はT14sが27万6100円から、T14が24万6400円から、T16が27万8300円からとなっている。
Lシリーズにも16型が登場 ThinkPad L13 / 2-in-1 Gen 5 ThinkPad L14 Gen 5 ThinkPad L16 Gen 1
Lシリーズはメインストリームシリーズで、Core UltraとRyzen 7035搭載シリーズを用意している。
15型モデルのL15は、今回L16となり、16:10の16型ディスプレーを搭載する。L14も16:10となっている。
インターフェースはCore UltraモデルがThunderbolt 4、USB Type-C、Type-A、HDMI 2.1、オーディオコンボジャックを内蔵。L14/16では加えてType-A×2と有線LANを内蔵している。
サイズ/重量はL13と2-in-1が301.7×214.8×15.95mm/1.12kg、L14が313.7×226×18.66mm/1.36kg、L16が357.2×253.4×20.7mm/1.77kg。
価格はL13が24万2000円から、L13 2-in-1が25万8500円から、L14は23万6500円から、L16は22万8800円からとなっている。
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