シャープ、ライカカメラスマホ「AQUOS R9」発表！ 海外展開も

　シャープは、Androidスマートフォン「AQUOS R9」「AQUOS wish4」を発表。それぞれ7月中旬以降、7月上旬以降に発売予定で、国内のほか、台湾・インドネシアでの海外展開も予定している。

最高峰の性能よりも使いやすさを重視した路線を継承 サウンドやデザインにも注力された「AQUOS R9」

　まずはハイスペック機の「AQUOS R9」。高画質なライカカメラを搭載しながら、使いやすさをより重視した「効率重視」のハイエンド機で、「AQUOS R8」と同様の路線の1台と言える。

これまでに無い印象のカメラ部となっているAQUOS R9

　SoCには最高峰ではないものの、それに準ずる高い性能を誇る「Snapdragon 7+ Gen 3」、そこに12GBメモリーを組み合わせることで、高画質ゲームや動画など、データ量が大きいアプリを複数起動しても高い性能となっている。生成AIもサポートし、留守番電話を要約して、自動で表示する機能が利用できる。

　ディスプレーには6.5型で1～240Hzの可変駆動に対応したPro IGZO OLEDパネルを採用。画面の輝度もさらに上がり、屋外での見やすさがアップしたという。

　注目のカメラについては、従来モデルと同様にライカカメラ社が監修。メインには1/1.55型センサーを採用し、HEKTORレンズとの組み合わせ（超広角との2眼構成）。光学式手ぶれ補正との組み合わせで夜間でも鮮明な写真が撮れるとしている。

　サウンドに力を入れたのも本機の特徴。AQUOSスマートフォンでは最大クラスのステレオスピーカーを採用するとともに、ワイヤレスではSnapdragon Soundによるロスレス伝送もサポートしている。

　デザイン面では後述するAQUOS wish4とともに三宅一成氏が監修。三宅一成氏は±0、final、スマートフォンではドコモ「MONO」などのデザインで知られる。カメラ部は丸型でも四角でもない自由曲線がシンプルさとともに存在感を併せ持っている。

シンプルにして、他製品とは少し違うイメージのデザインだ

大型化されて、動画や調べ物にも便利な 新エントリー機「AQUOS wish4」

　続いて、AQUOS wish4はおなじみエントリーシリーズの最新機種。幅広い年代に向けられた製品だが、これまでのAQUOS wishと異なり、動画や調べ物に便利な大画面ディスプレー（6.6型液晶、720×1612）を採用したのが大きな変化。同時に5000mAhの大容量バッテリーで、長時間の電池持ちも実現されている。

国内メーカーのエントリー機ながら大型になった「AQUOS wish4」

　主なスペックは、MediaTek Dimensity 700、4GBメモリー、64GBストレージ、5010万画素カメラ（イン800万画素）、FeliCa、防水防塵（IP68）、指紋センサー（＋マスク対応顔認証）、Android 14など。

　耐衝撃性能にも優れ、MIL規格準拠のテストをクリアしているほか、ハンドソープでの洗浄やアルコール除菌シートでの拭き取りにも対応。また、本体筐体には再生プラスチック材を約60％、サイドキーは再生アルミ材を100％使用するなど、環境にも配慮されている。

公開当初、一部スペックに間違いがありました。お詫びして修正いたします。（5/14 16:30）

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