1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

ニキシー管風「Smart Weather Clock」(天気予報管)を衝動買い

ASCII.jp / 2024年5月11日 11時45分

左が今回衝動買いしたニキシー管風「Smart Weather Clock」

生活を彩るIoTデバイス「Smart Weather Clock」を衝動買い

 10年以上前に某キャリアのマーケティング活動をお手伝いしていたころに、定期的に天気予報サイトをクローリングして通信SIM機能の入った雨傘の位置情報から、雨の降る前に傘の柄を光らせるなんちゃってIoT系のデバイスを企画したりしていた。

 ほとんど同じ構成のシステムで、ひいきのチームを登録しておけばゲームの進行をスコアボードイメージで表示してくれる、フォトフレームのようなデバイスも当時すでにあった。

 2020年以降、コロナ禍のころから急激にIoT系は進化し企業系のアプリやデバイスだけにとどまらずパーソナルな分野でも、楽しくて役に立つ安価なデバイスがさまざま登場してきた。今回紹介する「Smart Weather Clock」もそんなパーソナルIoT製品のひとつ。

 Smart Weather Clockは、高さ8cmほどのニキシー管置時計の1ユニットのような外観だ。Smart Weather Clockを設置する場所をスマホで事前登録しておくだけで、既定のタイムサーバから現在時刻を取得し天気予報サイトから現在位置の天気情報を取得。ガラス系のチューブで保護された1.54インチの液晶画面に、マルチ情報をリアルタイムに表示する便利なパーソナルIoT系デバイスだ。

 パッケージには画面切り替えのためのタッチセンサーと底面にLEDライト付きの丸いベースユニット、液晶表示パネル、液晶表示保護のためのニキシー管風チューブ、駆動電源取得のためのUSBケーブル、取説の5つが入っている。

 組み立ては極めて簡単だ。まず、ベースユニット中央のスロットに1.54インチ、240×240ピクセルの液晶パネルをジョイントする。ジョイントが無事に終われば、液晶画面の保護フィルムを剥がす。続いて内部のアプリケーションの設定作業だ。

 Smart Weather Clockを付属のUSBケーブルで電源に接続し、続いてスマホを操作して設定メニューを表示する。Wi-Fi接続画面で「Smart Weather Clock」を見つけスマホとダイレクト接続して、Smart Weather Clock内部の設定ページにログインする。そして、Smart Weather Clockが常時アクセスするWi-FiルーターのSSIDとPWを入力して、すぐ下のコネクトボタンをタップすれば基本設定は終了だ。

 Smart Weather Clockが自動的に再起動すると、先ほど指定したWi-Fiルーターに接続し設定した通りの天気情報画面を表示してくれるはずだ。画面の表示モードは「天気予報モード」「デジタルクロックモード」「写真表示モード」「アナログ時計モード」「ビットキャッシュ表示モード」「マトリックス風スクリーンセーバーモード」の6種類の表示を、ベースのタッチ部分をタップするごとに順次切り替えてくれる。

 天気予報モードでは、現在地や天気状況アイコン、現在時刻、年月日、気温や湿度と共に画面右下にユーザー設定可能な動きのあるGIFアニメーションを表示できる。時刻表示のすぐ上には、最低・最高気温や風向・風速の表示と共に、現在Wi-Fiネットワーク下でのSmart Weather ClockのURLも順番に表示される。

画像ファイルをアップロードするだけで気に入った写真を表示可能

 筆者宅では「192.168.68.117」が割り振られているので、同じWi-Fiネットワーク下にあるスマホやパソコンのブラウザー画面から同じURLを手入力することで、Smart Weather Clockの設定画面に入ることができる。事後の詳細調整は、いつでもできる仕組みだ。

 設定できる項目は、あらかじめ用意されたGIFアニメーションファイルの選択やスマホやPCからのオリジナルのGIFアニメーションファイルのアップロード、基本機能の摂氏・華氏や時刻の12時間・24時間表示の切替、時刻表示のフォーマット、都市の選択設定だ。

 またフォトモードで、フォトフレームのようにインターバルでループ再生する写真の選択やアップロードもできる。また基本設定である液晶の明るさの設定、アラームの設定、クロックのカラーや夜間モードの設定、ベースのRGBライト設定、デジタルレインアニメーションのカラー設定、NTPの設定などSmart Weather Clockの動作に必要な全ての設定ができる。

 タッチ対応のベースを指先でタップすることで、フォトモードへの移動も簡単だ。たった5枚の写真でもコンパクトなフォトフレームとしてSmart Weather Clockを使えるのは、なかなか楽しいものだ。写真のアップロードも設定画面で「Enter Photo Setting」を選択して目的の画像ファイルをアップロードするだけなので、適時気に入った写真に差し替えることも簡単だ。

 ダイニングテーブルでおおよその設定を終えたSmart Weather Clockは現在、筆者の原稿書き部屋に移動設置して毎日せっせと天気情報を表示してくれている。前述したように同じWi-Fiネットワークの中にいれば、全ての運用設定をスマホやPC経由でリモートでできるので、電源さえ確保できれば設置場所はWi-Fiのエリア内ならどこでも自由だ。Smart Weather Clockは超安価になんちゃってパーソナルIoTをすぐに楽しめるユニークなデバイスだ。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:Smart Weather Clock ・購入:AliExpress ・価格:2496円(税及び日本までの送料込み)

T教授

 日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください